国際原子力機関(IAEA)は2025年6月19日、イスラエル軍がイランの原子力施設を空爆し、未稼働の重水炉が被害を受けたと明らかにした。重水炉は減速材に重水を用いる原子炉。重水は軽水よりも中性子を吸収しにくいため、燃料効率が良いという特徴がある。IAEAは声明で、「イスラエル軍はまだ運転を開始していないイラン西部アラクArak(現在名Khondab)の重水研究炉の建設現場を攻撃し、重水炉を損傷させた」と述べた。記録映像 映像記事 イスラエルは事前に、周辺住民に退避勧告を出していたようだ。映像記事によると、ナタンツNatanz一帯の核関連施設が攻撃目標にされている中でのピンポイント攻撃だった。
18日の時点で、トランプ氏はイランが接触してきたと認め、それに対しトランプ氏は「遅すぎる」と返答したと述べている。どうやらそれが、イランへの「最後通告」だったようだ。 映像記事 この映像では、思わせぶりに、ステルス長距離爆撃機B-2の映像が編集され、この機でのみ投下が可能な、超大型地中貫通弾GBU-57A/B MOPの使用が暗示されている。映像:How a Bunker Buster Bomb Works? 貫通爆弾の説明:
イスラエル軍は12日夜、イランの核施設と軍事施設に対する攻撃を開始。戦闘機で100か所以上を攻撃し、イランはこれに報復。テルアビブやエルサレムなどに約100発のミサイルを発射した。
イスラエル軍は先制攻撃に踏み切った理由について、▽イランが核兵器保有を推進していること▽数千発の弾道ミサイルを保持していること▽中東各地の代理勢力への武器と資金の提供を挙げ、これらの脅威を取り除くことと説明している。
イランはすでに、国軍のバゲリ(Mohammad Bagheri)参謀総長や革命防衛隊(IRGC)のサラミ(Hossein Salami)司令官ら:右 複数の高官ほか、元原子力庁長官や著名な核科学者6人が死亡したことを確認している。過去ブログ:2025年6月イスラエルとイラン、攻撃の応酬続く:
IAEAによると、今回攻撃を受けた重水炉は核兵器に転用可能なプルトニウムを容易に生産できる能力を有している。2015年のイラン核合意に基づき、同施設は拡散リスクを軽減するため再設計され、厚さ数メートルのコンクリートで覆われた。イランはIAEAに対し、この重水炉が2026年に運転を開始すると通知していた。IAEAは声明の中で、「建設中の重水炉が攻撃を受けたとの情報を得た。同炉は運転中でなく、核物質も含まれていなかったため、放射能漏れの心配はない」と述べた。 参照記事 参考映像:在日イラン人女性が語る不安と期待 緊迫の首都・テヘランに母が…:
2025年6月22日:映像ニュース:「バンカーバスター」搭載可能 米B2爆撃機 太平洋を西に向かって移動か(2025年6月22日):ロイター通信などは21日、当局者の話として、複数のB2爆撃機がアメリカ本土の基地から太平洋のグアム島に向かって移動していると伝えた。 B2爆撃機は重量およそ14トンの超大型地中貫通弾「バンカーバスbunker-buster:GBU-57A/B MOP」を搭載することが唯一可能で、地下深くにあるイランの核施設の破壊に不可欠とされている。
今回の移動がイランへの攻撃と関連があるかは不明で、B2爆撃機に対しグアムを越えてさらに西に向かう命令はまだ出ていないという。過去ブログ:2025年6月イランの状況を傍観者目線のロ報道官 ウクライナが先決とトランプ:
コメント
しかしまー、ユダヤは凄い。タコ爺も引きずり回されている。
大昔の欧州人のコメントが聞きたい・・・今の欧州人は、応援したるけど遠くにいてね、かな。ロシア人はガツンとやれるか。元は同じで、負け組なのだろうな。勝ち組も少しいたがスターリンに潰された。
未だ何回か爆撃はありそうな雰囲気。長期に渡る戦いか。
あの脳みそが、あと3年保つだろうか。
イラク戦争の時はほんの少し良心があり嘘をばら撒いたが、今は、そんなの関係ねー、俺の好きなようにやるの時代。