その他の 動植物
昨日の夜から今朝にかけて数センチの積雪があるとの予報だったので、5日の夕方に中庭の餌台に餌を今年初めて用意して置いた。6日の午前中に餌台を確認すると、多少減っていて、庭の端から一直線に大きめの鳥の足跡が確認出来た。まだ、雪が積もると集まってくる30羽ほどのスズメは1羽も姿を見せないので、餌はキジが食べたのだろうと推察した。まっすぐエサ台に向かっているので、今年の春4月まで来ていたキジだろう。
そう思いながら3時過ぎにリビングの窓から外を見ると、雪の上で休憩しているキジを発見し写真を撮った。夕方にかけてはキツネも来るのにと見ていると、案の定キツネが姿を見せたが、すでにキジはそばにある木の中に姿を隠していた。
昨年の冬から今年の春までは、毎日キジのオスとメス2羽、計3羽が来ていたので、後日メスが来る可能性もある。無事に夏を過ごし、雪が降ると同時に例年通り来てくれたのがうれしい。左下の写真は、2023年12月に、その冬初めてやって来たオスの写真。これから4月まで、キジとスズメへの毎日の餌の用意が筆者の日課だ。キツネには年中毎日で、すでに10年近くになり、キジやスズメたちは冬に来はじめて5年ほどになる。過去ブログ:2024年11月里山の身近な鳥や蝶が急減、絶滅危惧種並みの減少率も:2023年12月今年も中庭のエサ台にキジを確認:これから、餌を用意する方も食べる野生たちも、厳しい冬との戦いが始まる。大雪や吹雪も在るだろう。時には、自然は厳しすぎると泣き言も言いたくなるが、みんな元気に春を迎えよう!今は夕方の5時半、気温はー2度だ。今日はキジのメス1羽も来た。早くから来ていたオスは、中庭の木の中で夜を過ごすようだ。
2024年12月9日:朝8時、多少吹雪気味の中、オスがエサを食べていると、餌台のある木の中からメス1羽が降りてきて餌を食べ始めた。時間から見て、2羽とも中庭で夜を過ごした可能性がある。厳冬期をまえに体力をつけたいのか、かなり時間を掛けて餌を食べていた。通常なら昼頃もう一度食べて、3時頃にその日最後の食事をして、木の中に入って眠りに就いたり、古巣へ飛び立つ。天気が悪いので、今晩も中庭に泊まる可能性が高い。まだ今年スズメたちの群れは来ていないが、もうすぐやってくるだろう。スズメたちは朝6時には集団でやって来て、日没前まで食べたり、休んだりを中庭で繰り返し一斉に自分の巣へ帰る。ここ数年、30~40羽と数は変らない。左は、今日確認できたキジのメス。食後、庭の大きな石の上で仮眠している。オスよりかなり小柄だが、気温が低いので羽毛に空気をため込み丸く膨(ふく)れている。今日は1日中0℃以下だった。
長期間にわたる大規模全国調査の一環の結果で、鳥類ではスズメやオナガなどの種が、また蝶類では国蝶のオオムラサキといった以前はなじみ深かった種が、絶滅危惧種認定基準以上の減少率であることが明らかになった。
また、世界自然保護基金(WWF)は生物多様性の豊かさを示す指数が、自然環境の損失や気候変動により過去50年で73%低下したとする報告書を10月10日に発表。生態系は回復不可能な状況に近づいているなどと強い危機感を示した。
気候変動や森林破壊・環境汚染といった人為的要因によって絶滅の危機に瀕している生物は増え続けている。国連・生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)が10月21日から11月1日までの日程でコロンビアのカリで開催された。2つの報告書はCOP16に向けて生物多様性の危機を具体的なデータで示した形だ。参照記事 、、、毎年根雪になるころから春までスズメに餌を与えている。餌の多い時期は1羽も来ないが、冬は毎朝30~40羽が朝6時頃定期的に来て、夕方まで専用の餌箱に集まる。5年前からは、8時から9時頃、キジがやって来て同じ餌を食べる様になった。去年はオス1羽、メス2羽の計3羽が毎朝来て、毎年、春になると来なくなる。天気の悪い日は中庭の木の中で夜を過ごす。今年はどうなるか、、、。特に北海道の冬は、野性には厳しい環境になったようだ。数年前と比べて、カエルの数も減ったように思う。減る一方の自然。人が人工的にでも増やさなければならない時代ではないのか?知り合いの養蜂家は、農薬が原因でミツバチが激減していると言っている。研究機関と言うのは変なもので、調査ばかりで、何の対策も打ち出さず、彼らが絶滅に近いと言う時はすでに手遅れだ。何が本当の目的なのか聞いてみたいものだ。時代は、何を何から守るのか非常にあいまいで抽象的な政治用語と化した「保護」ではなく、人間社会との「共存」を求めていると思うのだが?乱獲と湿原の開発で絶滅と言われたタンチョウツルは、冬場の給餌の甲斐もあり、100年経ってやっと現在1000羽以上に回復した。 過去ブログ:2022年2月猛烈な吹雪で家からも出られない。野性達は元気:2019年5月約100万種の動植物が絶滅の危機に瀕している:2月5日ぶりに戻ってきたキジたちとキツネのママさん:
2024年10月12日、動物たちを乗せてサウスカロライナ州のマートルビーチ空港を離陸した飛行機は、無事にウィスコンシン州ミルウォーキーのジェネラル・ミッチェル空港に到着した。フロリダ州とテネシー州の動物保護施設で保護されていた動物たちは、被害の大きかった南部から移送され、中西部の各地にある8カ所のシェルターに分散して受け入れられる予定だという。彼らを移送したことで被災地のシェルターには余裕ができ、ハリケーンで飼い主と別れ別れになったり、ケガをしたりして保護されたペットたちを収容する余地が生まれたのだ。このミッションは、 Greater Good CharitiesとLucky Dog Animal Rescueの2つの動物保護団体、そしてサウスウエスト航空の協力によって実現した。
この飛行機を操縦していた機長のマシュー・プレビッシュCaptain Mattさんは、「乗客」のひとり、子猫のエイヴリーに夢中になってしまった。機内から奥さんに電話をかけて、エイヴリーを連れて帰ってもいいかどうか、お伺いを立て、奥さんからのGOサインが出たため、マシューさんは正式にエイヴリーを引き取りたいと申し出た。この申し出を受けたスタッフにも、もちろん異論はなかった。早速機内で手続きが行われ、エイヴリーは晴れてマシューさんの飼い猫に。
サウスウエスト航空では、このフライトに先立ち、被災地へ約2.7tの支援物資を届けるミッションも行っていた。物資にはシャンプーや衛生用品、毛布や着替え、シーツなどが含まれていたという。実はこの航空会社は、2012年に発生したハリケーン「サンディ」、そして2017年のハリケーン「ハービー」襲来時にも、今回と同様のミッションをこなしていたそうだ。また、同航空はマクドナルドが運営する、「ロナルド・マクドナルド・ハウス(難病の子供とその家族のための宿泊施設。日本ではドナルド・マクドナルド・ハウス)」への支援も行っている日頃から困っている人や動物に手を差し伸べて来た実績と風土があったからこそ、今回のミッションもスムーズに遂行できたのだろう。以前に、カリフォルニア州のサンディエゴまで64匹の動物たちを運んだ時の様子:pic.twitter.com/3EzQ5SjGPB:参照記事 、、、日本ではまだ、動物シェルターの必要性すら検討されていない。
2024年9月、コロンビア、ボヤカ県Boyacá, Colombiaのトゥンハ市Tunjaで、トーニョ Toño と言う名の犬が必死に救急車を追いかけ続けていた。救急車を追いかけている犬の様子を見たバイクの運転手はドライブレコーダーでその姿を撮影していた。合図に気づいた救急隊はすぐに救急車を停めて救急車のドアを開けると、トーニョはすぐに飛び乗ってきた。
日本ではおそらく許可されないだろうが、国や地域によっては、状況に応じて救急車の中にペットを乗せることが許される場合もある。これまで、ブラジルやペルーなどの南アメリカのケースでは、状況によって飼い犬を救急車に特別に乗せてもらえることがあった。参照記事 英文記事 、、、、イスラエル軍のレバノンでの地上戦で、兵士と共に撃ち殺された軍用犬の映像を見た後のこの映像にほっとした。人が住む環境に居る動物たち。大事にしてやりたい。今日は夕方、家の周りにシカが現れ、草を食べていた。今年はこれから自宅横の大型倉庫の屋根塗装と、依頼された2階建て住宅の全面改修が在る。もう日中でも肌寒くなってきたので、その合間を縫って、外回りの冬対策を始める。まずは、傷んだ道路の補修から、、。
