

現地当局の発表によると、首都ワシントン Washington, DC,近郊のポトマック川に、小型の航空機が現地2025年1月29日夜
8時48分(日本時間30日午前11時頃)、墜落した。現在、消防や警察が捜索を行っているが、死者や負傷者は不明。


連邦航空局は、旅客機はカンザス州からワシントンへ向かっていたアメリカン航空5342便American Airlines Flight 5342(
American Eagle Flight 5342、機体は、ボンバルディアのCRJ700型機)で、ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港Reagan National Airportの滑走路への進入中に軍用ヘリコプター、ブラックホークBlackhawk Helicopter (
US Army UH-60 Blackhawk )と空中で衝突したと発表した。
アメリカン航空は、旅客機には乗客60人と乗員4人が乗っていたと明らかにし、アメリカメディアは、軍用ヘリコプターには3人が乗っており、現場から4人が救助されたと伝えている。
記録映像 参照記事 参照記事 :


今回の件は、1982年1月13日にポトマック川Potomac Riverに急落したフロリダ航空機の墜落を思い出させ、その事故では78人が死亡した。原因は悪天候に起因していた。
英文記事 英文記事 日本時間30日3時頃、米紙ワシントン・ポスト(WP)は関係者の話として、川から複数の遺体が引き揚げられたと報じた。今のところ生存者は見つかっていないという。CBSニュースは警察関係者の話として、少なくとも18人の遺体が引き揚げられたと伝えた。
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消防当局は28人の死亡を確認し、生存者はいないとの見解を示した。NBCニュースは30人以上の遺体が発見されたと報じた。米国フィギュアスケート協会は、ウィチタで開かれた大会に参加した選手やコーチらが搭乗していたと明らかにした。在米日本大使館は、旅客機に日本人が搭乗していたかどうかの確認を急いでいる。
参照記事 参照記事 英文記事:
2025年1月31日:救助隊が旅客機の乗客乗員64人とブラックホークの乗員3人を捜索しているが、生存者は見つかっていない。米国のダフィー(Sean Duffy)運輸長官は30日、ワシントンDC近くのポトマック川上空で旅客機と米軍ヘリが衝突した事

故について、「絶対に防ぐことができた」という
認識を示した。同氏によると、ブラックホークは訓練飛行中で、その飛行ルートは標準的なものだったという。「ヘリと旅客機が違うタイミングでそこを通過していれば、何の事故も起きなかった...」、、ダフィー氏は記者から「衝突は回避可能だったか」と問われ、「当たり前だ」と答えた。
トランプ氏も管制塔がブラックホークに適切な指示を出さなかったと示唆。「止まれ、下がれ、上がれ、戻れ、どれかひとつ指示すれば、こんな事故起きなかった。なんてことだ!」と非難している。連邦保安局(FAA)はレーガン空港の全機に地上待機を命じている。運用再開の見通しは立っていない。
参照記事 先ほどアメリカメディアは運輸安全委員会が30日、旅客機のフライトレコーダー2つを回収し、これから解析に回されると報じた。また、管制官の人手不足が一因との見方も浮上し、ニューヨークタイムズは、衝突当時、管制官が1人で航空機とヘリコプターを掛け持ちする異例の状態だったと報じた。また、事故を起こした軍用ヘリは高度が規定の60mより高い90mで、承認された飛行経路から外れていた可能性があるとの報道も在る。
参照記事 また、民間機には、衝突回避の警告システムが在るが、低空飛行の場合、作動しない事もあり、管制指示が重要になる。管制ミスか、、。