南米パラグアイParaguayは2024年12月5日、内政干渉の疑いで中国特使のビザを剥奪し、ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物を指す外交用語:ラテン語: Persona non grata、英語: person not welcome)に指定、24時間以内に出国するよう命じた。パラグアイ外務省は声明で、「ユネスコの年次総会に出席するためパラグアイに滞在していた中南米担当の中国特使、徐偉(Xu Wei)氏のビザを剥奪し、内政干渉を理由にペルソナ・ノン・グラータに指定した」と述べた。特使は前日、ユネスコ会議を欠席。代わりに首都アスンシオンの議会に姿を現し、政府に対し、台湾との国交を断絶するよう呼びかけていた。
パラグアイは台湾と公式の外交関係を結ぶ数少ない国のひとつである。南米で台湾を承認している国はパラグアイのみだ。世界で台湾を承認している国は12カ国まで減少している。パラグアイ政府は中国が台湾を承認しないよう諸外国に働きかける中にあっても、確固とした姿勢を貫いている。
近年、中南米ではホンジュラス、パナマ、ドミニカ共和国、エルサルバドルの4カ国が台湾との国交を断絶した。中国は南米との連携を強化し、この地域の多くの国にとって最大の貿易相手国となっている。参照記事 参照記事 英文記事:Paraguay expels visiting Chinese envoy who urged lawmakers to reject Taiwan パラグアイは、同国議員に台湾を拒否するよう促した中国の特使を追放:参考映像:【中南米からも嫌われる中国】アルゼンチンだけじゃない!続々と反中の大統領が誕生。:
、、、中国は、ロシアと同じく、国際的に制裁と言ういじめと差別を受けている大国だが、数々の国際法を無視する以上当然である。しかし、身勝手な理由で小国に向け内政干渉をする態度は実に陰湿で放漫だ。筆者はそれを、中国の歴史的劣等感の成せることと見ている。中国のしている国際経済での強引さは、路上のポン引きと同じで、甘言(かんげん)にうっかりついて行けば、そこは暴力バーである。彼らには商道徳のかけらも無い。過去ブログ:2024年12月ロシアから制裁回避を学ぶ中国の台湾への軍事侵攻以外の別作戦 :