2024年10月20日:昨日蓄熱暖房機のブレーカをオンにした。20日夕方5時半外気温8度、室内17度。室内はTシャツだが、外は無理。朝方は5~6度になる。外気温に連動して蓄熱するので、まだ放熱量は少ない。このまま春まで自動運転か?気温はウクライナとよく似ている。
写真には、ソフトドリンクの棚の間を歩き回り、スパイスの棚によじ登り、新聞スタンドに座るコアラの姿が捉えられていた。
足を止め、店員が差し出したユーカリの葉を食べる場面もあった。
豪メディアの取材に応じた店主のケイリーン・シャーバルさんは、コアラはなかなか帰りたがらず、店の近くの木に戻ってもらうのに「とても苦労した」と語った。10年店を経営する店主も、コアラをこんなに近くで見るのは初めてだと驚いたようだ。 参照記事 英文記事 記録映像 、、、最後は、什器にしがみついたまま外に連れ出されたようだ。殺伐としたニュースが多い中、日本のTVもこうしたニュースを探して流してほしい。今のままでは、世界中がうつになる。ストックホルム大学の研究者(今回の発見にはかかわっていない)によると、氷河期時代の動物の大多数は、皮膚などがなくなって骨と歯だけが残った状態で発見されている。今回のサイのように毛皮や皮膚が残っているのは1万回に1回程度だという。
学術誌に発表された論文によると、毛の生えたサイは背中に大きな脂肪のこぶがあり、毛の色は成長につれて変化していた。毛が生えたサイはシベリア東部に3万年以上前に生息していた。当時の草食動物としては毛の生えたマンモスに次ぐ大きさで、草原の草を食(は)んでいたと推定され、頭には2本の角があり、そのうち1本は非常に大きく、刃のような独特の形状だった。
背中のこぶは最も高い部分で13センチあり、中には脂肪が詰まっていた。薄茶色の毛皮の下には、もっと明るく柔らかい層があった。毛の色はほとんどブロンドといえるほど明るく、研究チームは年齢の違う標本と比較した結果、若いサイは成熟するにつれて毛の色が濃く、粗くなると結論付けた。
ロシアの研究チームがミイラ化したサイをシベリアの河川敷で発見したのは2020年8月。一時的に解凍して毛皮と皮膚、こぶの標本を採取した。体の右側は凍土で保全されて良好な状態で残っていたが、左側は損傷が激しく、天敵の餌にされたと研究チームは見ている。内臓はむき出しになり、腸はほとんどなくなっていた。参照記事 英文記事 英文記事
天皇ご一家 獣医関係者が集うフォーラムにプライベートで出席(TBS NEWS DIG) という小さな映像記事が目についた。右の写真では、まだ幼い頃の愛子様が皇居内の野良猫に餌を与える姿が撮られている。特に皇室が関心を持っているからと言うわけでは無く、野生動物の保護が遅れている日本には、もう少し前向きに取り組んでもらいたいと常に思っている。環境保護が言われて久しいが、動物保護に関して日本は後進国で、若い人がその分野の教育を受けても、就職先が少ないのが現実だ。
市町村には、災害対策と並行しての一時預かりできる施設、恒常的にペットや野生動物、環境の保護、研究を行える施設が在るべきだと思っている。高齢者でも、先の心配なくペットの飼える街が在ってもいいだろう。 其の視点から、河川や森林の在り方、山間部の道路の造り方等が見直されるべきではないだろうか。今でも、開発計画が公表されてから、市民の声で見直しが求められる事例が多く、開発計画段階で地方行政が自発的に専門分野の意見を取り入れるべきだと思っている。いつまでも、国を挙げて土建屋的発想の開発が先行していい時代であってはならないだろう。過去ブログ:2024年6月用水路から抜け出れなくなったカモの親子を救出しない行政:、、、人類は時に思想の違いから憎しみ合い、殺し合いもする厄介な生き物だ。人類が平和を望むなら、まず、人間が持つ、生き物へのやさしさから起きる動物愛護の精神を広めていくべきなのだ。日本の法律や規制のベースは、日本人が持つ社会通念であり、歴史上、日本人は自然を大事にする通念を持ち続けてきた。今の省庁には日本人はいないのか?
アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスのスキッド・ロウから救い出された、ハスキーのベアは、これまで1度も湖を見たことがない。もちろん泳いだ経験もない。そんなベアに熱心に泳ぎの指導をしてくれたのは、先住犬のグレート・ピレニーズのリッチーだ。
リッチーもその毛色が犬種的に優れていないという理由で、ずっと引き取り手が現れなかった犬である。だが今は、飼い主の愛情をたくさんもらって、幸せいっぱいの犬に成長した。そしてリッチーは人間だけでなくどんな動物に対してもやさしく接するようになった。
ハスキーのベアは初めて見た湖に大興奮していた様子だが、リッチーはベアに泳ぎの楽しさを教えてあげることにした。ベアの近くに行ってなにやらアイコンタクトをとると、自分についてくるように促したのだ。最初は水に入ることを躊躇していたベアだが、リッチーが楽しそうに泳いでいる様子を見ると、試してみる勇気が湧いて来たらしい。
恐る恐る水に入ったベアのそばを離れず、リッチーは常にそばで支え続けた。 すぐにベアは泳げるように。泳ぎながらガチョウを追いかけたり、ちょっと遠くに行ってみたりと楽しんでいる。その様子を見守るリッチーもうれしそうだ。そうして2匹は思う存分水泳を楽しむと、一緒に岸に上がってきた。ベアの表情、とても幸せそうに見える。参照記事
スキはチリ初の漏水探知犬で、水道会社「アグアス・アンディーナス(Aguas Andinas)」の社員たちを手助けしている。その強力な嗅覚で干ばつにあえぐチリの水漏れ対策に貢献してきた。同社の担当者によると、スキは今年に入ってから既に550キロ以上移動し、1万8000人分の年間水使用量にあたる、1000件以上の水漏れを発見したという。訓練士は「スキのマークは特別です。きちんと漏水している場所の上にしゃがんで、ごほうびのボールを待つのです」と話した。参照記事
牧草地の春撒いた乳牛用の草の刈り取りも終わり、急に何もなくなった牧草地を、キツネが不思議そうに歩いていた。夕方、キツネ4匹と遭遇した。恐らく今年生まれて親離れ間近い子ギツネ達だったと思う。その親は、我が家の周りを縄張りにするキツネの可能性があり、その一匹の毛色に見覚えがあった。狩りの仕方でも教えていたのか?
専用の車両で刈ってしばらく天日干しした枯草を、大型のオランダ製の車両で大きな塊にまとめるのだが、驚くほど速いが、全ての干し草を丸めて搬出するまでに2日掛かった。またすぐに、草は同じ根から成長するので、今年の秋、10月下旬から11月ころにもう一度収穫する。
午後時間が空いたので、インターネットで色々映像を見ていたが、どうしても戦争の映像に行ってしまい、随分と生々しいのを多く見た。そんな時、全く無関係な古い映像が目についた。ペンギンの集団から一羽が、割れた氷の上に取り残されそうになったが、なんとか助かった映像だ。映像のペンギンは自力で助かったが、戦場で、はぐれたロシア兵士は、執拗にドローンに追われ、哀れな最期を遂げている。
ロシア兵には後方からの援護射撃も無く、突撃を繰り返す様子は哀れでさえあり、戦車にしても兵士にしても、多くは敵に向け一発も撃つことも無く命を散らしているように見える。
ロシア軍には負傷兵を救護するシステムも無いようで、地上兵は無線機も持っていない。突撃に際し、一個の手榴弾が与えられ、動けなくなったらウクライナ兵を巻き沿いに自爆しろと命令されたと、捕虜になったロシア兵が語っていた。
例え何とか部隊に戻れても、戦線離脱で督戦部隊や指揮官に処刑されると言う。戦場で動けなくなり、ライフルや手榴弾で自決するロシア兵が多い。ウクライナ兵にも起きていた。戦争は悲惨だとしか言いようがない。ロシアの傭兵(マーセナリー:Mercenary)部隊、ワグネルのプリゴジンが逃亡兵は殺すと言っていたのとなんら変らない。 映像:ロシア兵の自決:残酷なシーンが多いので閲覧注意:
