この映像記事の元タイトルは「【史上最悪の代償】死者63万7000人、得た領土は1%未満。プーチン最大の過ち、元司令官が語る「敗北の真実」」27分45秒 で、最近多い、ステマや巧妙なフェイク映像記事かと思ったが、死者63万7000人が死傷者を誇張した表現かもしれない可能性以外、筆者がこれまで確認してきた事実や情報と整合する内容で、目を通すに値する映像と判断した。映像は、泥沼化するウクライナ戦争の裏で、クレムリン内部から漏れ始めた衝撃的な「敗北の告白」を記録したもので、プーチン大統領に最も忠実なはずのプロパガンダ専門家、そして前線の元司令官たちが、なぜロシアは敗北しつつあるのかを自らの言葉で語る。 公式発表の裏で隠されてきたロシア軍の甚大な消耗戦の実態と、プーチン政権を揺るがす権力システムの内部崩壊。彼らの軍事分析と戦況分析は、この現代戦がロシアにとってアフガニスタンの再来となりつつあることを示している。これは西側からの視点ではなく、ロシア人自身による敗北宣言とも言える。
主なポイントは、 • 内部からの告白: なぜクレムリンの専門家たちが「ロシア 敗北」を口にし始めたのか? • 恐るべき代償: 63万人以上の犠牲を払いながら、得た領土は1%未満という消耗戦の現実。 • プロパガンダの崩壊: 国営テレビが放送した国防省の嘘と、稚拙な情報戦の実態。 • プーチンの誤算: プーチン大統領が描いた短期決戦のシナリオは、なぜ悲惨な泥沼化を招いたのか? • 経済的打撃: 経済制裁とエネルギー安全保障への攻撃がもたらす地政学リスク。、、

、、、、映像では、ロシア海軍に関する事が省かれているが、ロシア支援国だったイランが、米国の経済制裁とイスラエルの攻撃で衰退し、ロシアがシリアの海軍基地、地中海での覇権を失った事で、ロシア極東艦隊の黒海への派遣が不可能になり、また、バルト海もスウェーデン、フィンランドなど周辺加盟国により海、空共に厳重な警戒網が敷かれ、そこでの自由な航行が不可能に近くなったことがロシアの軍事的、経済的孤立化を確実にしたと筆者は見ている。表向き、ロシアとの対決を避けてきた周辺国も、ロシアのいたずら的な無人機での挑発に、今は敵対意識を隠さなくなってきた。
それでもプーチンは、姿も見えないナチが攻めてくるという妄信から、演習と偽って小国に侵略を行い、今も他国の領土奪取に血眼(ちまなこ)で、正に現代のドンキホーテである。これほど非道に、人を殺し、苦しめながら、いづれ戦争が終わっても、自国ロシアの安寧(あんねい)が保たれると思っているなら、プチーンは余程の馬鹿である。 過去ブログ:2025年10月ウクライナ、1700km先へ記録的空爆とロシア軍への攻撃強化の必要性:10月ロシア国内の状況を語るAshiyaさんとウクライナのミサイル攻撃:9月露へ対決姿勢示すポーランド 自国民へベラルーシからの帰国促し国境封鎖:9月ウクライナが武器輸出国へ 一方ロシアは食料輸入国に転落:9月ロシア軍機3機エストニア領空を侵犯 NATO機緊急発進:2024年8月米国のカービー広報調整官が「プーチンは全てを終わらせる事ができる」:
中国がロシアに対し、ウクライナへのミサイル攻撃のための衛星データを提供したとするウクライナの対外情報庁の発表に対し、2025年10月5日、中国外交部報道官室がウクライナメディアに「貴殿の言及された状況を私たちは把握していない」と回答し、「ウクライナ危機(編集注:中国によるロシアによるウクライナに対する侵略戦争の呼称)に関する中国の立場は、常に開かれており、公正、客観的、そして偏見のないものであり、国際社会によって広く認められている」と表現されていた。参照記事、中国衛星に関するボグダン記事 、、
しかし、こんな言い訳をどこの国も認めることは無く、欧州全体では、一帯一路:右図 での中国製品の流入を阻止する方向にある。すでに、中国がロシアの無人機製造に、人的、物的支援をしているのは確認されている。 ボグダン戦況解説映像:2025年10月7日ウクライナ軍がドネツクで“主導権奪還”──ロシアの巨大弾薬庫を精密破壊し、ポクロフスク方面の補給線を完全遮断!ロシア兵1000人戦死、3,000人孤立:過去ブログ:2025年9月最近のウクライナドローンの大戦禍とロシア軍の想像超える腐敗:
ロシア軍は、交通の要衝ポクロフスクPokrovsk方面に一週間ほど前から大規模攻勢を行っていたが、現在ウクライナ軍が攻勢に出て、約3000人を包囲したとある。最近ウクライナのアゾフ軍団が、ポクホルスク北部のドブロピリアDobropilliaからロシア軍を排除したと映像記事は述べている。右図は、ロシア軍が侵攻する前のポクロフスク
の地図で、鉄道、道路の要衝となっており、西のドニプロDnipro方面への進撃を目論むロシア軍にとって重要な拠点なのが分かる。ここだけでロシア軍は、少なくても数万人の戦死者を出したと言われている。全ては、ウクライナ軍の監視の中、装備不足のまま突撃を繰り返した結果だ。
英文記事:Ukraine has successfully slowed Russia’s advance in central Donbas — but at the cost of its defenses elsewhere:は、ウクライナはドンバス中央部におけるロシア軍の進撃を遅らせることに成功した――しかしその代償として、他の地域での防衛態勢が弱体化した、とも述べているが、恐らくこれは、ウクライナ北東部、クルスクKursk,ベルゴロドBelgorodとの国境付近を指しているのだろう。映像:ウクライナのポクロフスク制圧、奪還:ウクライナの攻撃映像:無人機がガス管の中を移動するロシア兵を追い詰める珍しい映像が在る:ウクライナ無人機の活躍 総集編:10月7日のボグダン映像解説では、10月4日のウクライナのロシア領クルスクへの誘導ロケット攻撃が、最新のミサイルシステムやレーダーを破壊する大きな戦果を挙げたと報告されている。背後には、アメリカの偵察支援が本格的に機能し始めたことがあると見られる。
