南米チリの鉱山事故図解
南米チリchileからの報道によると、同国北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山San Jose mine in Copiapoで2010年8月5日に起きた落盤事故で、ピニェラ大統領は22日、閉じ込められた33人全員が、事故から17日がたった今も地下避難所で生存していると述べた。大きならせん状に延びた坑道7kmの奥、地下約700メートルの地中に掘り進んだドリルを引き上げたところ「33人は避難所で元気でいる」との手書きのメッセージが付いていたという。この試掘はすでに7回失敗し、8回目に成功した。避難所に水の備蓄や通気孔があったため、17日間にわたって生存が可能だったとみられている。避難所が深い場所にあるため、救出にはさらに4カ月程度かかる見通しだが、その間チューブを避難所に差し入れて水や食料、酸素を供給する。地元テレビは、避難所に届いた遠隔操作のカメラに写った男性の映像を放映した。生存者は1日2スプーンの缶詰のマグロ、ひとすすりのミルク、48時間つどの半分のビスケットで耐えているが、すでに各人の体重は7~8キロ減少していると推定されている。
2010年9月17日:
閉じ込められている作業員33人を救うための穴の一つが9月17日、避難所に通じる坑道に達した。到達した穴は直径約30センチで、今後、作業員が通れる約26インチ66cm幅にまで拡張する。予定より早く重要な第一段階が終了したことで、現場
では早期救出の期待が一層高まっているが、予測では救出にはまだ6週間はかかる。坑道の拡張には、地下に落下する数トンのガレキを地下で取り除く作業が必要になり、閉じ込められた33人にも過酷な作業が待っている。現在、現場では「A計画」と「B計画」の二つの救出用穴が同時に掘り進めら
れている。先に到達したのは既存の直径約10センチの物資供給用穴を拡大する「B計画」の穴。米シュラム社製のT130という空圧式の 巨大掘削機で今月五日に掘削を開始し、二週間弱で目標地点に到達した。これまで、すべてが順調に行けば「11月初旬にも救出可能」との見方を示していたゴルボルネ鉱業相は17日、AP通信に「予定よりも順調に進んでいる
」写真は700mの地下で到達を喜ぶ工夫たち。 右下は米国製掘削機T130.

