Fuel_Crisis_in_Russia_WorFireShot Capture 280 - images (JPEG Image,2025年10月末の記事によれば、ウクライナのロシアの製油所をターゲットにしたドローン攻撃が勢いを増している。英国の団体Open Source Centreによれば、今年8月初旬から10月下旬までの期間にウクライナ国境から2000キロメートル(約1200マイル)圏内に所在するロシアの製油所Oil refineriesが60回以上攻撃され、9月は31回を数えた。記録映像:右上の地図は、2025年8月に限ったウクライナの石油施設への無人機攻撃 英文記事:ロシア各地でガソリン不足やGSの閉鎖が相次ぎ、価格が高騰している。英文記事
3d3b0847ロシア全土38カ所の製油所の実に25カ所が攻撃対象となり、ウクライナ国境から約1300キロメートル(約800マイル)離れているレニングラード州キリシ Kirishi, Leningrad Oblast製油所Oil refinery(原油処理能力40万バレル/日量でロシア第二位の規模)やロシア西部リャザン(リャザニ)Ryazan製油所(同38万バレル/日量でロシア第三位の規模)といった大規模な製油所が複数回の攻撃に晒されている。製油所のみならず、ポンプステーション、貯蔵設備、石油輸出ターミナルといったエネルギー施設、弾薬庫、兵器工場、軍施設に対してもウクライナはドローン攻撃によりダメージを与えることに成功。
f9240f27また最近では、ウクライナ軍は国産巡航ミサイル「ネプチューン
R-360 Neptune cruse missiles ,を使用し、ロシア・ブリャンスク州Bryansk oblastの軍需工場「エレクトロデタリ」Elektrodetal Plantを精密攻撃した。
ロイターの試算によると今年9月末までにロシアの製油能力の約21%(140万バレル/日量)が停止したとされ、ダメージの度合いはさらに増している可能性がある。
ドローン攻撃が劇的な成功を収めている理由として、二つの要因があげられる。一つ目は、ウクライナによる「ドローン攻撃の航法や誘導技術の高度化」だ。ロイターの報道によれば、ウクライナが国境を越えて行うドローン攻撃の航法および標的設定には複数の手法が用いられている。主な方法の一つは、ドローンが搭載されたカメラを使い、地上の地形を事前に読み込まれた地図と照合する「目視航法」である。この方法は衛星電波を利用するGPS誘導とは異なり、ロシアの電子戦システムによってハッキングされたり妨害されたりすることがないという。

93d5d2e0 もう一つの一般的な方法は、GPSに代表される妨害信号を遮断するよう設計された高度な衛星航法アンテナの使用である。これにより、ドローンは妨害や混乱を受けることなく、宇宙空間の衛星から自身の正確な位置情報を受信し続けることが可能とされる。

 作戦には通常、爆薬を搭載し標的に鋭角かつフルスピードで突入するよう設計されたドローンが20~30機ほど投入されるが、状況に応じて、ロシアの防空網を消耗させるために、少数の囮ドローンが先行して飛ばされるという。ドローンの編隊がさらに大規模になることもあり、ゼレンスキー大統領は10月初旬の記者会見で、「1回の作戦で最大300機のドローンが投入された」と述べた。

FireShot Capture 278 - (3) rocket squad D-Day最近激戦が続くポクロフスクPokrovskでのウクライナ軍は、自分たちでロシア軍から鹵獲(ろかく)したロケットを改良して実戦攻撃で使用しているとの映像記録:Rocket Squad D-Day: Ukraine's Missile Defence of Pokrovsk | Frontline | Daily Mail が在る。其の射撃ポイントを決めるにもGPS情報や自家製ドローンを駆使して正確に行われている。奪ったロケットには、旧ソ連製、北朝鮮製、イラン、イラク製、パキスタン製等が確認されている。囚人や金目当ての寄せ集めの兵士のロシア軍には到底不可能な芸当で、ウクライナ軍が、「粘り強い」と評価さFireShot Capture 279 - (3) TOP Ukrainian Secret Weapoれる所以(ゆえん)だろう。この映像は、英国メディアDaily Mailの特派員が現地取材したもので、少し古いが、かなり貴重な映像だ。英文解説はCCで日本語訳が読める。その他、ウクライナ軍は、多くの兵器を自作している 映像:ウクライナの秘密兵器: 過去ブログ:2025年10月冬を前に、ウクライナ軍が占領地深部へ大規模空爆か?と露経済の低迷:10月死者63万7000人、得た領土1%未満。プーチンの過ち、元司令官らが語る:10月ロシア国内の状況を語るAshiyaさんとウクライナのミサイル攻撃:9月最近のウクライナドローンの大戦禍とロシア軍の想像超える腐敗:9月ウクライナがクリミアのロシア軍を長距離ドローン攻撃と孤立するロシア:9月ウクライナが武器輸出国へ 一方ロシアは食料輸入国に転落:8月モスクワから320kmの火薬工場爆発::6月最新の戦況映像と、なぜカザフスタンは戦闘準備態勢強化に?:一方ロシアも、試験段階の新兵器を公表している。過去ブログ:2025年10月原子炉搭載、事実上無制限飛行ミサイルの試験成功に狂喜する独裁者

