
英警察は2025年10月26日、誤って刑務所から釈放された、性的暴行の罪などで有罪判決を受けたエチオピア出身の難民認定申請者ハダシュ・ゲブレセラシェ・ケバトゥ Ethiopian Hadush Gerberslasie Kebatu受刑者(41)を拘束し、彼は、10月24日の誤釈放から48時間後にロンドン北部で逮捕された。英首相はX(旧ツイッター)で、ケバトゥ受刑者が国外追放処分となると述べ、「何が起きたのかを明らかにするため調査を命じた。二度と同じことが起きないようにしなければならない」と記した。彼は12か月の刑期を、31日終えただけで釈放され、汽車でロンドンへ向かった。其の後手続きのミスに気づき、警察は彼を捜索していた。上の写真右は、釈放直後の、路上監視カメラの映像と思われる。英文記事
英国へ小舟で上陸したケバトゥ受刑者は先月、14歳の少女と成人女性に対する性的暴行の罪で拘禁1年の判決を受け、性犯罪者Sex Offenderで服役していた。この事件は、英国各地の難民認定申請者を収容するホテル前での抗議デモの引き金となった。写真は、英ロンドン北東部エッピングで行われた、難民認定申請者を収容しているとされるベルホテルの閉鎖を求める抗議デモ(2025年8月8日撮影)
英紙テレグラフによると、ケバトゥ受刑者は誤って仮釈放対象の受刑者として分類され、76ポンド(約1万5000円)の釈放手当まで支給されたという。ケバトゥ受刑者は英イングランド東部チェルムスフォードChelmsfordの刑務所を出ることに戸惑い、ためらっていたという。ある配達員(筆者:今回ロンドンで接触した通報者と思われる)は、ケバトゥ受刑者が「非常に混乱した様子」で、何度も刑務所に戻ったものの、職員に追い返され、駅へ向かうよう指示されたと語っていたと証言した。

彼は10月26日、ロンドンのフィンズバリー公園に居るのを一般人の通報者により確認され、同日午前8時半、ロンドンのメトロポリタン警察に逮捕された:写真右。Kebatu was found by Metropolitan Police officers in London’s Finsbury Park after a search at about 8:30 a.m. on Sunday
英スカイニューズは、通報者と思われるその配達員の話として、「彼は『どこへ行けばいい? 何をすればいい? 』と彼にたずねていた。動揺し、ストレスを感じているようだった」と伝えている。参照記事 英文記事 参照記事:難民申請中に14歳少女を暴行した性犯罪者を誤って釈放 英法相「がくぜん」:過去ブログ:2025年10月移民問題、放置すれば犯罪増加に結び付く:10月不法移民一時的急増で対策不足の英政府に批判 年間では減少も、産業に異変が:、、、第一報では状況が不明だったが、筆者が調べた結論は、刑務所の完全なミスだった。日本なら、仮釈放でも所在地の報告義務など、いろんな制約があると思うが、随分と乱暴な扱いだ。こんな扱いではすぐに生活に困窮し、また犯罪を犯すだろう。違法入国者が、ミスとは言え仮釈放後も英国内に、そのまま居られると言うのもおかしな話だ。映像:イギリス国内は大混乱...移民政策の末路とは!?:

