2025年03月15日  個人 環境 自然
DSCF7068DSCF7072外気温も上がって外の雪も解け始めた2025年3月14日、何と朝から雪が降っている。風も強く吹雪状態になってきた。
一昨日、天気がいいので、昨秋に全面塗装した大型倉庫の屋根を点検した。写真の様に、軒下に雪が積もり、梯子(はしご)を掛けなくても覗ける状態だからだ。
建物の断面を略図にすると右の様で、軒天(軒下天井)の位置から約10cm程、波板鉄板が斜め下に向かって伸びている。つまりここの部分だけ鉄板の裏が露出しており、ほとんどの場合、鉄板表面は塗装されるが、この10cm程の裏が塗られない場合が多く、結果的に鉄板裏が錆びて、時間が経つと鉄板が裏から劣化し、穴が開いてしまう。

DSCF7069この倉庫は、すでに数十年経っており、筆者が昨秋に職人さんを呼んで裏側を塗装したときはすでに遅しで、矢印部分に多くの穴が開いていた。コーキング処理などした上で塗装したが、13日に点検すると、鉄板が薄くなっていた所などで新たな穴が開いたり、割れが確認できたので、13日に裏をテープで補強したりした上で変性コーキング(塗装可能)で処理した。ここ以外の場所では、雪の重みがかからないで、ビス抜けの穴、数か所以外、穴はほとんど無かった。
左写真の白く見える部分がそれで、完全に乾いてから油性屋根塗料で塗ろうと思っていた矢先の雪である。劣化した軒先10cm程は、斜めに下方向へ出ているので、ここに梯子を掛ければ折れてしまう可能が在るので、何とか雪が残っている内に、梯子なしで刷毛(はけ)塗りで済まそうと思う。同じような屋根の倉庫を持っている方は、職人さんへはっきり指示した方が良い。若い職人さんは経験が浅いので、見落とす場合が多いので注意が必要だ。またこの倉庫の屋根には、海からの風で塩害が在ると思われ、塗料選定では筆者自身が塩害への効果をメーカーに確認して発注した。但し、これ以上傷(いた)む様なら、この部分をカットして張り替えるなど別の方策が必要だろう。その場合、既存の波板の下に差し込む施工となる。屋根専門業者なら出来るだろう。 ちなみに、 筆者は、工事管理の一級国家資格所有者だ。


nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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