screenshot-www.bbc.com-2025-06-14-09-56-43screenshot-www.bbc.com-2025-06-14-09-31-09イスラエルは2025年6月13日未明(日本時間同午前)、イランの核関連施設などを攻撃したと発表した。イランの首都テヘランでは、爆発音が響いた。イラン国営メディアは、市民や軍関係者らに死者が出たと伝えている。

イランは弾道ミサイル ballistic missilesで 報復する考えを示しており、イスラエルは全土に非常事態を宣言した。イランは同日、少なくとも6人の核科学者が殺害されたと認めた。イスラエル・メディアは同日午後、イランが発射したドローン(無人機)はすべて迎撃したと伝えた。イラン南西部のブシェール原子力発電所は攻撃の標的にはなっていない。また、テヘラン南郊ナタンズNatanzの原子力開発施設での放射線量の上昇は確認されていないという。ナタンズの施設はテヘランの南約225キロに位置する。

screenshot-www.bbc.com-2025-06-14-09-26-48screenshot-www.facebook.com-2025-06-14-10-09-33テヘランでは現地時間午前4時過ぎに爆発音がした。その直後、イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は、同国軍がイランを攻撃したと発表。「非常に近い将来」に反撃が予想されるとし、全土に非常事態を宣言した。国営メディアはまた、イラン軍の一部で有力組織の革命防衛隊(IRGC)のテヘランにある本部が攻撃され、ホセイン・サラミ総司令官Major General Hossein Salamiや、他の高官幹部らも殺害されたと報じた。参照記事 英文記事 

screenshot-www.aljazeera.com-2025-06-14-13-36-58イラン国営テレビIRINNは13日、「アリ・シャムハニ氏の暗殺も確認された」と報じた。シャムハニ氏Secretary of Iran's Supreme National Security Council Ali Shamkhaniはイランの最高指導者ハメネイ師の主要顧問で、最高安全保障委員会の事務局長を10年近く務め、西側には有名な人物だったが、2023年半ばに突然解任された。政権内の内紛の結果と言われている。 参照記事  

screenshot-www.aljazeera.com-2025-06-14-09-43-55写真左は、現地2025年6月13日夜、イランからの数百のミサイルによる報復攻撃を受けるイスラエルの首都テルアビブTel Aviv, Israel  英文記事

イスラエル空軍は、今回の「大規模な空爆」によって、イラン西部の防空システムの一部だった「何十」ものレーダーや地対空ミサイル発射機を破壊したと明らかにし、攻撃について、「イランの核濃縮プログラムの核心に打撃を与えた」とし、攻撃は「必要な限り何日でも続く」と述べ、「ここ数カ月、イランは濃縮ウランを兵器化するため、これまでにない措置をとった」、「阻止しなければ、イランは非常に短期間で核兵器を製造できる。1年かもしれないし、数カ月以内かもしれない。これは、イスラエルの存続にかかわる、明白で今そこにある危険だ」と主張した。ネタニヤフ氏演説映像 

FireShot Capture 50 - 2025年・どう動く トランプ氏ネタニヤフ首相はまた、アメリカのドナルド・トランプ大統領に謝意を表明。「(トランプ氏は)screenshot-www.cnn.co.jp-2025-06-14-13-51-15イランが核濃縮プログラムをもつことはできないと何度も明言してきた」とした。イスラエル軍が13日に公開した画像では、米国製戦闘機F35、F15、F16がイランへの空爆に関与していたことを示している:写真はF-16。一方プーチン氏はイランに哀悼の意を表明し、自分の違反はさて置いて、イスラエルの行動を「国連憲章に違反する"violating UN Charter"」と非難した。

screenshot-grandfleet.info-2025-06-14-19-20-29screenshot-www.rationalistjudaism.com-2025-06-15-08-45-01今回イスラエルのイランの核開発能力と弾道ミサイル開発能力を標的にした軍事作戦=Rising Lionでは、13日午前3時頃~夜明けまでに約100機の戦闘機=F-35I、F-15I、F-16Iを含む200機以上の航空機が投入され、イスラエル国防軍は「最初に防空システムや弾道ミサイルを破壊し、イランの重要人物を無力化する広範囲な攻撃が極めて精密なタイミングで行われ、イラン軍参謀本部や核科学者を同時に攻撃した」と述べた。

screenshot(137)54d1d958a6ea4d30865a2ff526afa493さらにイスラエルはイスラム革命防衛隊の航空宇宙軍上層部が地下司令センターに集まったところを夜通しバンカーバスターで攻撃し、カッツ国防相は「航空宇宙軍のアミール・アリ・ハジザデAmir Ali Hajizadeh司令官、無人機部隊の司令官、防空軍司令官を含む上級将校を排除した」と明かした。中でもイラン革命防衛隊(IRGC)空軍トップの司令官、アミール・アリ・ハジザデ准将:左は、ロシアがウクライナ攻撃でつかう「無人機シャヘド:Shahed-136」の供給を指揮していた人物だったとされる。左の右の写真は地下格納庫。 参照記事 英文記事 参照記事 参照記事

screenshot-www.facebook.com-2025-06-14-19-34-33screenshot-x.com-2025-06-15-09-38-10 、、計画は相当前から綿密に練られたもので、当事者が驚く程の成功を収めたと言う。イスラエル国防軍IDFが使う雄(おす)ライオンは、聖書の num 23:24「見よ、この民は獅子(しし:ライオン)のように立ち上がり、/獅子のように身を起す。これはその獲物を食らい、/その殺した者の血を飲むまでは身を横たえない」に由来する様だが、原文訳にはLioness:雌(めす)獅子とある。この方面に詳しくないので不明。 英文記事 参照記事 参照記事 参照記事 

