シリア北部アレッポ県で自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも15人が死亡、数十人が負傷した。救助ボランティア団体「ホワイト・ヘルメット(シリア民間防衛隊)」が2025年2月3日、明らかにした。
爆発はアレッポ県のマンビジュ郊外outskirts of Manbij in northeastern Aleppo province、Syriaで発生。多くの労働者を乗せた車がこれに巻き込まれ、女性14人と男性1人が死亡した。さらに女性15人が負傷、そのうち1人は重体と伝えられている。まだ、どこからも犯行声明は出ていない。シリアの勢力図は、メディアにより微妙な違いが在るので、以下に数種類の戦況図と石油資源に関する図を載せる。
イギリスのNGOシリア人権監視団は女性18人と男性1人が死亡したと報告している。マンビジュでは2024年12月にアサド政権が崩壊した後after the fall of President Bashar Assadも戦闘が続いており、トルコ政府が支援する「シリア国民軍(SNA:Syrian National Army)」と米国の支援を受けるクルド人自治区の民兵組織「シリア民主軍(SDF:Kurdish-led Syrian Democratic Forces.)」が衝突している。参照記事 英文記事 過去ブログ:2025年1月シリアで今も続くISテロの脅威:2024年12月シリア戦況図、最近のまとめと続く戦闘、報復:
、、、、これまでもそうだが、各勢力の支配地域のくい違いから、武力衝突が絶えないのがシリア紛争の特徴で、その背景には、歴史背景、部族分布、資金源となる原油採掘場所、精製所、パイプラインとの絡み等が関係している場合が多く、各勢力が要求する地域の要因は実に複雑だ。さらに、これまでの経緯から、報復的テロも発生する。
現在の所、アサド政権を打倒したタハリール・アルシャーム機構(HTS)が暫定シリア政府を樹立し、すでに各国と外交交渉を展開しているが、これも、いつ内部で権力闘争や宗派間の内紛が起きて分裂するか分からない。加えて、国境を接するイスラエルとの紛争も在り、さらにシリア内部には、まだ過激派ISの残党も存在しているようだ。しかし、こんな状況はシリアに限らない。カダフィ政権崩壊後のリビアLibya等も「ぶっ壊れた国」のままである。混乱状態なら、スーダン、チェチェン、パレスチナ、レバノン、など、数えれば切りが無く、世界情勢は混沌(こんとん)としている。ロシアも、そうならないとは言えない状態だ。
日本のメディアは局地的な報道はするが、世界を俯瞰的に見て、日本が、どうあるべきかの視点が欠けているように見える。日増しに増える食べ歩きと、くだらない、芸人の内輪話の番組ばかりでは、TVの存在価値が薄れるのは無理も無く、使われる日本語と合わせて、TVは日増しに下品で幼稚になるばかりだ。「楽しい日本」でなくていい。「きれいで思いやりに満ちた日本」にしてほしい。環境も政治も、、。まずは、下品、下劣な連中の排除か。
コメント
資源がほとんど無い国は中国にも相手にされず、大魔神からも無視されたら暴れるしか無くなるが・・・コンゴにとっては絶好の機会なのかも。アフリカ中部も再燃か。
大魔神があからさまに、他国のことは知らん、という態度を取り始めている。あちこちで火を噴きますよ。