
スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーは2024年9月4日、2030年までに全ての新車を電気自動車(EV)にする目標を撤回すると発表し、新車の9割以上をEVかプラグインハイブリッド車(PHV)とし、残りをハイブリッド車(HV)とする新たな目標を掲げた。参照記事
それまでEV車製造にシフトしていたスウェーデンのボルボ・カーVolvo carsは、2025年6月までの3か月間の決算で、アメリカのトランプ政権による関税措置の影響をうけて、日本円でおよそ1500億円の赤字になったと発表した。、、トランプ政権が輸入される自動車に課している追加関税により、新型車の利益が見込めなくなったことなどから、114億クローナ、日本円にして1700億円余りの損失を計上したことなどが要因だとしている。右は、中国で製造の電気自動車 Ex90( Made in China Ex90 Volvo New Energy Vehicles 650km Long Range Dual Motor 4-Wheel Drive Volvo Ex90 Electric Car )
このメーカーは、アメリカで販売する車のおよそ9割を、アメリカ以外(主に中国)で生産し輸入しているため、関税措置の影響が大きく出た。ボルボは、アメリカ南部サウスカロライナ州にある工場で売れ筋であるSUV=多目的スポーツ車タイプの車種の生産を、来年後半から新たに始めるとしているが、ボルボは今年3000人の従業員を削減すると発表した。参照記事 映像記事 、、、トランプ関税以前に、中国でEV車を製造して自国で、米国で売ろうとした事が間違いの始まりだろう。伝統あるブランドを持ちながら、よりによって中国で製造とは、以前にそれを聞いた時、経営陣は狂ったかと思ったものだ。すでに本国スウェーデンでは、スバルなど日本車が記録的に売れていると言う。中国工場を閉鎖とは書いていないので、今後も中国での製造は続けるのだろうが、ボルボは、XC60 plugin hybrid販売に力を入れ、世界の流れに追い付こうとしている。ドイツなどはウクライナ戦争を機に、自国企業に中国との経済交流を控えろと通達を出した。映像:スウェーデンでスバルが急上昇:

