

プーチン氏は会見中、ウクライナのドニプロに対して最近11月21日発射した核搭載可能な超音速新型中距離弾道ミサイル「オレシュニク OLESHNIK(ハシバミの木の意味)」の性能を自賛。ウクライナ情報機関の分析では「1発のミサイルから6発の弾頭が分離し、それぞれの弾頭から更に6個の子弾が分離された」としている。
プーチン氏は、オレシュニクでウクライナを攻撃するという先日の脅しを繰り返し、欧米供与の防空システムを試す目的で首都キーウに発射する考えをほのめかし、「彼らにある種の技術的実験、いわば21世紀版のハイテク決闘を提案してもらおう」と言及。「攻撃対象となる何らかの目標、たとえばキーウ市内の目標を指定してもらい、彼らは持てる全ての防空・ミサイル防衛部隊をそこに集中させる。その後、我々はオレシュニクでその場所を攻撃する。何が起きるか見てみよう」と述べた。そのうえで「我々にはそうした実験の用意がある。いずれにしても、排除はしない。そうした実験、技術的決闘を実施し、何が起きるかを確認する。興味深い試みだ」と付け加えた。
ゼレンスキー氏はこの発言の抜粋をX(旧ツイッター)に投稿した上で、英語で「人々が死んでいるというのに、彼はそれを『興味深い』と考えている。愚か者だ」とコメント。ウクライナ語でも同様のコメントを投稿した。
プーチン氏は19日の発言の冒頭、ウクライナ戦争に関しても同様の軽口をたたき、戦争のおかげで人生がより面白くなっているとの認識をほのめかした。「すべてが平穏で落ち着き、安定していると退屈に襲われる。停滞だ。何らかの行動が必要になる。ひとたび行動が始まると、すべてが頭の脇を通り過ぎる」「残念ながら、いまは銃弾が音を立てて飛んでいる状況だ」としている。
戦争を終わらせるために「妥協する用意はある」と大統領は述べたものの、何を意味するのかは不明だった。ロシア軍は「毎日」前線で前進していると大統領は述べ、ロシア兵を「英雄」と称賛した。会見の最中には、ロシア西部クルスク州で「祖国のために戦っている」ロシア海兵隊から贈られたという署名入りの旗を披露し、カメラのためにそれを後ろで持つよう会場の参加者に指示した。 参照記事 参照記事 BBC参照記事 参照記事:ドイツがアロー3大気圏外迎撃ミサイルを取得したのはロシア新型IRBMオレシュニク対策だった?:
、、、毎度プーチンの妄想には呆(あきれ)れているが、今回は腹が立った。侵略の善悪など全く気にもせず、戦争を楽しんでいるが、「しばらく退屈しているから手持ちのミサイルでも撃ち合って、決闘でもしてみないか?」と言う。こんなキチガイと世界は直面しているのだ。ウクライナに発射した11月21日、プーチンは声明で、「オレシュニク」による攻撃は米英製の長距離兵器のロシア領への使用に対する報復であり、、また、米国の中短距離ミサイル製造および展開計画への返答だと指摘。ロシアは攻撃に対して必ず報復する」と述べていた。参考:2022年10月フィンランド大統領、プーチン氏は「敗北を受け入れる能力がない」:
2024年12月21日:ウクライナの首都キーウKyivで20日、ロシアのミサイル攻撃により1人が死亡した。AFPのスタッフは一連の爆発の後、市内で煙が上がるのを確認した。ロシア国防省は攻撃が報復だったと発表している。
ロシア軍の攻撃は20日午前7時(日本時間同午後2時)ごろにあった。極超音速ミサイル「キンジャル」と弾道ミサイル「イスカンデル」 hypersonic Kinzhal missiles and Iskander/KN-23 ballistic missilesを使用したとされる。ロシア国防省は「西側に支えられたウクライナ政府の行動に対応した」とし、「長距離精密兵器を使用した複合攻撃が行った」と発表した。ウクライナ軍は今週、欧米諸国から供与された兵器を使ってロシア南部を攻撃しており、ロシア側は報復を宣言していた。参照記事 英文記事 参考映像解説:ロシア特殊部隊の渡河作戦が壊滅!燃料工場を完全破壊!ロシア軍が同盟軍を置き去り!北朝鮮軍精鋭部隊が壊滅:、、、仕掛けた攻撃がことごとく失敗し、その都度八つ当たり的に報復だとしてミサイルを発射するプーチン、彼の異常さに、中国さえも「核には手を出すな」と公式に警告している。