2026年1月9日の報道で、ベネズエラVenezuelaで著名な人権活動家の釈放が報告されるなど、暫定政権が政治犯や外国人を含む多数の受刑者の釈放を進めていることが明らかになっている。これは8日、国会議長が国内外の多数の受刑者を近く釈放すると発表したのに続く動きであり、同日のうちに初の釈放確認例として人権活動家の釈放がスペイン政府筋および野党筋から報告された。ベネズエラ国内では野党や人権団体が長年にわたり政治犯の釈放を求めてきた。写真は、ベネズエラ、首都カラカス、野党指導者でノーベル平和賞を受賞したマチャド氏 Maria Corina Machado(中央)と支持者たち(AP通信)。筆者は、マチャド氏は米国へ避難し、現在帰国準備中と確認している。
スペイン外務省は、すでに5人のスペイン国民が釈放され出国準備を進めていることを歓迎する声明を出し、今回の動きを「ベネズエラが新たな段階に入るための前向きな一歩」と評価した。
この釈放は、米国がマドゥロ(Nicolas
Maduro)大統領を麻薬・テロ関連の容疑で拘束・国外移送したことによる政治的混乱の渦中で行われている。米国上院は8日、ベネズエラへのさらなる軍事行動を制限する決議案を賛成多数で可決、米国内でも同国情勢への影響が広がっている。一方、トランプ氏(共和党)とその支持者はこの決議案に強く反発し、トランプ氏は賛成した共和党議員を非難し、「国家安全保障を弱体化させる」と主張した。ベネズエラのディオスダド・カベージョ内務相は7日、ニコラス・マドゥロ大統領が拘束された際の米国の攻撃で少なくとも100人が死亡し、同等の人数が負傷したと述べた。
ベネズエラのロドリゲス(Delcy Rodríguez:マドゥロ政権で副大統領だった)暫定政権大統領代行:左は、就任後初めての演説でアメリカをけん制し、「ベネズエラを統治している外部勢力など存在しない。ベネズエラが治めているのです」と述べ、マドゥロ氏の拘束を、米国の誘拐だと非難し、ロドリゲス氏は「ベネズエラの大統領はマドゥロ氏ただ一人だ」とし、米国に全面協力する意思がないことを示している。また、ロドリゲス氏や、その兄であるホルヘ・ロドリゲス国会議長、パドリノ国防相、カベージョ内務相といったマドゥロ氏の側近らは、現時点で米国への協力姿勢を示していない。彼らが友好国である中国、キューバ、ロシア、ベラルーシ、トルコなどへ亡命するか、国内でゲリラ戦を誘発し、事態が制御不能な形で悪化する可能性も否定できない。
一方、、今もマドゥロ氏の側近が暫定政権体制を維持していることについて、野党指導者で去年のノーベル平和賞を受賞したマチャド(Maria Corina Machado)氏:右 は批判を強め、アメリカのCBSテレビのインタビューで、暫定政権大統領代行のロドリゲス氏について「無実の人たちを弾圧してきた中心人物の一人」と非難し
たうえで、「誰も彼女を信頼していないので、とても難しい状況にいると思う」と主張している。参照記事 参照記事 映像記事 参照記事 過去ブログ:2026年1月米国のベネズエラ石油入手計画の理由と課題:1月中国の約10兆円のベネズエラへの融資の内、約3兆円は焦げ付くのか?:
、、、素人目にも、ベネズエラを舞台に米中露の覇権争いや国内体制の対立が予想でき、中米、カリブ海諸国(13か国)を巻き込む可能性もある。ここ30年というもの、アメリカは繰り返し武力で外国の政権交代を実現しようとしてきたが、その成績は悲惨だ。イラクはアメリカによる2003年の侵攻後、流血の大惨事が続く場所になった。アフガニスタンでは、国造りのために20年の歳月と数十億ドルを投入したにもかかわらず、2021年にアメリカが撤退すると、その蓄積はわずか数日で崩壊した。
トランプ政権は間違いなく、キューバも視野に入れている。アメリカ外交を推進する国務長官は、両親がキューバ系アメリカ人のルビオだ。ドナルド・トランプはヴェネズエラを再び偉大にすると言ったが、民主主義については語らなかった。彼は、2025年にノーベル平和賞を受賞したヴェネズエラ野党指導者のマリア・コリナ・マチャドが国を率いるべきだという案を退けた。参照記事 、、、トランプ氏、今年6月で80歳になる。
コメント
2. Posted by 甲東 2026年01月10日 14:21
タコ爺が石油業界とお話し合いを持った。各社とも、大きく変わらない限り、ベネズエラは投資に値しない、と言っていると。さて、大きく変えるかな・・・泥沼へ。
しかし、こういうのを密議、陰謀というのだろう。
しかし、こういうのを密議、陰謀というのだろう。


仮に右派政権が出来ても、それで終わらないのが中南米です。アメリカとしては、それなりに静かで、それなりに言うことを聞いてくれれば大御の字でしょう。
それよりグリーンランドが見もの。