

自らの政権の崩壊を受けアサド氏がシリアを後にした2024年12月8日以降も、数多くのシリア人家族たちは自分たちの愛する人々に何が起きたのか依然として答えを得られずにいる。これらの人々はアサド政権の秘密警察によって拘束された。
米非営利団体シリア緊急タスクフォース(SETF)代表によると、首都ダマスカス東郊にある集団墓地では「アサド政権による拷問で死亡した」数十万人の遺体が埋葬された可能性があるという。数年にわたり集団墓地の調査に取り組んできた代表は、アサド氏の失脚を受けてようやく遺体が埋葬されている疑いのある現場を訪れることが出来たと述べ、集団墓地とみられる場所は、ダマスカスから約45キロ離れたクタイファ Qutayfahにある。現地には深さ6~7メートル、幅3~4メートル、長さ50~150メートルの溝が掘られている。現地で墓掘り作業に従事していた人々に話を聞いたところ「2012年から18年までの間、1台当たり150人以上の遺体を積んだトレーラー4台が、2週間に一度の頻度で来ていた」という。合計で数十万人の遺体が運び込まれた計算だ。記録映像:Syrian Mass Graves:
遺体は埋葬しやすいように、ブルドーザーを使って押しつぶすよう情報当局者らが命じていたという。
12月16日には、シリア南部ダルアー県のイズラー Izraa in Daraa governorate, southern Syria北郊にある集団墓地から20人以上の遺体が見つかったとの報道も浮上した。
仏AFP通信の映像には現場を掘り返し、土の中から遺骨を拾い上げる作業員の姿が映っている。国際行方不明者委員会(ICMP)によると、シリアでは約15万人が行方不明となっている。大半はアサド政権や関係機関により拉致、拘束された人々だとされる。CNNはこの数字を独自に検証できていない。SETF代表のムスタファ氏は、シリア各地に少なくとも8カ所の集団墓地が存在するとの認識を表明。各国の専門家にも、実際にシリアを訪れ、遺体の掘り起こしや身元確認を支援するよう強く呼び掛けている。参照記事 、、、アサド政権の残虐性は有名で、父親ハーフィズ・アサド(Hafez Assad)の政権を引き継いだバシャール‣アサドは、シャビハ(シャビア):Shabiha と呼ばれる私兵集団、民兵を使って、反政府的市民を連行し拷問、処刑を繰り返していた。延べにすれば数十万人の市民虐殺があったと言われている。過去ブログ:2012年1月大統領の私兵シャビハの市民狩りの実態 シリア 2011年12月裏で進行する米、Natoの反政府支援 シリア 緊張高まる中近東 シリア孤立>内戦か?
でも、ヨルダンはイギリスに大きな貸しがあったが、元過激派ではつらい。せいぜいトルコか・・・つらいのー。