
ガザ市と北部ベイトラヒヤBeit Lahiyaでは、デモ隊が「ハマスはわれわれの代表ではない」と書かれた横断幕を掲げ、行進するのが目撃された。参加者は「ハマスよ、ガザの人々に苦しみを与えるのはもうやめてくれ。これは人々の要求だ」と述べ、「私たちは人々の名において話している。誰にも操られていない」と強調した。
CNNは参加した人々から「戦闘の終結を望む」や「ハマスは出ていけ」などの声が上がったと伝えた。ガザの市民らが公の場でハマスに不満を示すのはまれで、2023年11月に戦闘が始まって以降のデモとしては最大規模だ。 ウォール・ストリート・ジャーナルはデモは葬儀の最中に自然発生的に起き、北部のジャバリア難民キャンプJabalia campにも広がったと伝えた。
調査によると、ガザでのハマスの支持率は、その主要な政治的ライバルでパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区中部に位置するラマラRamallahを拠点とするファタハ Fatah(パレスチナ解放機構PLOの最大派閥でパレスチナ暫定政府:マフムード・アッバスMahmoud Abbas議長)に対する支持率(26%)をわずかに上回った。イスラエル議会では26日、ネタニヤフ首相が「ますます多くのガザの人々が、ハマスが破壊と荒廃をもたらすことを理解している」「これはすべて、私たちの政策が機能していることを証明している」と述べた。参照記事 参照記事 過去ブログ:2021年5月イスラエルとパレスチナの歴史:、、、ハマスがガザから消滅したとして、自治地区の窓口にパレスチナ暫定政府が成れるのかは不明。いずれにしろ、多分に排他的要素をもつ一神教のイスラム教による統治では、災いの火種はくすぶり続けるのでは、、、。元々ハマスとファタハは同じPLO政権に居たが、武力闘争を掲げたハマスは分裂してガザ地区を支配した。結局ハマスは何をしたかったのか?国際支援の横流しか?アッバスも似たような体質だと思うが、、。
2025年3月30日;イスラエル軍が29日、パレスチナ・ガザ地区南部ラファRafahで新たな地上作戦を開始し、保健当局によると、イスラエル軍による過去24時間の空爆と攻撃により、少なくとも24人が死亡、100人以上が負傷したという。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは目撃者の話しとして、「イスラエル軍の戦車部隊がラファ近郊の住宅地に迫っている」と報じた。
イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は29日、ガザ地区のイスラム組織ハマスが仲介国のエジプトとカタールが提示した新たな停戦計画を受け入れたと明らかにし、またネタニヤフ氏は詳細に言及せず、「イスラエルはその対案を提出した」と述べた。ロイター通信によると、エジプトとカタールが示した案はトランプ米政権のウィトコフ(Steve Witkoff)中東担当特使が提示した案に近いという。イスラエル政府はハマスがウィトコフ氏の人質解放案を拒否したと非難、攻撃を正当化している。ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。、、参照記事