K10014791591_2504281139_0428174309_01_022025年4月28日の記事によると、備蓄米の放出が始まったあとのコメの取り引き状況について、NHKが全国の卸売会社を取材したところ、取材した13社のうち7社が「コメが不足している状況は改善していない」と答え、備蓄米の放出後も卸売りの段階でコメの不足感が十分に解消されていない実態がみえてきた。全国のスーパーで4月20日までの1週間に販売されたコメの平均価格は5キロあたり税込みで4220円と、前の週より3円値上がりし、3月下旬以降、備蓄米が流通する中、16週連続の値上がりとなった。前の週と比べると3円値上がりし、上昇幅は縮小傾向にあるものの16週連続の値上がり。スーパーでのコメの価格は去年の同じ時期は2088円で、前の年の2倍を超える高値が続いている。
コメ不足感「改善せず」 スーパーの平均スーパーでのコメの価格は去年の同じ時期は2088円で、前の年の2倍を超える高値が続いている一方、合計のコメの販売量は去年より14.9%増加した。値上がりの要因について農林水産省は「備蓄米が流通する中、比較的安い備蓄米以外のコメも購入されていることが考えられる」としている。農林水産省は先週、備蓄米の3回目の入札を行い、今後も夏まで毎月放出するとしていて、価格の安定につながるかが焦点。
スーパーによると、28日も取引先の卸売業者に問い合わせたが、3月の2回目の入札以降、卸売業者も備蓄米を確保できておらず、入荷の見通しは立っていないという。
スーパー「ichiman」の高井栄二朗店長は「備蓄米への期待感は最初だけで入荷の見通しは暗いです。期待してもしかたがないと思い、ほかに確保できるコメがないか卸売業者に問い合わせたり、農家に直接売ってもらえないか頼んだりしています」と話していた。
NHKは「全米販」=「全国米穀販売事業共済協同組合」に加盟する全国の卸売業者のうち13社に仕入れ価格について聞いた所、13社すべてが「下がっていない」または、「ほとんど変化はない」と答え、4月に入ってスーパーなどの取り引き先に値上げを要請したという会社も5社あった。北海道の卸売会社からは「備蓄米は希望よりも少ない量しか確保できず、在庫も潤沢ではないので品切れを起こさないよう調整していく必要がある。備蓄米は市場に出てきてはいるが、価格を下げられるほどの量ではない」と話していた。
K10014788811_2504251425_0425163205_02_04K10014788811_2504251614_0425163205_02_051回目と2回目の入札ではいずれもJA全農が9割以上を落札していたことが明らかになった。農林水産省が備蓄米が転売されて価格がつり上がることを防ごうと(入札業者の)条件を厳しくしていたため、卸売業者から取り引き実績のない中小の卸売業者や小売業者にコメが行き渡りにくいという現状があった。このため、4月23日から始まった備蓄米の3回目の入札では農林水産省は卸売業者どうしの備蓄米の売買を認めることにしている。
K10014788811_2504251834_0425191815_02_06それにしてもなぜコメの価格がこうも下がらないのか。これまでさまざまな要因が指摘されてきた。転売目的の「転売ヤー」のせいだといった指摘、さらにはインバウンド(訪日外国人旅行)需要が増加してお米をたくさん食べたからなどの説明、農林水産省が2024年産のコメの生産量について過大に算定していて、想定よりも収穫できていないおそれがあるとの指摘も出ている。、、、、。

K10014788811_2504251928_0425193142_02_08価格決定の分析が出来るほど知識は無いので、左に表を上げておく;概算金は、コメの刈り取り前7月ごろから9月ごろにJAがコメ農家に対して提示し、支払う金額のことで一時金なので仮渡金と呼ばれた時期もある。この概算金は集荷業者が卸売業者に示す価格にも少なからず影響するので、少なくても、JAグループがコメの価格決定に大きな影響力を持っていることが分かる。 参考:コメの価格が決まる仕組み 実は複雑?

、、、、国民不在政策:農林水産省も専門家も、これまでの放出では価格は下がらないと分かっていただろうと個人的に思っている小出しな放出は行政の国民へのポーズでしかなく、守ろうとしている業者都合のでは?
 jhgfhhhgまた、何でもそうだが、手間と流通経費が商品売価の多くを占めるが、そのことに政府は何もしていないし、する気も無いようだ。
例えば、お店売られているお米は「飲食料品」に該当するため消費税の軽減税率「8%」が適用されているが、暫定的にでも0%にしろと言いたいが、
農林水産大臣からは「管轄外なので、答弁は差し控えたい」との返答の出るのが見え見えだ。しかし、幼稚園、学校給食、病院、飲食業者などの経営を圧迫する事から、卸売にも行き渡らない量を小出しにして、「推移を見守りたい」などと悠長な事を言っている場合では無いと思うのだ。

小出しの理由は:、卸売業者は去年の秋から高い価格でコメを買い取っているので、急に店頭価格が下がれば在庫を持つ業者の赤字が増える。政府はそれを防ぐため、放出を小出しにして時間を稼ぎ、高く仕入れた業者在庫の減るのを待っているのでは無いか?時間が在れば、業者は在庫の高いコメを安い放出米に混ぜながら赤字を分散し薄めてていくのが可能だろう。それを調整して行くのが9割を落札(買占め)したJAではないのか?当然裏で、省庁からのそんな指導があった、、と推理したが、、。結局、米不足は、政府農政の計画の甘さや失策が生んだ現象では無いのか? 映像記事2025年4月9日:夏まで毎月、備蓄米を放出する上で、10万トンを対象に3回目となる備蓄米の放出を再来週に実施するほか、必要であればさらなる対応を検討、、:映像記事:【櫻井よしこのニュース解説】「コメ高騰」悪い奴は誰だ!石破+森山+農水省+全農

nappi11 at 00:33│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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