ポーランドとバルト三国Poland and the three Baltic nationsが2025年3月18日、ロシアの脅威が高まる中、対人地雷禁止条約(オタワ条約) Ottawa Treaty on Landmines:から脱退すると表明した。オタワ条約は1997年署名、1999年に発効した。米国、ロシア、中国、インド、パキスタン、韓国など、現在および過去に地雷を製造・使用した主な国々を含め、30カ国近くが未加盟である。地図の赤線は、対ロシア戦想定の、1500マイル(約2414km)の防衛ライン1500-mile defence line 英文記事。写真は対人地雷
ポーランド、リトアニア、ラトビア、エストニアの国防相は共同声明で、「1999年に発効したオタワ条約からの脱退を全会一致で勧告する」と述べ、また4カ国はオタワ条約に調印して以来、NATOの東側面の安全保障状況が根本的に悪化し、ロシアおよびベラルーシと国境を接するNATO加盟国への軍事的脅威が著しく増大していると強調した。「我々は明確なメッセージを送っている。我々の国、領土と自由を守るために必要なあらゆる手段をとる用意がある」
オタワ条約を脱退する意向にもかかわらず、4カ国は武力紛争時の民間人の保護を含む人道法に引き続きコミットするとした。2024年バイデン政権は、以前の米国の立場を部分的に逆転させ、ウクライナがオタワ条約署名国であるにもかかわらず、ロシアの侵略者に対する使用のために、ウクライナ政府に対人地雷を届けることに同意した。 参照記事 英文記事 英文記事
、、、4カ国は将来の第3次世界大戦を想定し、防衛ラインに地雷原を設ける計画で、それほどに、今のプーチンロシアに対し脅威を感じている。オタワ条約(対人地雷禁止条約)に日本は1997年12月3日に署名し、1998年9月30日に締結した。欧州は混迷の度を深め、とっくに2国間紛争の域を超えてしまった。それが嫌なら、ロシアの言いぐさを聞けと言うプーチンに、世界は嫌だと言っている。過去ブログ:2025年3月なぜ利に強欲な中国がイラン核問題に首を突っ込む?イランとの25年経済協力:3月G7=主要7か国の外相会合現地2025年3月14日閉幕>停戦合意プーチン完全拒否:3月NZ駐英大使が、チャーチルの発言を引用しトランプ氏批判:3月アサド政権崩壊でイランの影響力が弱まる一方、トルコが中東で影響力強める:3月トルコでも物価上昇抑制が緊急課題 ハイパーインフレは脱したが、、。:3月米国とウクライナの破局首脳会談に見る各国メディアの反応とトランプ:2月欧州とアメリカの亀裂、国連での劇的な一日、、BBCの解説と対立:2月元ロシア首相が「トランプ政権は、すでに失敗」と将来予測:2月「独裁者はプーチン氏」とカラスEU外相がトランプ氏非難とトルコもロシア非難:2月英とスウェーデンがウクライナ平和維持部隊派遣準備とNATO最大規模の演習:2月トランプ政権の身勝手、横暴振りにフィンランド大統領が釘を刺す: