screenshot(101)仏パリで2025年2月17日、ウクライナでの戦争をめぐる緊急会談が開かれ、欧州各国の首脳が集まった。アメリカが18日にサウジアラビアでロシアと単独で和平交渉を開始することを受けたもの。イギリスのキア・スターマー首相PM Keir Starmer:写真中央左 は会談後、ロシアが再び隣国を攻撃するのを抑止するためにも、ウクライナの和平協定には「アメリカの後ろ盾」が必要だと述べた。相はさらに、恒久的な和平協定が成立した場合、イギリス軍をウクライナに派遣することを検討すると繰り返した。しかし、「ロシアを効果的に抑止する唯一の方法は、アメリカがウクライナの安全保障を保証することだ」とスターマー氏は述べ、自分が来週ワシントンでドナルド・トランプ米大統領と会談する際に、和平協定の「重要な要素」について話し合うと約束した。

その上で、ロシアがもたらす「世代を超えた」安全保障の課題に直面する中、ヨーロッパは「もっと多くのことをしなければならない」とスターマー氏は述べた。他方、サウジアラビアではアメリカとロシア(ラブロフ外相:Sergei Lavrov)が、ウクライナと欧州抜きで協議を進めようとしており、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は自分たちが参加していない協議による取り決めなど一切認めないと強調した。参照記事 

、、、images hgf jjhg非常に歪んだ国家観を持つプーチン政権は、時代を遡ってウクライナは元々ロシアの領土だと今も主張する。ウクライナ侵略に関してラブロフ氏は、ロシアを弱体化させるために米欧諸国がウクライナに傀儡(かいらい)政権を樹立し、ロシアにとって脅威となる軍事インフラの構築やウクライナ国内のロシア系住民への「迫害」を進めさせてきたことが要因だと主張する。もう笑うしかないが、先に、ロシアがウクライナに造った傀儡政権(ヤヌコビッチ政権。当人はロシアに亡命中)が失敗した事などなかった事のようだ。トランプ氏は、新参の取り巻きが好き勝手な持論を言う中、一人オロオロし、混乱に拍車をかけるだけに終わるのでは、、、そんな気がする。 参照記事 

、、イギリスのキア・スターマー首相PM Keir Starmerの過去の言葉を借りれば、戦争を「始めた」のはロシアであり、「直ちに」終わらせることもできるはずだ“Russia started this conflict. Russia illegally invaded Ukraine. Russia can end this conflict straight away,”。過去ブログ:2024年9月英米首脳がロシア本土攻撃で会談?一方、ウクライナは2000km先へ無人機攻撃:ゼレンスキー氏の「協定も何も、侵略を止めて出ていけ」というのが、もっとも正論である。混乱を望み、軍の立て直しに時間稼ぎが必要なプーチンにとっては、待ち望んだトランプの登場なのだ。過去ブログ:2025年2月トランプ政権の身勝手、横暴振りにフィンランド大統領が釘を刺す

imageslkjh hhgf2025年2月19日:トランプ米大統領は19日、ウクライナのゼレンスキー大統領を「選挙を実施しない独裁者(ゼレンスキー氏が任期延長した事を指す)」「ゼレンスキー氏は選挙を実施しない独裁者だ。ぐずぐずしていると、ウクライナはなくなってしまうぞ」と警告。また、米国とロシアで交渉している戦争終結のディール(取引)について、ウクライナに条件を受け入れるよう圧力を強め、バイデン前大統領が提供した支援を悪用しているとゼレンスキー氏を非難。戦争が続いているのはウクライナに責任があるとほのめかした。

自身のSNSに「、、誰もが認めることだが、トランプとトランプ政権だけがこれ(交渉)を成し遂げられる。バイデンは試みもしなかった。欧州は和平に失敗した。そしてゼレンスキーは恐らく、施しの利益を享受し続けたいのだろう」と投稿した。ゼレンスキー氏はこれより先、ウクライナ抜きで結ばれた和平合意には一切従わない考えを示している。参照記事 

さらに「コメディアンのゼレンスキー氏が、勝てる見込みがない戦争にアメリカを説得して3500億ドルの支出に踏み切らせた」と非難し「選挙をしない独裁者は、早く行動を起こさなければ、国がなくなってしまうだろう。ゼレンスキー氏は利益を得続けたいのだ」と攻撃した。参照記事、、、すっかりプーチンの代理人になっている。米国紙ブルームバーグは「トランプ氏が大統領に就任して以来、最も辛辣(しんらつ)なゼレンスキー氏への批判となった。」と書いている。年寄りの冷や水で文句を言うにしても、相手が違うだろう。そして、核兵器を開発、使用し、核兵器拡散を結果的に容認してきた大国としての責任が在るだろう。その結果責任に今、世界は、欧州はさらされているのだ。トランプ氏の態度は、余りにご都合主義オポチュニズム:opportunism)だ。



nappi11 at 00:02│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2025年02月20日 05:55
今の欧州のやる気の無さを見ると(ゼもひっくり返っているだろう)、無理繰りにでも停戦すべし。勿論、ウがサインしなければ成立しないが。その時は大魔神も完全撤退(経済制裁も止める可能性大)・・・マイダン革命を煽ったり、梯子を外したり、好き勝手ではある。

この時期にウ国営放送が2月上旬に行った世論調査の結果を発表した。ウ国民の57%がゼ大統領を信頼していると。4割近くが信頼していないとも。かなり微妙な数値との印象。
2. Posted by 甲東   2025年02月20日 06:04
トルコが、PKO部隊を出すからシリアから手を引け、と言ったら面白い。大魔神は渡りに船かも。もう少し様子見だろう。
3. Posted by 甲東   2025年02月20日 10:03
大魔神が下品に煽っている。アリバイ作りかな。
気をつけないと。誰が。ウ。

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