

米国は、イランの核施設への攻撃が、これまで実戦で使用されたことのないGBU-57A/B MOP(Massive Ordnance Penetrator)超重量対バンカー貫通爆弾で行われたことを確認した。ピート・ヘグセス米国防長官とダン・ケイン統合参謀本部議長 US Secretary of Defense Pete Hegseth and Chairman of the Joint Chiefs of Staff Dan Caineが
2025年6月22日のブリーフィングで語ったところによると、予備的な推定では、攻撃された3つの施設はいずれも甚大な被害を受けたという。
黒煙上がるイラン国内映像 

イランの核施設を破壊する作戦は「ミッドナイト・ハンマー Midnight Hammer:真夜中の鉄槌」と呼ばれた、とケイン氏:左 は語った。それを隠蔽するために、欺瞞作戦が行われた。6月20日、B-2爆撃機の飛行隊がアメリカを離陸した。飛行隊の一部はイランの諜報機関を混乱させるために太平洋に向かって飛行し、攻撃を実行するはずの7機は密かに中東に向かった。
ケインは、これは複数の領域と戦域にまたがって計画され、実行されたものであり、アメリカの好きな時に好きな場所で、迅速かつ正確にグローバルにパワーを投射する能力を反映するものだと述べた。
イランを攻撃するために、アメリカは以下を使用した:
B-2爆撃機による14発の対バンカー爆弾;米海軍原子力潜水艦が発射した20発以上のトマホーク巡航ミサイル; その他多くの精密兵器。合計で、米国は作戦中に75の兵器を使用し、125機の航空機が攻撃を提供した。
イスファハン、ナタンズ、フォルドIsfahan, Natanz, and Fordoにあるイランの核開発施設が攻撃された。後者には少なくとも12発の対バンカー爆弾が命中した。
ヘグセス米国防長官は、作戦が成功したことへの期待を表明した。「戦闘被害の評価は現在進行中だが、議長が述べたように、われわれの最初の評価は、われわれの精密弾薬はすべて、われわれが攻撃してほしい場所に命中し、望ましい効果をもたらしたということだ。国防長官は、「つまり、今回の主要目標であったフォルドウでは、事実上、能力の破壊が達成されたと考えている」と述べた。
不死身のフォルドー工場を攻撃した方法:米国は、フォルドウにあるイランのウラン濃縮工場を攻撃するために、GBU-57A/B MOP(Massive Ordnance Penetrator)対バンカー爆弾を使用した。この爆弾は、地下深くにある施設を破壊するために特別に設計されている。GBU-57はこれまで実戦で使用されたことはない。仕様: 全長:6.2メートル。 直径:0.8メートル。重量:12,300~13,600kg(~30,000ポンド)*地下60mまで達するとの記事もある。

米国のイラン攻撃:6月22日夜、米国はイランの核施設を攻撃した。ドナルド・トランプ Donald Trumpによれば、イランの核開発プログラムは破壊されたという。テヘランはこれを否定し、対応策を準備している。米国はすでに、イランへの攻撃は一度限りのものだと表明している。ニュース映像:
アメリカがイラン攻撃「真夜中の鉄槌」 3000億円爆撃機おとり トランプ氏「大成功」:映像:
イラン攻撃アニメーション:

イランの
神政一致体制の下、約36年間絶対権力として君臨してきたイランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師(86)が率いるアヤトラ政権 Iranian ayatollah regimeを変えることはできない。しかし、米国の攻撃後、イランは、外交では国を守れなかったので、核合意からの離脱を排除しないと述べた。テヘランはまた、ホルムズ海峡Strait of Hormuz,を封鎖することも否定していない。
英文記事 映像記事 過去ブログ:2025年6月
イスラエルがイラン西部アラクArakの重水研究炉の建設現場を攻撃:、、、先にイスラエルが、侵入させた情報部モサドの破壊工作と情報収集、空爆でイランの迎撃態勢を破壊し、米国がとどめを刺す作戦で、B-2ステルス爆撃機によるバンカー爆弾投下は、米軍パイロットでも特殊訓練を受けたパイロットしかできないと言われている。トランプのと言うより、米国防省ペンタゴンのイランの裏を掻いた作戦で、イラン国民の中には、これを機に、暗愚なシーア派独裁政権からの解放を期待する声が多いと言う。
2025年6月24日:ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は23日、米国によるイランへの空爆について「全くのいわれなき侵略であり、正当化できない」と強く非難した。同氏は「これはイランに対する完全に無差別な侵略行為だ。われわれはイラン国民への支援に努めている」と強調した。
参照記事、、、、同盟関係にあるプーチン・ロシアが正当化できないのは当然だが、これを侵略と言うのも筋違いで、イスラエルも米国も派兵していない。ウクライナへ派兵しているプーチンこそが、世界が正当化できない侵略者である。

そのプーチンを支援する中国は同じ穴のムジナだが、中国側は23日、「中国は国際社会に対し、紛争の緩和を促進し、地域の不安定化が世界経済の発展に大きな影響を与えるのを防ぐために、よりいっそうの努力を呼びかける」と述べ、中国外務省の郭嘉昆報道官は、「中国側は、紛争当事者に対し、状況が繰り返しエスカレートするのを防ぎ、戦争の波及を断固として回避し、政治的解決の道に立ち返るよう求める」と述べた。、、、全く他人事だと言いたげな作文の読み上げで、これまでも「対話と協議通じて解決を」と強調しており、今回、米国を名指しで非難していない点が注目される。相変わらず、小さな事には噛みつくが、事が大きくなれば逃げ回る。所詮、裏でこそこそカツアゲするチンピラ国家か、、。
参照記事 参照記事
ドナルド・トランプ米大統領は米東部時間23日午後6時(日本時間24日午前7時)すぎ、イスラエルとイランが「完全かつ全面的な」停戦で合意したとソーシャルメディアで発表した。これについて、イスラエルとイランは、停戦が成立したとは発表していない。イラン国営メディアは、トランプ氏の発表を「主張」に過ぎないとしている。これに先立ち、イランはカタールにある米空軍基地に向けてミサイルを発射したが、この報復攻撃は事前に調整されたもので「イラン国民に対するポーズ」に過ぎないとされる。
トランプ氏は投稿で、停戦は「今から約6時間後(筆者注:米東部標準時24日午前0時頃、日本時間24日午後1時頃)」に、双方の軍事作戦の「縮小」を経て開始されると書いた。また、敵対行為が時間とともに段階的に解消されていくとし、「24時間目には」戦争は正式に終結するとした。また、今回のイスラエルとイランの紛争を「12日間戦争」と呼び、「何年も続き、中東全体を破壊したかもしれなかった戦争だが、そうならなかったし、今後も決してそうならない!」と書いた。参照記事 参照記事 映像:これまでの経過:
2025年6月26日:映像記事:イラン元外交官「イスラエルに破られる」“終戦期限”迎え…恒久的な戦闘停止は実現するのか?:
何かたくらんでいそう。大型バンカーバスターの調達かな。爆撃機、操縦員も傭うか。
ボルトンもだんまり。