index hhgdjjhgap25065087706028ニュージーランドのフィル・ゴフPhil Goff駐英国大使が、ロンドンでのイベントでトランプ米大統領の歴史の知識に疑問を唱えた後で解任されていたことが分かった。

オークランド市長や外相を務めた経歴を持つゴフ氏は2025年3月4日、英シンクタンク王立国際問題研究所(チャタムハウス)のイベントで発言。「私はチャーチル( Sir Winston Churchill:元英首相)が下院で1938年に行った演説を読み返していた。

41DfdNemYuL._SY385_ミュンヘン会談Munich Agreementの後の演説で、チャーチルは(当時の首相の)チェンバレンUK Prime Minister Neville Chamberlainに向かってこう言った。『あなたは戦争と不名誉との間で不名誉を選んだわけだが、それでも戦争をもたらすことになるだろう』」と、チャーチルの発言を引用し、続けて、「トランプ大統領はチャーチルの胸像を大統領執務室に戻した」「しかし彼が本当に歴史を理解していると、あなた方はお考えか?」と問いかけた。

735020_16530786354582430546ここでゴフ氏は、ロシアとウクライナの戦争終結に向けたトランプ氏の取り組みを1938年9月に結ばれたミュンヘン会談(協定)the 1938 Munich Agreementになぞらえている。当時、英仏独伊の首脳が調印したこの協定はヒトラーに対し、チェコスロバキアの一部の併合を認める内容だった。ヒトラーは翌1939年ポーランドに侵攻。第2次世界大戦が勃発し3239824.0た。Under the 1938 Munich Agreement, Hitler took control of Czechoslovakia's Sudetenland. The deal failed to stop Nazi Germany from advancing deeper into Europe and World War Two began when he invaded Poland in 1939.

ニュージーランドのピーターズ外相New Zealand's Foreign Minister Winston Petersはこの後、上記の発言を理由にゴフ氏を更迭した。その際、別の国に対する発言であっても同様の措置に踏み切っただろうと述べた。ピーターズ氏は記者団に対し、「たとえ彼(ゴフ氏)の発したコメントがドイツやフランス、トンガ、サモアについてのものであったとしても、私は対処せざるを得なかった」と説明。その上で、ゴフ氏とは仕事も一緒にしてきた旧知の間柄だとし、今回の発言には「深く失望している"deeply disappointing" 」と付け加えた。ピーターズ氏はさらに、大使の地位にある者はその国の政府や政策を代表する存在だと強調。そこではニュージーランドの顔にふさわしい思考が求められるとの見解を示唆した。

一方で、今回の更迭に対しては批判的な意見も出ている。ニュージーランドの元首相、ヘレン・クラーク氏はX(旧ツイッター)への投稿で更迭理由への不満を吐露。最近出席した2025年2月のミュンヘン安全保障会議に言及し、現地では多くの人が1938年9月のミュンヘン会談と現在の米国の行動との類似点を認識していたと指摘した。参照記事 参考記事:トランプ氏、ロシアとの戦争は「ウクライナが始めた」と主張Who Started World War II:

、、、駐英大使の立場で米国を中傷する発言は好ましくないとしたのかもしれないが、ほとんどの歴史書で、チェンバレンの行いが歴史的間違いと書かれているし、筆者も駐英大使と同じ認識を持っている。但し、当時は植民地主義全盛で、その最たる国家が英国で、そうする事で後進国の近代化と経済発展を促進できると信じられていたのも事実だろう。日本の大東亜共栄圏構想もそれに由来し、当時の欧米に倣(なら)ったに過ぎない。列強国の餌食(えじき)にならない為の日本の富国強兵で、当時はそれが正論だった、、。

https _imgix-proxy.n8s.jp_DSXZQO6098047007032025000000-1時代は変り、1世紀後の今それを行なえば国際法違反とされ、それを監視するのが国連であり、国連決議は、ロシアがそれに該当するとしている。

またトランプ氏が歴史認識に疎(うと)いのは日米関係に対しても同じで、日本の防衛に関し、米占領下で、米国がその作成に大いに干渉した日本国憲法の一部を指して、まるで日本の憲法が身勝手で悪いような一方的な言い回しをしている。過去ブログ:2025年3月とにかく何か手柄話がほしいトランプ?日本との安保にも噛みつくが、、:2月トランプ政権の身勝手、横暴振りにフィンランド大統領が釘を刺す:、、、右上図の「日本」を「EU」に置き換えると分かりやすい。だからトランプ流では、守ってほしければ更に見返り、担保を出せとなるようだ。

images jjhg hg世界は、スパイ上がりのねずみ男とボケの入った不動産屋にかき回されている。それが、単に2大国家の無茶ぶりと黙認は出来ない。日々人の生命が、自然が、平和への願いが犠牲になっている。その罪は大きい。トランプはゼレンスキー氏に「第3次世界大戦を起こす気か!」と言い放ったが、昔チェンバレンが犯したのと同じ、他国(ロシア)の併合、侵略を認めると言うトランプ、ヴァンスこそが、第3次世界大戦を招きかねない、一番危険な発言をしている。言うまでも無く、プーチンはヒトラーに倣(なら)っているのだ。



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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