
ロシアの国営タス通信が、同日、提出された和平条件などを記した覚書案の内容で、ロシアは事実上の降伏を求めており、ウクライナが求める停戦にロシアは応じず、ウクライナにとって受け入れられない状況になっている。
ロシアは覚書案で、最終解決の条件として、一方的に併合を宣言したウクライナの東部・南部4州から同国軍が完全に撤退するよう要求。この4州や、ロシアが占領するクリミア半島がロシアに帰属することの国際的な承認も求めた。



但し、国防費をGDP比3%に引き上げ時期について曖昧な態度との見方が在り、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、加盟国はGDP比3.5%を国防に費やすべきだと提案し、トランプ氏は5%の支出を要求している。これに対しスターマー氏は3%の達成時期について、支出の財源が確定するまでは正確な日程を約束することはできないとし、「見せかけの、空想的な政治は信頼できない。防衛と安全保障に関してはなおさらだ」と述べた。参照記事 映像記事 英文記事 過去ブログ:2025年3月スターマー英首相、「有志連合」でウクライナ和平を保証と表明:2023年7月TPPが英加盟で12カ国に、ウクライナも加盟希望表明:
、、、常々慎重な物言いをするスターマー首相の、英国は抑止力として核利用へ向かうと言う発言には多少なりとも驚いたが、対ロシアでフランスと組んでいる英国としては、フランス並みになりたいと言う事か?相手が好戦的で、トランプ氏いわく「狂っている」状況では、「紛争を阻止したいなら、その最善の方法は紛争に備えることだ。世界は変化した。、、」の発言も当然だろう。欧州のこの動き、日本は無視できないし、影響をうけるだろう。
すでに現状は緊迫しており、残念な状況であるが、すでに空想的な防衛論議をしている場合では無い様に想う。
合法であれば、打てる楔(くさび)から打って置くのが、防衛努力と言うものでは無いのか?それをして、賛辞こそ受けても誰も非難はしない。結果的に国際信用が増し、同盟関係が強化され防衛の連携が強固になっていく。けっして派手ではないが、北欧諸国の連携がそのようなものだ。写真右は、フィンランドでフィンランド軍と合同演習するスウェーデン軍(2024年3月5日)参照記事
プーチンは2014年のクリミア併合で世界を騙した。そして2022年2月24日、今度は軍事演習だと言って侵略を開始して、また世界を騙そうとした。もう世界は騙されない。日本には、1945年(昭和20年)8月9日、ソ連が突然日ソ中立条約を破り満州、樺太、千島列島に侵攻した。もう騙されない。過去ブログ:2025年3月日ソ戦に隠れた満州の特攻、妻と共にソ連戦車群へ 今も続くカミカゼ:2022年2月世界の発展を鈍化させるロシアの居直りと次の狙い:参考映像:「ロシアを許せばウクライナの次は台湾」“台湾有事”に危機感を抱く台湾の人々の思いとは:
2025年6月4日:チェコのリパフスキー外相は3日、ロシアがウクライナに渡した、停戦に向けての「覚書」案にコメントした上で、ロシアは信頼できないと指摘した。同氏は、「私たちは、ロシアの『和平』計画シリーズの内のさらなる1つを目撃している。それは、これまでのものと同じである。騙されないようにしよう。ウクライナは降伏しなければならず、西側は譲歩しなければならないと言う内容は、ナチスが1938年に望み、クレムリンは2014年以降それを望んでいる」と指摘した。参照記事
、、、結局、プーチンが停戦を蹴った事で、米国を含め各国は、ウクライナを勝たせる思惑で結束し支援を増強した。同時に経済制裁強化で、大戦に打って出れないほどロシアの足腰を弱める算段だが、NATO加盟32カ国はすでにウクライナの加盟に裏で合意し、核使用にまで言及するプーチン・ロシアに対抗する準備に入ったとも聞こえて来る。理想的展開はロシア内の内部対立激化で、いつまでプーチンは逃げ回れるか、、。側近のゲラシモフ参謀総長は、自分の護衛を12人にしたと言われている。しかし、ロシアのお得意は毒殺なのだが、、。映像記事:ケルチ橋で1100kg大爆発!クリミアを完全孤立!32か国がプーチンに最後通牒!モスクワで衝撃的な火災:ボグダン映像解説・プーチンの消息が4日間不明、他:映像戦況解説 :