screenshot(33)2024年12月6日:バシャール・アル・アサド大統領の最近の挫折で反政府勢力がハマの防御を破った後、シリア軍はハマから撤退した。この発表は、反政府勢力がハマ郊外での政府軍との3日間の激しい衝突の後にハマに入ったと発表した後に行われた。シリア軍はハマから再展開し、民間人の命を守るため市外に陣取ったと発表した。シリア軍は、ハマの防御を突破するために自爆攻撃に頼った反政府勢力に抵抗し、多数の兵士が死亡したと発表した。ハマは、2011 年 3 月に勃発したシリア内戦中、政府の完全な管理下にあった数少ない都市の 1 つ。参照映像 過去ブログ2024年12月シリアでロシア軍がイスラム系反政府組織や病院を空爆

8a52188e、、、今後、シリア軍が軍を立て直して反撃に出るだろうし、その時、ヒズボラ、ロシア、イランがどう出るのか?トルコが仲介に出るのか?まだまだ先は見えない。反政府側はホムスHomsへ向かっていると言う。別映像では、反政府勢力に航空支援を提供するためにシリア上空を飛行する米軍機が写っているようだ。米国のA-10「イボイノシシ」サンダーボルトII航空機は、シリア東部最大の都市デリゾールDeir ez-Zor近郊のシリア政権軍とイランの代理部隊を攻撃するために飛行したという。戦況図参照記事 左は、今回の内戦前の状況。上のBBCの戦況図には筆者の加筆、編集がされています。

FireShot Webpage Screenshot #1782 - 'Map of Syrian Civil Wa別図:右下 の説明では、南部作戦室下の反政府勢力は、すでにシリア南部のダラアDaraa市全体と数十の都市、町、兵舎を支配しているとあるので、反政府側は、ダマスカスDamascusを南北から攻める作戦のようだ。シリア南部は、これまで反政府組織が勢力を温存していた地域で、政府軍が過去に弾圧を繰り返した事から、住民にも反政府意識が高い地域と記憶している。また、北部のクルド軍は、今も米軍の支援を受けていると思われ、トルコ支援の反政府組織との戦闘が継続中のようだ。上の図には、紛争地と加筆した。反政府側が侵攻地域では、政府軍支持の住民が家財道具を積んだ車で逃げ出す状況が続いている。映像:逃げる政府軍と追う反政府軍の様子

HTSはウクライナとロシアの戦争からドローンを使用した攻撃方法を学び、ドローンによる空からの攻撃でシリア政府軍の戦術を逆手にとり「退却」を誘い、ドローンで強化された戦場認識力で防衛ラインに生じた穴を察知して突破口を開いているという意味で、シリア政府軍がドローンの脅威を軽視していたためHTSの成功が大きなものになってしまった可能性が高い。但し、シリア政府軍は手痛い代償を支払って「ドローンの脅威」を学んでおり、ハマー周辺で時間さえ稼げれば対応の余裕が生まれるかもしれないが、ハマやホムスを一気に突破されるとアサド政権の運命はわからなくなる。参照記事 映像:HTSの無人機攻撃シリア反政府勢力はタダで戦車145両、航空機35機を手に入れ、破竹の勢いで進軍:参考:ウクライナで変わった戦争の性格 日本の専守防衛では対処困難 米戦争研究所ケーガン所長


nappi11 at 00:00│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2024年12月07日 04:59
驚いた。アサドはどんどん撤退ですね。南も騒がしくなった。

トルコが仲介に出るのか・・・影の首謀者ですよ。どこまでやるかだが。クルドが元気になるのは困る。
昔、シリアから追い出された同胞団を頭にしたいのでしょう。反政府勢力全体を掌握できているとは思えないが。今は旧ヌスラが絶好調、かな。
2. Posted by 甲東   2024年12月08日 04:44
アサドの所在不明と。
アサド憎しの中東オタクが、“今、シリア反体制派はアルカイダだ、と言っている人は、イスラム・テロ問題の素人さんです”と言っている。
トルコに因果を含まれたし、今は調子が良いのでアルカイダには見えないかも知れないが、権力を握った後はどうなるか・・・取り敢えずはアラウィー派をどうするか。
3. Posted by 甲東   2024年12月08日 06:04
パリ訪問中の大魔神がマクロンに、世界がおかしくなっている、と言ったそうな。シリアには深く干渉していないのかな。武器を世界中にまき散らさないように。
4. Posted by 甲東   2024年12月08日 16:48
シリア西岸にはアラウィー派が175万人ほどいるらしい。アサド一族の出身母体。
不思議なイスラムで、クリスマス、イースターも祝う。イスラム本流からはイスラムと思われていないが、自身はシーア派と言っている。イランとは違う。
トルコ東部には昔からヘンテコな(失礼)宗派が一杯あった。今でも名残がある。
昔は、ハタイ県周辺にはアルメニア人も多くいた。十字軍が国を造っていた時期もある。キリスト教と混じった小さな新興宗教が出来ても不思議では無い。自分達にとっていいとこ取り。生き残る知恵。
未だかつてアラウィー派が何か変なことをしたという話しは聞かない・・・ちなみに、南部にいるドルーズ派もシーア派。目くじら立てても治まらない。

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