
コロッサルによれば、この「コロッサル ケナガネズミ “Colossal woolly mouse.”」を利用することで、特定のDNA配列と、約4000年前に絶滅したマンモスが寒冷地での生活に適応できた身体的な特徴との関連性について、仮説を検証できるようになるという。ケナガネズミを生み出すにあたって、マンモスと、その最も近い親戚で今も生きているアジアゾウとの間に見られる遺伝子変異を特定した。科学者はさらに、実験用マウスで、同様の変異に対応する毛の長さや太さ、色などに関連する10の変異体を特定した。たとえば、科学者は、毛の成長に関連する「線維芽細胞成長因子5(FGF5)」として知られる遺伝子を標的にして、より長く、毛むくじゃらの毛を生み出した。
コロッサルの研究主任ベス・シャピロ博士Dr. Beth Shapiroは声明で、「これは、絶滅によって失われた形質を復活させるという我々のアプローチを検証するための重要な一歩であ University of California, Santa Cruz.り、我々の目標は復元することだ」と述べた。シャピロ氏は現在、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の教授としての立場を休職している。英文記事
、、、英フランシス・クリック研究所The Francis Crick Institute in Londonのロビン・ロベルバッジ氏Robin Lovell-Badgeは今回の研究について、技術的に印象的であり、遺伝子の変化は正確かつ効率的だったと述べ、「この論文に関する私の最大の問題(関心事)は、マンモスにみられる形質を導入することによって改変された実験用マウスが耐寒性cold-tolerantを持つかどうかについて何も言及していないことだ。それがこの研究を(今後も)行うことに正当性を与える」と述べた。
ロベルバッジ氏は、現状では、見た目がかわいい、毛むくじゃらのネズミcute looking hairy miceがいるものの、その生理や行動などについては何もわかっていないと指摘。最終的にゾウにマンモスのような有用な形質を与えることができるかどうかも理解が深まったわけでもなく、生物学的なこともほとんどわかっていないと語った。
コロッサルは2021年の創業以降、4億3500万ドル( $435 million:約640億円)を調達している。コロッサルは、マンモスやドードー、タスマニアタイガーなどの「再生」を計画している。方法としては、それぞれの種に最も近い今も生きている種の遺伝子を編集し、絶滅種と見た目には区別できないハイブリッドな生き物を作り出すとしている。、、、、まだ研究途中だが、こうした研究の経過で遺伝子工学が発達し、遺伝子考古学や医学で応用されているのだろう。最近の遺伝子解析では、初期の欧州人の祖先は肌の色はかなり浅黒かったと解析されている。また筆者の乏(とぼ)しい見識では、難病と言われる病気の多くは、遺伝子に原因の在る様に記憶している。日本でも、こうした研究が成果を挙げる事を願っている。
今日も元気に中庭の餌場を走り回る、おデブな野ネズミのチュウキチを見ながら記事をまとめた。すでに雪は大方融けて、キジたちは一週間ほど前を最後に来なくなった。今は草や木の新芽を林の中で食べているのだろう。馬鹿な鉄砲撃ちに会わないで、今年も雪が降り出した頃やって来るのを、今から楽しみにしている。今日で、冬の間、野鳥たちや野ネズミで連日盛況だった中庭食堂も一時閉店となる。右は、雪の中の中庭食堂。
毎年春にはクマが出る。久しぶりに会った山沿いに住む友人と話したが、お互い鉄砲撃ちが大嫌いで、そう言う地域の人がなぜ犬を飼わないのか不思議だとの話になった。行政が補助してでも飼わせるべきでは、、。ニュースで「対策が出来ない」という役所の発言に彼は「アホか」と言い放った。幾ら鉄砲撃ちを用意したとて、日常の予防策にはならない。要するに彼らは、クマのことも良く知らないのだ。参考映像記事