
2025年10月22日未明、ウクライナ首都キーウKyivでは、22日未明のロシア軍によるミサイルと無人機の大規模攻撃による負傷者数が21名に増加している。死者は2名が出た。また、22日朝同国東部のハルキウKharkivを無人機で攻撃した。現時点までに死者が2名出たことが報告されている。ロシア軍は、22日夜にもキーウを自爆型無人機で攻撃し、23日朝の時点で、8名が負傷、内2名が重傷を負っていることが判明している。
ウクライナのゼレンシキー大統領とスウェーデンのクリステション首相は22日、航空能力開発分野協力意向書に署名を行った。ゼレンシキー大統領は、スウェーデンのサーブ社工場でのクリステンション首相との共同記者会見の際に、
今回の協力意向書は、約100機のスウェーデン国産の高性能戦闘機「グリペン」の供与の可能性を開くものだと発言したと、ウクルインフォルムの特派員が伝えた。ゼレンシキー氏は、「グリペン」は強力な航空プラットフォームであり、様々な課題の遂行を可能にするものだと指摘した。過去ブログ:2025年6月スウェーデンの対露対決姿勢強化とウクライナのサイバー攻撃でロシア混乱:スウェーデンNATO加盟決定と周辺のカリーニングラードやモルドバ:
これ以前にスウェーデンは2024年11月22日、ウクライナの長距離ミサイルとドローンの大量生産のための重要な資金を割り当てる計画を発表している。また、スウェーデンは多数の艦船や静かなエンジンを搭載した潜水艦などを含め、機動性のある艦隊を有しており、現状でもフィンランドとスウェーデンがバルト海の幅広い沿岸部を監視していることから、この2カ国がNATO加盟となった現在、NATOがバルト海においては主導的な位置に立っている。ちなみに、ノルウェーとデンマークはすでにNATOに加盟している。過去ブログ:2024年11月西側がロシア攻撃で方針転換 ロシアはICBM?発射で威嚇:映像:
最近の戦況:夏季攻勢でポクロフスクPokrovsk奪還に 、最大11万人の兵士、500両の戦車かなる大軍を投入したロシア軍は歴史的な大敗を喫し、映像記事によれば、8月21日以降最近までに、ロシア軍のこの作戦での死者は8400人以上、負傷者は、捕虜124人を含む5400人とウクライナ側から報告されている。兵站路を破壊されたロシア兵が、食料、弾薬の枯渇から孤立した結果と言われている。過去ブログ:2025年10月死者63万7000人、得た領土1%未満。プーチンの過ち、元司令官らが語る:
2025年10月31日:2025年10月30日の映像記事では、ロシア軍はすでに1年以上ポクロフスクPokrovsk攻め続けるも成果を挙げれず、残っている村民1200人が避難を試みるが、ロシア軍から攻撃を受け孤立し、村民が殺害されていると言う。現在も、守るウクライナ軍の8倍の兵力を向けているが、ロシア軍は村を奪還できていない。
ロシア軍は8月、ポクロフスク北部のドブロピリアDobropillia付近でウクライナの防衛線を突破し、依然としてウクライナの支配下にあるドネツク地域の西部地区に最大10マイル(約16km)の進撃を行い、プーチンは、この付近やポクロフスクの制圧を盾に、トランプ氏との交渉でロシア軍の優位性を強調したかったようだが、これまでにない、バイクと歩兵による急速な大進撃は大損失の末に失敗に終わったと記事は述べている。英文記事 
