screenshot-www.reuters.com-2025-06-12-08-39-31イギリスのスターマー(Keir Starmer)首相(少数与党中道左派労働党: Labour Party)が2025年6月9日、年金受給者に対する冬季燃料補助金winter fuel paymentsを削減するという決定を覆した。以前の削減決定は労働者と年金受給者の反発を招き、与党・労働党の支持率を押し下げ、この見直しにより、この冬、何百万人もの高齢者(年金受給者millions of pensioners)に冬季の燃料補助金が支給されることが決まった。

昨2024年7月に発足したスターマー政権は前保守政権が残した財政の穴を埋めるために、より広範な歳出削減の一環として、イングランドとウェールズの最貧層を除くすべての年金受給者に対する冬季燃料手当を削減した。今回の首相府の方針転換により、約900万人の年金生活者に冬季の暖房費として200~300ポンド(約4万~6万円)の補助金が支給される。年収が3万5000ポンド(約680万円)を超える約200万人は対象外である。

専門家はこの削減が反移民を公約に掲げる新興右派ポピュリズム政党「リフォームUK:Reform UK」の指示率上昇を後押ししたと指摘している。リフォームUKは先月初めの地方選で初めて地方議会の過半数を確保。さらに、初めて2つの首長ポストも獲得した。地元メディアの世論調査によると、リフォームUKの支持率は労働党と最大野党・保守党を上回っている。補助金の総支給額は約12億5000万ポンド(約2450億円)。政府はこれを来年以降も続ける予定としている。参照記事 英文記事  過去ブログ:2025年6月英国への不法移民、記録的増加 米国は12カ国からの入国自体を制限:、、、、寒冷地に住む筆者としては、日本でも寒冷地の年金受給者に何らかの対策が在ってしかるべきと常に思っている。これほどに灯油、ガス、電気代が上がっては、生活苦の方が急増している。



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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