長い事ロシア軍は死傷者数を公表していないが、ウクライナ軍によれば、侵略以降50万人以上とされている。それでも開戦時、ロシアは死傷者を一時公表したが、あくまでも遺体を引き下げた正規軍兵士のみのカウントで、傭兵や、行方不明者はカウントされていなかった。
クリミア半島で多くロシア兵が投降しているが、この地域のロシア兵は、元々ウクライナに住んでいてロシアのクリミア占領で強制的にロシア軍に徴兵された人が多く、結局クリミアでは、ウクライナ人同士が戦っているのだ。この地域のロシア兵(ウクライナ人)への扱いはひどく、任期を終えても帰還が許されず、当然、傷の手当ても食料補給も不十分で、結果的にウクライナ軍への投降兵が絶えないと言う。一説には、クリミアのロシア兵の3分の一に相当する約3万人が、投降、もしくは行方不明だと言われている。ウクライン軍はビラをまき、投降を促している。 映像:最近のウクライナの攻撃:
道端で誰かが困っていたら、進んで手を差し伸べる。それが人間じゃなくて動物だったとしても、ためらいなく自然に行動できる、そんな誰かのおかげで今日もまた一つの命が救われた。日本の無知な行政では、してはいけないことらしいが、、。過去ブログ:2024年6月用水路から抜け出れなくなったカモの親子を救出しない行政:
カモノハシが見つかったのは、交通量のかなり多い道路脇だったという。通りすがりの住人は、棲み処から遠く迷い出て戻れなくなってしまったこのカモノハシを救うため、すぐに行動を起こした。幸いなことに、地元にはBWSという野生動物保護のプロたちがいた。住人はすぐにBWSに通報し、カモノハシを彼らに託したのだ。
検査の結果、ペリーと名付けられたのは若い雄のカモノハシで、健康状態は全体的に良好であることが確認された。
BWSのチームが彼を水路まで送り届けると、ペリーは足早に水の中に入り、嬉しそうに泳ぎ去ったという。それから数日後、BWSはペリーが再び自然の生息地で元気に暮らしていることを確認した。カモノハシはクチバシを持ち卵を産んで育てるという、極めて珍しい生態を持つ哺乳類である。珍しいのはそれだけじゃない。オスは蹴爪に毒を持っていたり、蛍光色に光ったりと、その生態が知られれば知られるほど、進化の謎が深まる生き物なのだ。現在、彼らの生息数は、人間による開発の影響もあり減少を続けているという。 参照記事 英文記事 参照記事:珍獣カモノハシに新たなる奇妙な特徴を発見。体が蛍光色に光ることが判明(米研究):
、、、相変わらず行政は野生動物保護の解釈を間違っている。過去の記事「今年も水路にはまった“ウリ坊”手を出せないはずの野生動物を行政が「助ける」判断、、」を参考に書けば、弁護士法人・響 徳原聖雨 弁護士は「落ちた場所が自然の公園の中ではなく人工物だということがポイント。人工物になると行政としては管理する責任が問われる。例えばウリ坊がそこにいることによって何か支障が生じる、安全管理の責任が問われかねないので、行政としてはできることをやった。鳥獣保護管理法の規定からすると、やっとのことで自治体として苦渋の策として助けることができた」と述べている。こんなことが苦渋の判断だと言う行政の態度がおかしなことだ。
例えそこが自然な場所であっても、困った動物を保護できる社会システムのできる事を切に願う。それが、日本の社会通念に沿った在り方だと思う。無知な行政判断と責任逃れで仕事をしないのは、公務員の質の低下と言えるだろう。野性の子育ても助けない、動物の命にも関心が無い行政に、人間の少子化対策を言う資格は無い。馬鹿な社会になったものだ。
