20170920_1505904021-178266オランダ最高裁判所は、一時的占領地ウクライナ領クリミアにおいて、ロシアがウクライナの企業「ナフトガス・グループ:Naftogaz」の資産を不法に接収したことについて損害賠償の支払いを命令したハーグ仲裁裁判所の一部決定の取り消しを求めるロシアの上訴を棄却したと、ナフトガス広報室が2024年12月13日伝えた。、、2023年4月12日、仲裁裁判所はロシアに対し、2014年のクリミア自治共和国におけるナフトガス・グループの資産接収による損害賠償として50億米ドルFireShot Capture 306 - XユーザーのNaftogaz of_(約7700億円)の支払いを命じていた。仲裁判断は、ロシアがウクライナに全面侵攻する中、2022年3月に終了した賠償額を決定する審理の後に下されていた。ロシアはこの一連の判決に対して控訴を続けているが、最近のオランダ最高裁判所の上訴棄却判決を受けて、勝訴の可能性はさらに狭まった。参照記事、、、ロシアの2022年2月からの侵略が明確な状況で、クリミア占拠は合法だと言っても通用するわけも無く、支持するのは習近平と鈴木宗男位だろう。 ウクライナの持つ天然ガスの埋蔵量は、欧州の中で第2位の規模である。平和にさえなれば、欧州のガス不足も改善される見込みが在る。
ナフトガス・ウクライナは、ウクライナ最大の石油およびガスの会社で、ウクライナ政府下の国営企業である。垂直統合企業で、探鉱作業と鉱床の開発、天然ガス原油の操業と探索掘削、採掘、輸送、精製、消費者への天然ガスと液化ガスの供給の完全なサイクルを施行してきた。2022年2月よりロシアによるウクライナ軍事侵攻が開始されたことで顧客の多くが代金を支払えなくなり現金不足に陥った。このため7月には国外の債権者に対し債務支払いの2年間延期を要請したものの同意が得られず、7月26日に期限を迎える債権支払いを履行できないこととなり、債務不履行となった。ウクライナの政府系企業がデフォルトに陥った最初のケースとなった。参照記事 過去ブログ:2024年2月自国産天然ガスで冬を乗り切るウクライナと経済苦のロシア: 


nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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