k2r2qdzl56itne9xvshqFireShot Capture 273 - Putin’2025年11月3日:ウクライナ軍のシルシキー総司令官は11月1日時点で、ロシア軍の激しい攻勢が続くポクロウシクPokrovskにて、侵入したロシア兵を掃討するための作戦が継続していると報告し、同司令官は、「(東部)ドブロピッリャDobropillia突出部での領土の解放と掃討を続けている。ポクロウシクは維持している。ミルノフラードmyrnohradも維持している。現在の複雑な条件下においては、部隊間の効果的な連携と、設定された任務の調整された遂行が極めて重要であることを改めて強調する。同地帯の防衛は、追加の部隊、兵器、機材、特に無人システムと無人航空機によって支援されていく」と伝えた。ポクロフスクでの、大量の兵員を送り込んだロシア軍とウクライナ軍の戦闘を、決戦decisibe battleと書いている記事もあるが、まだ結果は出ていない。  ウクライナ側からの映像 ボグダン映像記事:過去ブログ:2025年11月ウクライナ情報部が報じた、ある、市民殺害指揮官への報復と東部の戦況:映像:映像によるウクライナの歴史1991-2025年ロシア戦争犯罪の実態は?ウクライナの子ども連れ去り“黒幕女性”の素顔クピアンスクKupianskでの戦車戦で、露軍大敗

FireShot Capture 280 - images (JPEG Imag2025年11月4日最新戦況映像 では、ウクライナ軍はポクロフスクへ、ヘリにより特殊空挺部隊を送り込み、ロシア軍を包囲殲滅したと報道されている。またもロシア軍は大損失を出したようだ。映像中のクチェリフ(クチェリウ)・ヤール Kucheriv Yarは、ドブロピリャ(Dobropillia)近郊に位置し、戦略的な拠点であるポクロウシクから約40kmの距離にあり、地図で探すのも苦労する程小さな村。

FireShot Capture 281 - (3) Ukraine's BRUTAL Pロシア軍は2025年8月11日にこの村を占領したが、ウクライナ軍は反撃作戦を開始し、ロシア兵50人以上が投降し2025年10月22日に村を完全に解放した。解放時、村の人口は推定140〜150人だった。この辺一帯はポクロフスク地区と呼ばれ、現在ウクライナ軍は、上図のオレンジ色のロシア支配地域へ、広範囲に攻撃を行っている。

戦況を見ていると、ロシア軍は無理な突撃で一時的に進撃、奪還に成功しても、貧弱な装備と食料、武器弾薬の補給路を断たれて包囲され、最悪全滅する戦況が続いている。ある記事では、小さな村に入ったロシア兵は、市民を家から追い出し、家にあるものを食い漁ったと言う。捨て石扱いのロシア兵は、戦う前に、飢えている状況の様だ。一方でロシアは、ウクライナ兵5000人を包囲したなどの発表を繰り返しているが、国際的な監視団体は全て嘘の内容だと断定している。筆者から見ても、ここ数年で、ロシア軍が戦勝した作戦は何も無い。 参照記事 参照記事 記録映像  

FireShot Capture 283 - Fron右下の戦況図を11月2日に掲載した記事は、ウクライナ軍はドブロピリャDobropillia近郊で大規模な反攻を開始し、孤立したロシア軍の包囲網を計画的に排除し、複数の村を解放した。ロシア軍最高司令部が崩壊の規模をようやく認識した時には、必死の機械化部隊による反撃は壊滅的な損失を招くだけで、ロシア軍はこの攻防戦だけで1,200名以上の死傷者を出し、車両155台を失った。図中の右は、ロシア軍の、この戦闘での損失を表示している。ロシア兵士自身が撮影したビデオには、倒れた戦友が散乱する果てしない野原や道路が映っており、ドブロピリアDobropillia付近でのロシアの全方位防御が崩壊したことの壊滅的な証拠となっているという。映像:Operation completed: 1,200 Russians killed, 155 vehicles destroyed, 55 km² liberated

ウクライナ北部Yunakivka in Sumy Oblastで包囲され孤立したロシア兵:ここでのロシア兵は、兵站を断たれ、退却も出きず、飢えの中、ウクライナの無人機攻撃と砲撃で死を待つばかりになっている。映像記事:人間扱いされないロシア兵 異常なほど内部腐敗のロシア軍 Russia’s Military is FALLING APART... Frontline Madness and 80-Year-Old Bombs:、、ロシア軍には、すでに約18万人の元囚人が最前線に送り込まれていると言う。




nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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