山間部に道路を造る際、道路下に人工的な「けもの道」となる小さなトンネル(アニマル・アンダー・パス)や橋(アニマル・オーバー・パス)を設ける事も徹底されていない。衝突事故を防ぐため、野生の移動を妨(さまた)げない為にも必要だ。人間が野性たちを追い詰め、孤立させているケースが多いのではないか。 過去ブログ:2024年5月野生動物と生物多様性:5月ベルギーで500年ぶりにオジロワシが誕生:4月アライグマはとんでもないものを洗っていたと春が来た中庭:1月野生動物や環境へ対する米国の対応:1月今日の中庭のキジたち:2022年9月人や野性たちとの出会いを求めてと野生たちの写真:2021年12月「アニマル・アンダー・パス」「アニマル・オーバー・パス」けもの道:7月野生動物に迅速な保護の米国 日本は?:2015年1月クマ対策でオオカミ犬でパトロール :参考;生物多様性とは・意味:
キツネは、車にひかれてこの病院に運ばれてきたそうで、2本の足を骨折していた。治療を行っている間に、目が見えないことに気が付いたという。このまま野生に返しても生きられないと判断した獣医はキツネに「パンプキン」と名付け、家族に迎え入れることにした。獣医は他に2匹の犬を飼っているそうで、動物病院に出勤する時には、2匹の犬とキツネのパンプキンを一緒に連れて来るという。
キツネは賢くて犬と猫を両方合わせたような特性を持つことから、ペットにしたいと考える人もいるが、犬や猫に比べると飼育難易度が高く、しつけも難しい。だがプロの獣医師ならば知識も経験も豊富なので十分にケアをしてあげられる。キツネの話題を出すと寄生虫の「エキノコックス」を心配する声が上がるが、イギリス、ノルウェー、スウェーデンなど、ヨーロッパの一部の国ではエキノコックスと狂犬病の根絶に成功しているそうだ。参照記事
、、、、我が家の周りを縄張りにするキツネ;左も、パンプキンほどは慣れないが、最近はすぐ目の前に来て、こっちが話しかけるのをじっと聞いている。但し、周りに筆者以外の人の気配がすると警戒して寄ってこない。少し前、TVのニュースで、キツネがまるで伝染病を持っているような言い方をする人が居て腹立たしかったが、まだ多くの人が誤解している。欧州では、狂犬病と同じく、行政が寄生虫の「エキノコックス」を撲滅した。筆者から言わせれば、日本の行政が怠慢なのだ。 参考映像:信号待ちをするロンドンのキツネ:参照記事:イギリスで信号待ちをするキツネ、信号が青に変わると道路を渡る:過去ブログ:2024年5月中庭のキツネとハチ:
2023年の秋、ベルギーの西フランドル地方にあるデ・ブランカールト自然保護区De Blankaart nature reserve in West Flanders,Belgiumで、オジロワシのがつがいが柳の木に巣を作り始めた。そして2024年4月18日、無事に1羽目のヒナが孵化したことが確認された。なんとベルギーでは500年ぶりのオジロワシの誕生になるそうだ。
オジロワシは半世紀前、ベルギーで繁殖行動が見られなくなり、現在では渡りの途中、ベルギーを通過する際に見られる希少な鳥でという位置づけになってしまっていた。しかし最近では施設などで繁殖させたオジロワシを再び自然に戻す再導入計画がヨーロッパ各国で進められていた。政府も本腰を入れて彼らの保護に乗り出し、巣の周囲を立ち入り禁止都市、違反したものには500ユーロ(現在のレートで約8万4,000円)の罰金を科すことを決めた。
ヨーロッパでは20世紀、農薬の使用増加により、その数が激減したオジロワシだが、現在では害を及ぼす農薬の使用は禁止されている。さらに各国で再導入プログラムが実施され、ドイツでは1990年に確認されたつがいは160組だったが、2010年には700組にまで増加しているそうだ。
約6000年前からヨーロッパにおいて象徴的な存在であったオジロワシは、その骨が人間の遺骨とともに儀式的に埋葬されていたことで知られている。
オジロワシとは、翼を広げると2m以上になるビッグサイズの猛禽類である。冬になると繁殖のために渡りを行い、日本の北海道や東北北部などでも姿が見られることがある。北海道全体で越冬する数は約1,700羽で、そのうちつがいは約140組だそう。中には渡りをせずに、年間を通して北海道で過ごす個体もいるようだ。徐々にではあるが、生息数を増やし、居住する範囲を広げつつあるオジロワシ。彼らは生涯同じ相手を伴侶として過ごすんだそう。野生での寿命は、平均でも20年以上とのこと。参照記事 英文記事 、、、欧州での激減が農薬が原因だったと初めて知ったが、北海道で個体数が増えているのはうれしい事だ。今日はきれいにした排水溝でカエルが泳いでいた。
そんな時、札幌市の公報2024年Vol:770が届き、生物多様性の特集で、数ページをさいて色々と市民向けに生物多様性の重要性を説明している。相変わらず教科書的な、ステレオタイプの記事であり、行政として積極的に何かをすると言う内容では無い。
中に右の様な記事もあるが、筆者は毎年冬の間スズメやキジなど中庭に来る鳥たちに餌を与えている。北海道の場合、積雪時期になると、渡りをしない鳥たちの一部は明らかに餌が取れず、毎日朝から中庭の餌箱に群がり、雪が融け暖かくなるとピタリと来なくなる。そんな事がもう5年も続いている。当然だが、鳥たちの来ない期間は餌は置かない。恐らく鳥たちは、草木が芽を出す時期になると近間で餌を調達できるのだろう。住宅密集地でこれを行なえば、近所に迷惑を掛ける事もあるだろうが、広い場所に一軒ぽつんと住む筆者は、今後も続けていく。これが筆者には共生だと思うからだ。人間も自然の一部であり、人間社会を優先し、動物を下に見る意識では、日本の生物多様性の実践も動物愛護、共生も本物ではないだろう。多くの誤解をばらまき、無策、無知を自己弁護しているに過ぎない。
長い観察から、野性たちにも個々に個性が在り、環境の変化にも合わせて逞しく生き、時には人間に順応してでも生きて行く知恵もある事を知らされた。時に不当な扱いを受けたり、単なる遊びで殺されても、そうやって彼らは生き残ってきたのだ。そんな彼らに、一片の浅い知見や思い付きで、その種すべてに同じ決めつけをするのは良くない。まずは、彼らがこの国に生まれ、今まで生き抜いて来た事に敬意を払う接し方が在るべきだ。野性にまで、いじめや少子化が在ってはならない。
公報にも共生の重要性が書いてあり、多くの生き物が姿を消したと嘆くのであれば、積極的な共生も必要なのではないだろうか?もちろんケースバイ ケースだが、何も与えるなとの決めつけはよくない。根釧原野のタンチョウヅルが生き残れたのは、餌が無くて大変だと言う一人の農夫の思いだった。
キツネに関しては、これまで幾度もブログに書いてきたので説明は省くが、我が家を縄張りとするキツネは当然野生だが、いつの間にか住宅地域に囲まれた林などに孤立して住むキツネ達で、広大な山里に住むキツネとは異なる環境で生きていると、筆者長年の観察で理解している。付き合い方に関しては、野生動物保護の団体とも協議して行っている。野性生物にとって良い環境とは、安全で必要な食べ物が得られることで、人間も同じだ。それが困難になる環境の変化は、気候も含め人間が招いたものだ。
春から使わない農地を利用してハチの巣箱を置く予定だったが、農薬の為と思われる原因でハチが大量死し、7月くらいまで様子を見る事になった。この事の様に、生物多様性の原因の主なものは人間の無知と無計画な開発行為である。人が積極的に助けなければならない時代になっており、ただ傍観していては多様性は維持できない。「野性は自然に任せておくのが良い」と言うのは、人間の勝手な詭弁でしかない。
雪が積もると来るキジが、数年前2羽だったのが3羽になり、今年は4羽になった。こんなうれしい事は無い。元気な姿が又見れるように、無事に夏を過ごしてもらいたい。過去ブログ:2024年2月猛吹雪も止み、中庭に平穏がもどった:1月札幌ドカ雪とキジ。米東部、ウクライナ、日本西海岸が大雪予測: