

国会で何かについてどう思うかと問われると「仮定の質問にお答えする事は差し控えさせてもらう:I am unable respond to a theoretical question」が連発される。河野大臣、岸田首相、岩屋外相、挙句は、米国訪問中の石破首相まで同じフレーズを述べ、わざわざ「これが我々の(国会でよく使う)公式見解だ:That`s the official answer that we have」と添え言葉までつけ爆笑された。、、 映像:
岩屋大臣の適当な答弁:
青山繁晴氏が媚中岩屋大臣を遂に更迭に追い込む :過去ブログ:2025年3月
日中韓外相会談、「未来志向の協力確認」 いつまでも続く確認作業、、、:
日本を中国に売るな!Don't sell Japan to China! Representative Yanagisawa criticizes:

、、、この時点で日本への関税引き上げは決定されて無く、トランプ氏は関税上乗せを打診し、計画を語ったのだが、それに対する「そうなったら日本は対向措置を取るか?」とのメディアの質問に石破首相が答えたもので、石破氏は回答を避けて、はぐら返した。もしかしたらトランプ氏はこれで、「この案を押し切っても、日本は大きな反対はしないかもしれない」と安心したかもしれない。なぜなら、その発言からは、事を深刻に捉えていないとも取れるからだ。
映像記事似たような仮定の話をされたカナダは、その時点でカナダにとって深刻な問題だと猛反対し、「もし実行したら、カナダは重大な対抗策に出る」と即日返答し、米国は、その反応を見て、時間が必要だと多少の譲歩をした。
日本への関税引き上げは、結局決定され、それから文句を言っても「米国内で決定事項だ」として門前払いである。何のために首相が大金掛けて米国まで行ったのか?何の外交手段も、態度も見せず、相手を安心させて帰国しただけだろう。
![[Democratic Party for the People] Inc](https://livedoor.blogimg.jp/nappi11/imgs/d/9/d947da93.png)
もし、少しでも先の話や大臣の思惑を問う質問の度(たび)に「仮定の質問にお答えする事は差し控えさせてもらう」が、はぐらかせでなく、大臣の公式見解として通るなら、その内、大臣がどんな計画を述べても、誰もそれに異論を述べたり、計画段階での修正も討議も出来ない、しない状態になるだろう。つまり、話し合うと言う、民主主義の行為が行き詰るのだ。この行為を外交で行い、常に決定まで何もしないまま相手の提案(仮定)に対し「仮定の提言への発言は差し控えさせてもらう」と悠長に構えていれば、結局、自国が損な立場になる事案でも、相手の決定を受け入れ、従わざるを得ない結果を招いてしまうだろう。

全ての決め事は、まず、仮定の案件として協議されるのが当たり前で、政治家であるなら、案件の段階(仮定の段階)でそれに賛同か、反対か、その政治家の個人的見解で有ろうと、明示するのが筋だろう。はぐらかし答弁の繰り返しが、時間ばかり掛かり、日本の政治を分かりにくくしている。もっとも、言う方は、それが狙いなのかもしれない。もしそうなら、質問の都度繰り返されるこの言葉は、「能無しの最後っ屁」である。失礼な話だ。参考映像:
【田中真紀子】政治家のカネの汚さを大暴露!仕事もせずに高額な給料をもらってる政治家に:
ウクライナ戦争では、トランプが「ウクライナへの軍事支援を止めるかもしれない」という仮定の話に反応して、EU諸国は結束を固め、連日ウクライナへの兵器供与に拍車を掛けている。そもそも防衛とは、様々な仮定の

中で練っていくものだ。その経過で、多くの国が、仮定への具体策を求められる。石破氏の様な答弁をすれば、想像力が無い、協調性が無い、不真面目として冷や飯を喰う立場になるだろう。
心底笑えるTV番組が無い中、国会中継は、或る意味貴重だが、毎回同じコントでは視聴者にも不満が募る。ついでだが、個人的な、根拠不明で間違

いとも言える見解を、それがまるで正論でもあるかのように開陳し、しつこく金満自民党擁護、国民の意向無視の弁を繰り返す小泉進次郎氏もどうかしている。
常に政党助成金を受けながら、更に献金が無いと与党政治が出来ないと言う「仮定」で話しているのが笑える。彼のしたいことは政治では無く、協賛企業、自民党員への
便宜(べんぎ)でしかなく、議員バッジをつけた営業マンである。こんなのばかりでは、政治は良くならない。 映像記事:
江田議員に裏金について詰められ小泉が逆ギレ:
都度、キンキン反応したからと言って良いことが起こるとは限らない。今のEU辺りにはキンキン政治屋が多そうだが。ゼも然り。