FireShot Capture 253 - 航空機メーカー「サーブスウェーデンの航空機製造メーカー「サーブ SAAB 」社は、ウクライナによる戦闘機「グリペンGripen」150機の獲得に関する将来の契約の一貫で、最終組み立て工場を開設する容易があるという。サーブ社のミカエル・ヨハンソンMicael Johansson最高経営責任者は、ウクライナとの間の100~150機の「グリペン」獲得契約は、サーブ社の「グリペン」製造ニーズを倍増させることになると述べた。同社はすでにブラジルで年間約20~30機のグリペンを製造できる体制に投資しているが、それでも足りなくなる見込みだという。同社はこれまでに、スウェーデンに60機、ブラジルに36機、タイに4機の最新型「グリペン」を販売しているという。
FireShot Capture 256 - Saab Ey同氏はその際、「戦時下では容易ではないが、少なくとも最終組み立てと試験のための設備、できれば一部の部品の生産も、ウクライナで行えるようになれば素晴らしい」と述べた。写真左:Swedish Prime Minister Ulf Kristersson and Ukrainian President Volodymyr Zelensky walk past a Saab JAS39 Gripen
8051e551ウクライナは、すでにオランダなどから米国製の戦闘機「F16」:右を複数受け取っているが、「グリペン」の方がウクライナのニーズにより適しているとみなされている。その理由として、フィナンシャル・タイムズは、「グリペン」は、「F16」と異なり、ロシアとの戦闘を想定して開発されたものであり、一般道路からの離着陸が可能で、整備の柔軟性が高く、要件も少ないためだと伝えている。
752deef7映像:ウクライナへの供与なるか?:映像は2年前の物だが、当ブログでウクライナがグリペン導入を検討していると記録したのも、下記の2023年8月のブログが最初だった。また、ウクライナヘは、フランスが戦闘機「ミラージュ2000」供与を表明し、すでに配備されている:写真右。
e8080117 hhgfクリステンション首相Swedish Prime Minister Ulf Kristerssonは、この契約の将来の資金調達についてEU諸国の首脳たちと協議しているという。
サーブ社のヨハンソン氏は、その資金源の選択肢の1つとして、首脳たちが合意した場合の凍結されたロシア資産の一部の利用を挙げた。現時点では、その多くを保有するベルギーが抵抗し、同首相は、スウェーデンがどの程度の資金とリスクを負担するのか、どの部分を各国が分担できるのか、どの部分を没収されるロシア資産から利用できるのか。これらの点はまだ完全には明確ではない」と説明した。参照記事 英文記事 過去ブログ:2025年10月スウェーデンが、約100機のジェット戦闘機をウクライナへ供与:9月ロシア軍がポーランドに続き、ルーマニアへも軍事挑発 NATO軍始動:7月ウクライナ全土に猛爆のロシアとF-16パイロットの殉職:6月最新の戦況映像と、なぜカザフスタンは戦闘準備態勢強化に?:2月自衛隊はウクライナに対して自衛隊車両約30台を追加提供と国際支援:2024年12月フィンランド地元大衆紙のクリスマスの記事から翻訳と欧州の対露政策:11月西側がロシア攻撃で方針転換 ロシアはICBM?発射で威嚇2023年8月ウクライナ軍の南部での戦況とウクライナのEEZとF162014年5月平和中立スウェーデンの武器販売:、、、今後ウクライナがNATOに加盟しようがしまいが、ウクライナが欧州防衛の最前線になるのは避けられないようだ。

nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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