ウクライナ、ロシアのエネルギー施設への攻撃を強化 日常生活にも揺さぶり(1-2) - CNN.co.jpウクライナによるロシアの製油所への攻撃が急増し、ロシア国内のガソリン価格が記録的な高値に達している。ロシア政府は供給不足に対処するためガソリン輸出を禁止したが、影響を抑えきれていない。ウクライナは無人機による製油所やポンプ場、燃料列車への攻撃を強化。ロシアの軍事力に打撃を与えるだけでなく、ロシア国民の日常生活を揺さぶる狙いもある。夏は自動車の利用や農作業でガソリン需要が最も高まる時期だ。映像記事 

f7d9f7dcCNNによれば、ウクライナの無人機は2025年8月だけで少なくとも10カ所の主要なエネルギー施設を攻撃し、標的となった製油所の処理能力は年間4400万トン以上で、ロシアの生産能力の10%超に相当する。 標的の一つは南部ボルゴグラードにある大手石油会社「ルクオイル; LUKOIL」の製油所だった。CNNは8月14日未明に攻撃を受けた同製油所を地理的に特定し、ロシア国防省も被害を認めた。サラトフ州やロストフ州の施設も攻撃された。ウクライナ軍によれば、ロストフ州の製油所では攻撃から2日以上経過した8月23日も火災が続いている。クリミア半島を含む複数の地域でガソリン不足が報告されている。

ロシア政府は7月にガソリンの輸出を禁止したが、卸売価格はサンクトペテルブルクの取引所では8月だけで約1割上昇、年初からは5割近く値上がりしている。 こうした価格上昇の大部分は消費者に転嫁されており、特に極東地域で影響が大きい。しかし、軍の主な需要はディーゼル燃料であるため、影響は比較的小さい。

ウクライナ当局が先週発表した報告書によれば、ロシア企業は国内の石油不足に対処するため、ベラルーシから緊急に石油を購入しているという。

EU、ロシアの燃ロシアでは、原油の輸出が増加したが、ウクライナはロシアの原油輸出を妨害しようとし、ハンガリーやスロバキアにロシア産原油を送る「ドルジバ(Druzhba=友好)パイプライン」も攻撃対象となった。ハンガリーとスロバキアは欧州連合(EU)加盟国だが、ロシアとは良好な関係を維持している。両国は、こうした攻撃はロシアに打撃を与えているのではなく、ハンガリーとスロバキアに打撃を与えていると訴えた。

ウクライナは長距離兵器の増強を図っており、先週には国産の巡航ミサイル「フラミンゴ」を公開した。毎月200発の生産を目指している。軍事専門家は、精油所の蒸留塔のような脆弱(ぜいじゃく)な標的に対し、フラミンゴは半径38メートル以上に致命的被害を及ぼす威力があると分析している。参照記事 

Bloomberg- Oil flows halt2025年8月25日;8月24 日未明、ウクライナの保安庁(SBU)と特殊作戦軍は、ロシア領レニングラード州のバルト海に面するウスチ=ルーガUst-Luga港の天然ガス処理施設を無人機で攻撃した。暫定情報では、ウクライナの無人機は、ロシア最大の液化天然ガス生産企業であるノヴァテク社のガス処理施設に命中したという。記録映像 ウクライナの無人機攻撃 関係者は、これは今年に入ってからSBUによるウスチ=ルーガ港への2度目の無人機攻撃の成功だとし、1度目は1月初旬に行われたと伝えた。

RusGazDobycha’s BalticNord Stream 2- Why Russia’s pip関係者はまた、「ロシアはこのターミナルを通じて、『影の船団』を使って石油と天然ガスを取り引きしている。SBUによる無人機制裁は、ロシアが戦争遂行のために必要とする外貨収入を減少させている」と語った。同港は、海底ガスパイプラインNord Stream2の基地でもある。  参照記事 

20250824-00050045-yomモスクワのスーパーで、年金生活者のリュドミラさん(65)が沈んだ表情を浮かべた。「食料品に光熱費、どれも値段が上がった。まだ続くと想像すると節約が必要となり、やはり不安」。この1年、リュドミラさんが通う商店などで物価が上がっただけでなく、月7000ルーブル(約1万3000円)だった自宅の光熱費も1000ルーブル上乗せされた。4万5000ルーブル(約8万3000円)の年金は生活費でほぼ消える。苦境をもたらした要因について「政治。国と国の関係」と言葉を選ぶように話した。露統計局によると、7月のインフレ率は前年比で8・8%。伸び率は4か月連続で低下したが、物価の上昇は続いている。特に食料品は前年比で10・8%増で、市民の暮らしを直撃している。 参照記事 *25日時点で、1 ロシア・ルーブル1.84

 



nappi11 at 00:00│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメントする

名前
メール
URL
絵文字