screenshot-www.ukrinform.jp-2025-06-18-19-27-13ウクライナのゼレンシキー大統領は2025年6月17日、カナダのカナナスキスKananaskis,CanadaでG7首脳会議 G7 Summit に出席した日本の石破茂首相と会談し、日本のこれまでの支援に謝意を伝えた他、ロシアによる前夜の大規模攻撃につき報告した。President of Ukraine Volodymyr Zelenskyy met with Prime Minister of Japan Shigeru Ishiba. 両者はその他、ウクライナ復興計画の準備や、復興プロジェクトへの参加についての日本の関心についても話し合った。

screenshot-x.com-2025-06-18-21-10-58発表によれば、ゼレンシキー大統領は、日本と日本国民に対して、ロシアの侵略開始以降のウクライナ支援につき謝意を伝えた。これに対して石破首相は、今月日本とウクライナがロシアの凍結資産を活用して33億ドルをウクライナに拠出する合意(4719億円を限度とする円借款「ウクライナのための特別収益前倒し(ERA)融資」 参照記事 過去ブログ:2025年4月日本のウクライナへの融資4719億円はロシアの凍結資産の運用:)に署名したことを含め、日本はすでに120億ドル以上の支援を提供してきたと発言した。その際石破氏は、「日本の立場は不変で一貫している。ウクライナには公正かつ永続的な平和ができるだけ早く確立されねばならない。私たちは、国際社会、G7と緊密に連携してウクライナの取り組みを後押ししていく」と発言した。参照記事 映像 
 
f73d997be94896f0ウクライナのゼレンシキー大統領は同日、同国はロシアが攻撃に使用するイラン型自爆型無人機「シャヘドShahed」を迎撃する無人機の開発に取り組んでいると発言し、同氏は、「現在、私たちは街を『シャヘド』から守るための迎撃用無人機の開発と展開に取り組んでいる。私たちの街を守ることは、つまりあなた方の街を守ることだ。私たちには、その生産のために追加の資金が必要だ。その新しい迎撃機は、欧州のためにも、インド太平洋のためにも、日本、カナダ、米国のためにも重要だ」と発言した。
d7274e95*ロシアはイラン製シャヘドShahed-131/136 drones のロシア国内生産へ着手していたが、ウクライナの無人機攻撃で工場が大打撃を受けたと0e092518されている。注目すべきは、ロシア国内の精密兵器製造に於いて、部品の約80%は中国製と言われている。またロシアは、同無人機を北朝鮮で製造する事に合意したとの報道が在った。左下は、改良型と思われる。過去ブログ:2025年6月露の北朝鮮への兵器依存急増と対決姿勢の欧州へ武器販売の韓国:5月激化するウクライへのロシアの無差別空爆と拡大する中国のロシア支援:3月ゼレンシキー宇大統領、ロシア軍の大規模空撃による被害を報告:2024年4月ウクライナ無人機がタタルスタン共和国の工場、施設攻撃:1月ロシア軍のミサイル攻撃多発、北朝鮮製ミサイル実戦使用を確認か?

screenshot-www.ukrinform.jp-2025-06-18-20-06-17screenshot-www.ukrinform.jp-2025-06-18-20-04-24ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、17日から18日にかけての夜間、同国首都キーウなどウクライナ諸都市をミサイルと無人機で大規模に攻撃し、ウクライナの国家非常事態庁は18日、前日未明のロシア軍による大規模なキーウKyivへの攻撃による死者数が24人に上ったと報告した。ロシア軍は、18日未明に同国南部ザポリッジャZaporizhzhiaを13機の無人機で攻撃し、自動車と倉庫の炎上が確認されている。南部の港湾都市オデーサOdesaでも2人の死亡が確認されている。参照記事 参照記事 

K10014837801_2506180548_0618060608_01_02石破総理大臣はG7サミットで、ウクライナ情勢をテーマとした討議に臨み、「ロシアによる攻撃に日々勇敢に立ち向かうゼレンスキー大統領やウクライナの人々に敬意を表する」と述べた。そして、早期の全面停戦と公正で永続的な平和の実現に向け、ロシアに前向きで具体的な行動を迅速にとらせる必要があり、G7の結束と連携が重要だとした上で、ロシアによる軍事侵攻がインド太平洋地域にも影響を及ぼしていると指摘した。
4027cc8cまた、ウクライナを支援するため、今年2025年10月に東京で地雷対策の国際会議を開催するなど復旧・復興支援を一層進めていくとともに、NATOの加盟国を含む同志国との連携を強化していくと強調した。
6月16日開幕のG7サミットは現地17日、日本時間18日閉幕し、アメリカが難色を示してウクライナ情勢をめぐる共同声明が見送られるなど、中東情勢を理由に会議初日に急きょ帰国したトランプ大統領の影響力が印象づけられる形となった。次回、来年のG7サミットはフランスのエビアンで開催される。

nappi11 at 00:25│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2025年06月19日 04:38
トランプ大統領の影響力が印象づけられる形となった・・・はて? 大魔神は、思いの外イランが弱かったと思っているかも。なら、強気になろっと。
タコ理論は正しかったかも。大魔神改めタコ爺にしよっと。
2. Posted by 甲東   2025年06月19日 05:04
フォンやメルツの様な、こてこてポピュリストがいるG7なんて何の意味があるのだろう。プが仲間と会議するのと同じ事。
内容が素晴らしいかは別にして、マクロンは、イランの政権交代に繋がる軍事行動に反対、と一応らしい発言をしていたが。
3. Posted by 甲東   2025年06月19日 05:49
現ぼんさん体制を潰しても替わりになる勢力がない。アメリカ等でちょいちょい気勢を上げている勢力は異常な連中の集合体。ボルトンの友達かも。
大混乱だろう。数千万人の難民が欧米へ。ホルムズ海峡どころじゃない。
イラクのように連合軍が駐屯する根性は無かろう・・・混沌の中から民主勢力が出てくる可能性はほぼゼロだろう。ナーディル・シャーの様な人間が出てくる可能性の方がずっと高そう。
タコ爺はチキると思うが。まさかボルトンに相談しないだろう。
4. Posted by 甲東   2025年06月21日 05:51
ムネオ復党と。ゼは椅子から転げ落ちているのでは・・・

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