2025年6月14日:イランがイスラエルに向けて発射した弾道ミサイルの数についてはイスラエル国防軍、イスラエルメディア、イランメディアで大きく異なり、最終的にイスラエル国防軍のデフリン准将は「2回に分けてイランが発射した弾道ミサイルの数は100発未満だ」「大半の弾道ミサイルはイスラエル国内へ到達する前に落下した」「国内に到達した弾道ミサイルのほとんどが防空システムで迎撃された」「建造物に着弾した数は限られている」「地表に着弾した一部は迎撃弾の破片だ」と発表。参照記事 映像:Israeli Sky Lights Up As Iran Launches Massive Rocket Attack【応酬激化のおそれ】「イスラエルに死を!」イランが「報復攻撃」開始/米・国防総省関係

screenshot(138)、、、イスラエルは、米国のイランの核開発を止めたいと言う政治プロセスに介入し、今回の先制攻撃で自国の戦略的目標を達成したと言われ、その後のイランのイスラエルへの報復攻撃が貧弱だったことからも、イランは立ち直れないほどの大打撃を受けたと言われている。この作戦には、ウクライナの「クモの巣作戦」も利用されたと言われ、作戦は、トランプ、ネタニヤフ、ゼレンスキー氏らによって練られた物だったとの説もある。イランが、軍事面だけで無く、国内の石油、ガス施設も大打撃を負い、経済的にも苦境に落ち入った事は、ロシアにも多大な影響が在り、ロシを孤立させたRising Lion作戦は、ウクライナにとっても勝利だったようだ。イスラエルは現在、湾岸戦争で使わなかった古い米国製ミサイルをウクライナへ供与している。映像記事:ロシア・イラン同盟が完全破綻!プーチンの戦略構想が崩壊!: 

ここまでの経緯とトランプの決断:ここまでの経緯を筆者の目で俯瞰して見てみる。その前提として、イスラエルの軍事作戦=Rising Lionはすでに存在し、何時やるかだった。

トランプはイスラエルを抑え込みながら、プーチンには、ゼレンスキーを譲歩させるから、ウクライナでの部分的支配で満足してロシアも停戦に同意しろと迫った。同時に、ゼレンスキーに、この案を飲まなければ米国はウクライナ支援から手を引くと恫喝した。イランには、核開発に一定の譲歩をするから、米国の言う通りイスラエルに手を出さず、ロシア支援も止めろと迫った。結果は、ゼレンスキー、プーチン、ハメネイ師が一堂に反発した。ここでトランプは決断した。まず、イスラエルの手で、核兵器製造が目前のイランを先制攻撃での徹底的な破壊で沈黙させ、其の事で、ロシアのイランとの同盟に打撃を与え、同時にロシアへの徹底した経済制裁を断行し、ウクライナ支援に欧州各国の連携を迫ろうと、、。そして、軍事作戦=Rising Lionは決行された。、、、個人的な見方だが。

2025年6月16日最近の記事でトランプ氏は投稿で、ウクライナとロシア間、およびイスラエルとハマス間の停戦交渉を、アメリカが支援してきたと説明。「同様に、もうすぐ平和を手にする。イスラエルとイランの間でだ!」また、「現在、多くの電話や会議が行われている。私はたくさんのことをしているのに決して評価されないが、それで構わない。国民はわかっている」と書いた。、、、今頃、全ては自分の手柄だとでも言いたいのか??



nappi11 at 12:07│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2025年06月14日 14:55
ネタにとっては、戦争継続のネタが乏しくなったということでしょう。自分のためにやるっきゃない・・・その内、ドカーン。
何となくの感触だが、今までのところ従来の攻撃とトントンだろう。大魔神が事前に特殊な爆弾を渡している可能性はありそう。
イランがますます核兵器を欲しくなる状況を作り出した・・・狙いかな。
2. Posted by 甲東   2025年06月17日 04:57
結構やられた様な。放送局、病院まで好き放題に爆撃。核と関係ありや。
ガザの様にする気かな。9000万人、皆イランから出て行けか。
これから大魔神のお出ましで、訳の分からない圧をかけるのだろう。
3. Posted by 甲東   2025年06月17日 10:49
朝日の記事は、欧米の記事の引用だらけ。いっしゃんの発言の方がしっかりか。
しかし、これだけあちこちで無茶をしても欧米は見て見ない振り・・・フォンおばちゃんが吠えている。イスには自衛権があり、イランが地域の不安定の根源だ、と。
これが、欧米。なんとかの一つ覚え、念仏。

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