b3c644e8ロシア大統領府(クレムリン)は2025年12月1日、東部ウクライナの主要な軍事物流拠点であるドネツク州のポクロフスクPokrovskと、ハルキウ州のヴォフチャンスクVovchanskを制圧したと発表した。

ロシアとの和平案を巡り米国と協議を続けるウクライナに対し、さらなる圧力となる。

道路と鉄道の要衝で、侵攻以前には約6万人が居住していたポクロフスクは、ここ数か月の間、ロシアからの激しい攻撃の標的となり、先月、ウクライナはロシアの攻撃を防ぐために特殊部隊を含む増援部隊をポクロフスクに派遣。しかし、同時頃数百人のロシア兵が市内に入ったという。

FireShot Capture 465 - (JPEG11月30日、無能だとして更迭(こうてつ)のうわさが絶えないロシアのワレリー・ゲラシモフ参謀総長Russia's chief of the General Staff Valery Gerasimovがプーチン大統領に、ポクロフスク(旧名クラスノアルメイスクKrasnoarmiysk,)とヴォフチャンスクの解放を報告し、その後ロシア国防省は、ロシア兵がポクロフスクの中央広場で国旗を掲げる様子を映したとされるビデオを投稿して勝利を公表したが、ウクライナ軍も同地域での戦闘で大勝利を収め、戦闘は継続中と公表した。

ロシアの言う通りなら、ポクロフスクの制圧により、ウクライナ側の他の前線への補給線が複雑化し、ロシアがさらに北や西へ進軍するための足がかりを得ることになる。また、近隣のウクライナ軍駐屯地がロシア軍に包囲される危険性もある。

一方、ヴォフチャンスクVovchanskは、2024年5月以来、戦闘によって壊滅的な被害を受けていた。 ロシアのアンドレイ・ベロウソフ国防相は、今回の占領を「勝利への重要な一歩」と称賛した。参照記事 米国に拠点を置く戦争研究所(ISW)のデータをAFPが分析したところ、ロシア軍は先月、2024年11月以来、ウクライナで最大の進撃を果たしたことが明らかになっている。英文記事 

img_5a61ca941dFireShot Capture 460 - Ukraine Int、、、ロシア軍がポクロフスク地域で一部村落を奪還したのは事実のようだが、巧みな戦術でウクライナ軍が攻撃の手を緩めていないのも事実のようだ。プーチンは、如何に大損失を出そうとも、東部占領地を拡大せよという厳命を出しているのだろう。

英文元記事The Moscow Timesの様だが、このメディアは現在オランダに拠点を移し、 ロシア政府(クレムリン)に対し批判的な論調を持つ、独立系のメディアとして知られ、ロシア当局により「外国の代理人」に指定された後、2024年7月には「好ましくない組織」に認定され、ロシア国内での活動が禁止されている11月30日に投稿されたポクロフスク周辺の戦況図では、下左のようになっていた。写真は、ポクロフスク市街地。 過去ブログ:2025年12月追い詰められる世界第2位の軍事大国ロシアとトルコの動向

FireShot Capture 459 - Russians Liber_筆者の保存データでは、11月25日前後にロシア軍がポクロフスク全域を制圧したとされ:右図、それをゲラシモフ参謀総長がプーチンに11月30日に報告したのは記事から読み取れるが、それはすでに古い情報だった。これをロシア大統領府が12月1日に軍事的勝利として公表したと言う流れではないか?

現実には、ウクライナ軍が25日以降30日までにロシアの制圧地域を奇跡的に奪還したとされ、それは上の11月30日の戦況図が示している。つまり、ロシア側の数日遅れの古い戦況公表の為に、同じ時期、地域でロシアとウクライナが共に自軍が優勢だと公表する結果になったと想像する。もちろんだが、ロシア側がわざと自軍が優勢だとの虚偽を公表した可能性もある。いづれにしろ、クレムリンは、自軍の最前線の把握も瞬時にできない状態の様だ。

FireShot Capture 464 - 現地映像(ドニプロ捕虜)12月2日のボグダンの映像戦況解説では、ドニプル方面イワノフカ Ivanovka, Dnipropetrovsk Oblast, Ukraineで一個小隊に等しい19人のロシア兵が投降した内容が紹介されている。そのうち一人はウクライナ人で、契約兵なのかなどは不明。この小隊は物資、食料支援も無いまま小さな村で漂流していた。

契約兵には月給5000ドル約80万円が支給される契約だが、実際に支払われる例は希で、入隊時にキャッシュカードも上官に没収され、90%近い死亡率で、契約は無意味に近く、契約金596c8dfbは、上官の懐に入っているとも言われている。また投降後、捕虜交換でロシアに戻っても、投降した兵士は裏切り者として、また戦場へ送り込まれると言われ、この扱いは、スターリン時代と同じだと説明された。戦死すれば遺族に5万ドル約800万円が払われる規定だが、消息不明として払われないケースが多いとされる。記録映像:降伏するか…それとも—— ウクライナ兵の地上攻撃:過去ブログ:2025年11月プーチンの妄想の原点は?:11月ウクライナで拘束の北朝鮮兵2人、韓国での生活を懇願と独裁国家の横暴

プーチンは12月2日時点でも、ウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシクについて、ロシア軍が完全に制圧したと表明。ポクロウシクは特別な重要性を持つ都市で、目標達成に向けた主要な拠点になると語っている。参照記事 ウクライナの最新地上攻撃映像 



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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