

シルスキー氏は地元当局者に向けた演説で、「敵は3日連続で、クルスク州で猛攻を仕掛け、北朝鮮軍の部隊を積極的に活用している」と述べた。ウクライナと米国、韓国の情報機関はいずれも、北朝鮮はロシアに援軍として約1万人を派遣したと指摘している。シルスキー氏は「北朝鮮人傭兵(ようへい)は既に多大な損失を被(かぶ)っている。ウクライナ軍は敵の人員と装備を破壊し、防衛線を維持している」と述べたが、それ以上は明らかにしなかった。ウクライナは16日、同国軍がクルスク州で北朝鮮兵少なくとも30人を死傷させたと発表していた。
左は、ウクライナの無人機に怯える北朝鮮兵士。 過去ブログ:2024年12月ウクライナがクルスク州で死亡した北朝鮮兵士の記録公開:映像:クルスクでのウクライナの攻撃:激しい攻撃に北朝鮮兵は退却 After heavy losses, North Korean soldiers retreated in Kursk under attacks of Ukrainian Army:一方のロシア軍は17日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝クラホベ(Kurakhove:クラホヴェ)南方約10キロに位置する小村一つを奪取したと発表。クラホベについても掌握目前だと主張している。参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2024年9月ロシアの国防費急増と成長率鈍化 何のための戦争継続?:
米国務省関係者によると、ロシアは「戦場での利益」獲得のために、窒息剤クロルピクリン the choking agent chloropicrinをウクライナに対して使用したと指摘し、ウクライナ保安庁(SBU)は、ロシア軍がドローン(無人機)を使って、ウクライナ兵がいる場所に化学兵器を投下したとしている。ウクライナのアルテム・ヴラシウク大佐は以前、戦争が始まってから2000人以上のウクライナ軍人が、化学兵器による中毒症状で入院治療を受け、3人が死亡したと述べていた。参照記事 英文記事 ドネツク州で残虐な元刑務所チーフが暗殺されるタンカー事故に新展開!ロシアの密輸船団「影艦隊」完全封鎖へ!G7とEUが79隻を制裁対象に追加 15度目の経済制裁でロシアの石油収入が断たれる危機!BOGDAN in Ukraine:
2024年12月18日:モスクワでロシア軍中将ら2人が爆殺された事件で、ロシア治安当局は18日、ウズベキスタン Uzbekistan国籍の男をモスクワ郊外で拘束したと発表した。取り調べに対し、男はウクライナの特務機関に雇われて犯行を実行したと供述。報酬として10万ドル(約1530万円)と欧州の国での居住を約束されていたとしている。右は爆殺現場
ロシア当局 (FSB)の発表などによると、男は1995年生まれのアフマド・クルバノフ Ahmad Kurbanov容疑者:左。ウクライナ側の指示でモスクワ入りし威力が大きな爆発物を入手。ロシア軍のキリロフ放射線化学生物学防護部隊長の自宅前に爆発物が仕掛けられた電動キックボードを止めた。
キリロフ氏の家を監視するために借りた車にカメラを設置した。映像はウクライナ東部ドニプロにオンラインで送られ、玄関を出る映像信号の受信後に遠隔操作で爆発させたとしている。参照記事
2024年12月20日:韓国の李成權(イ・ソンゴン)議員は19日、記者団に対し、ウクライナが越境攻撃を仕掛けているロシア西部クルスク州での戦闘支援のため派遣された北朝鮮兵が今月実戦に投入されて以来、少なくとも100人が死亡したと語った。また、「彼ら(北朝鮮兵)は12月に実戦に投入され、少なくとも100人が死亡した」と指摘。「(韓国の情報機関)国家情報院は、負傷者は1000人近くに上る見込みだと報告している」と述べた。参照記事
モスクワの西部、ロシア領トヴェリ州トロペツtown of Toropets in Russia's Tver region に位置するロシア国防省ミサイル・火砲総局の大型弾薬庫(2018年建造の最新鋭弾薬庫、240t保管可能)はこれまで、2024年9月、11月にウクライナのミサイル、無人機攻撃を受け大爆発を起こしているが、特に9月18日の大爆発は記録的で、この事でロシア軍のクルスク州での展開、モスクワ防衛に大きな支障が出ていると言われている。過去ブログ:2024年11月バイデン氏、米製長距離ミサイルでのロシア攻撃をウクライナに許可:9月ウクライナ軍、ロシア領内での積極攻撃継続とトランプ氏:映像記事:ウクライナの大規模爆撃後、ロシアで粛清が加速…国内外から崩壊している理由: