ロシアは米国と欧州間でグリーンランドをめぐる緊張が高まる中、トランプ(Donald Trump)米大統領がデンマーク自治領グリーンランドの「獲得」を推進した事に喜びと含み笑い、そして慎重な姿勢を同時にみせている。一部のロシア側の見解は、トランプ氏の動きを歴史的で、西側の分断を歓迎してきた立場と符号すると評価し、EUやNATOを弱体化させ、一部は、ウクライナ戦争への関心をそらす効果を持つと露骨な利害誘導に利用している。
プーチン(Vladimir Putin)大統領も過去に、米国が19世紀にもグリーンランド獲得を模索した歴史があることを指摘し、ラブロフ(Sergey Lavrov)外相はデンマークによるグリーンランド支配を「植民地主義の名残」と表現し、グリーンランドは本質的にデンマークの一部ではないと主張しているのは、国際社会の大半が違法とみなしているクリミア併合との類似性を強調する狙いがあるとされる。また、露内親クレムリンのコラムニストらは欧州側が小規模な軍隊を派遣している様子を嘲笑し、欧州の無力さを強調している。

一方で露内の一部論者は、グリーンランドは鉱物資源が豊富で、北極圏の戦略的要衝であるため、米国が進出することは逆にロシアの安全保障、北方艦隊や地域戦略、経済に悪影響を及ぼすとの懸念も示している。露の保守派政治家や軍事評論家の間には、トランプ氏の動きをNATOの解体や西側連携の弱体化へとつながる契機とみなし、ロシアが米欧の対立を自身の外交・安全保障戦略に利用しようとしていることを示すとの指摘もある。参照記事 英文記事
、、、、個人的見方だが、グリーンランドの行方がどうであれ、中国は図の赤いライン(NSR:Northern Sea Route)を利用してのロシア、欧州間の経済活動が現状で可能であり、トランプは盛んにロシアの進出による安保、軍事的プレゼンスが脅威だというが、監視体制だけであれば、現状の米軍駐留と宇宙からで十分であり、本音は資源開発なのではと思っている。
恐らくだが、この島の埋蔵資源に関して調査積みで、それに興味を持つ資源開発メジャーの提言に沿った目論見ではと思っている。実際には、もっと複雑な思惑があるのだろうが、、、。トランプ政権への当てつけか、最近、意外にも中国との経済活動を強化する方向へ転じたカナダの思惑が気になるところだ。参考記事:カナダ、トランプ関税後の新貿易秩序に布石 中国などと協定加速:映像記事:どうやってデンマークはグリーンランド全土を手に入れたのか?:

現アメリカでさえ、精製以降の工程を中国に結構委託しているとか。鉱種によっては放射性廃棄物の処理まで必要になってくるとか。これらが全てコストとなる。