
スペイン南部southern Spainで現地2026年1月18日夜、高速鉄道の列車と別の列車が衝突する事故があり、少なくとも39人が死亡、数十人が負傷した。死者の1人は国鉄の運転士(27)とされる。同国における列車事故としては、過去10年以上で最悪のものとなった。救急当局によると、これまでに負傷者122人が治療されたが、子ども5人を含む48人が病院に残っている。そのうち成人11人と子ども1人は、集中治療室で治療を受けているという。救助隊によると、事故によって列車がゆがんでいるため、生存者および遺体を外に出すのが困難な状況だという。その後、死者40人、負傷者約300人、数十人が行方不明の記事もある。参照記事 衝撃で一部の遺体は100メートル以上吹き飛ばされたという報告も在り、死者は増える見通し。
マラガを午後6時40分に出発したマドリード行きの北へ向かう高速列車 the train left Málaga heading north to Madridが、約1時間後の午後7時40分ごろ、コルドバ近郊 の町アダムス付近Adamuz near the city of Córdobaの直線区間で脱線し、隣の線路に乗り上げた。映像記事では午後7時39分事故発生。その後、その線路を南方向に時速約200キロで走行していたマドリード発ウエルバ行き Madrid to Huelvaの列車と衝突。その列車の先頭2両がはじけ飛び脱線した。オスカル・プエンテ運輸相は、ウエルバ行きの列車は衝突の衝撃で土手に押し込まれたと説明。また、死傷者の大半はウエルバ行きの列車の先頭車両に乗っていた人たちだと付け加えた。
マドリード行きの高速鉄道の列車を運行していた私鉄イリョIryoによると、この列車には約300人が乗っていたという。一方、ウエルバ行きの列車は国営鉄道レンフェRenfeが運行し、車内には乗客約100人がいた。イタリアの鉄道会社フェッロヴィエ・デッロ・スタートItalian rail company Ferrovie dello Stato の広報担当がロイター通信に話したところでは、事故に関係した高速鉄道の列車はフレッチャ1000型a Freccia 1000で、最高速度は時速400キロに達するという。参照記事 英文記事 英文記事 参照記事 、、、これまでもスペインでは、鉄道事故が多発している。スペイン鉄道公社(Adif)によると、約4,000kmに及ぶ線路網を有するスペインの高速鉄道ネットワークは欧州最大規模であり、中国に次ぐ世界第2位である。英文記事

2026年1月20日:ロイター通信が関係筋の話として伝えたところによると、初期調査で故障したレール継手が列車事故の鍵となる要因と特定された。同通信社によると、技術者はレール区間の接合部
(フィッシュプレート:Fishplate)に若干の摩耗 を確認identified some wear。この摩耗から、故障が以前から存在していたことを示していると説明した。国鉄列車は2022年に製造され、最終点検は今年1月15日に行われていた。
事故が発生した線路も新設されたもので、昨年5月に7億ユーロ(約607億円)を投じて全面改修されたばかりだった。しかし問題点は残っており、スペインの列車運転士組合は昨年8月、鉄道運営会社アディフrail operator Adifに対し、衝突事故が発生した線路を含む線路の著しい摩耗について警告する書簡を送付し、昨年10月、鉄道労組は線路上の事故を回避するため、政府に速度制限の要請を行っていた。
スペイン鉄道安全庁(AESF)の記録によると、2006年以降、年間42件から98件の重大な鉄道事故が発生しており、2007年と2023年にそれぞれ98件と77件で最多を記録した。これらの年は特に踏切事故と人身事故の発生数が顕著に高く、同機関は、2024年の事故件数が77件から57件へと大幅に減少した主な要因は、衝突事故や脱線事故の減少ではなく、こうした種類の事故の減少によるものであると指摘している。2024年、スペインで発生した事故の5件に1件は脱線事故によるもので、EU平均の4%の5倍に達した。一方、同国における踏切事故やその他の人身事故の割合はEU平均を下回っている。 一方、欧州委員会の発表によると、2024年にスペインで発生した鉄道事故による死者は約18人で、これは鉄道線路1,000kmあたり約1人に相当する。これによりスペインはEU内で鉄道死亡事故率が最も低い国の一つとなっている。 英文記事

