2026年5月23日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の間で、トランプ米政権の対欧州軍事政策を巡る混乱が広がっている。トランプ(Donald
Trump)大統領が今月、欧州駐留米軍5000人規模の削減方針を示した直後、一転してポーランドへ追加で5000人を派遣すると表明したためだ。度重なる方針転換に、加盟国の外交・防衛当局者からは困惑と不信の声が上がっている。トランプ氏は今月5月上旬、ドイツ駐留部隊を中心に約5000人規模の兵力削減を進めると表明し、米政府はポーランドへの部隊ローテーション停止や、ドイツへの長距離ミサイル部隊派遣中止なども進めており、欧州では「米国が安全保障上の関与を後退させる」との懸念が強まっていた。右図は、2025年12月時点での欧州での米軍駐留兵士の数 参照記事 。
ところがトランプ氏は5月22日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「ポーランドに追加部隊5000人を送る」と突如発表した。背景には、親米姿勢を示すポーランドのナブロツキ(Karol
Nawrocki)大統領:左との関係強化があるとみられている。これにより、実際の欧州駐留米軍総数は大きく変わらない可能性があるものの、事前調整を欠いた突然の方針変更に同盟国は振り回されている。
スウェーデン南部ヘルシンボリで開かれたNATO外相会合では、各国外相から困惑の声が相次いだ。スウェーデン外相は「非常に分かりにくく、対応が難しい」と述べた。一方、ラトビアなど東欧諸国は「現時点では部隊態勢に変化はない」と比較的冷静な姿勢を示したが、水面下では米国の信頼性低下への懸念が広がっている。
米国内でも混乱が生じ、米国防当局者の話しとして、「我々も何が起きているのか分からない」と報じた。削減方針に対応するため、NATO軍司令部や各国軍は既に代替計画の策定を進めていたためだ。米軍再配置はロシアへの抑止力に直結する問題であり、頻繁な方針変更は同盟全体の防衛計画にも影響を与える。
ルビオ(Marco
Rubio)米国務長官は22日、「欧州駐留米軍は最終的に減少していく」と認めつつ、「これは懲罰的措置ではなく、世界規模での戦力再編の一環だ」と説明した。しかし、トランプ政権はNATO加盟国の防衛負担不足を繰り返し批判しており、欧州側では「米国第一主義」に基づく同盟軽視との見方も根強い。現在、欧州には約8万人の米軍兵士が駐留している。ロシアの脅威が続く中、欧州各国は防衛力強化を急いでいるものの、米国の不透明な姿勢はNATO内部の結束に新たな亀裂を生みつつある。参照記事 英文記事 英文記事

、、、国境を接するバルト3国がロシア侵略の警戒心を強め、特にエストニアがロシアへの制裁を求める中、トランプ氏が地政学的に駐留軍をポーランドへ配置転換したことは、筆者には妥当に見える。それが、バルト3国やウクライナへでは余りに直接的脅威とロシアが取るだろうから。過去ブログ:2026年5月ゼレンシキー氏、和平に関するやりとりの再開を期待:
事は単純に、ポーランドがトランプ氏が満足する防衛負担を提示したからではないのだろうか? こんな協約が突然簡単に決まるわけがなく、決定までにそれなりの時間が経過した結果であるはずで、ロシアでさえも事前に知っていたのでは筆者は思う。すでにフィンランドでは、防衛力強化に米軍が協力している。ロシア軍の総兵員は約120万人以上で現在約60万人が戦場へ配置され、すでに約120万人以上が死傷し、ウクライナ侵略でのロシア軍の戦死者は2026年初頭時点の各機関の推計で、約20万人から32万5,000人に達したと言われている。プーチンは現在、総兵力150万人を目指して徴兵に躍起になっているという。 参照記事 映像記事:マラ・トクマチカ…ロシア最大の屈辱とは?:ロシア最強部隊が前線突入〜その時ウクライナは二万五千のロボットを動かした:

一方ロシア軍は5月19日から21日にかけて侵略の脅威への備えとして、同盟国のベラルーシに核弾頭を搬入し、核兵器の使用を想定し6万4000人以上を投入した演習を行っている。参照記事 そのほか、演習期間中、核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射も行われた。潜水艦からのミサイルはロシア北西部の海域から、カムチャッカ海域へ向け発射された。参照記事
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、、、、ひたすら軍事的優位性で外交のマウントを取ろうというプーチンを危険視するのが自然で、ウクライナへ侵略を仕掛けておいて、自国への脅威を言うプーチンの暴論には呆(あき)れるが、スターリンから引き継いだDNAのなせる結果とみれば納得できる。参考映像:兵力10倍・戦車2500対ゼロ──それでもソ連が勝てなかった理由|冬戦争の真実:スターリンは2週間もあればフィンランドを占領できると侵攻し膨大な損失を出した。この結果ロシア軍の弱さを知ったヒトラーにロシア侵攻を許す結果を招いた。この歴史を肯定するロシアが、21世紀にもウクライナ侵略を行った。そしてポーランドが、エストニアが「明日は我が身か?」と思ったとしても何の不思議はない。当時スターリンはヒトラーに脅威を感じ、フィンランドを防衛のために緩衝地帯にしようとした。今プーチンは、同じ脅威をNATOに感じウクライナに攻め入った。 映像:なぜソ連100万の大軍は人口300万の小国に大苦戦したのか|マイナス40度の白い死神の全記録:

