FireShot Webpage Screenshot #1750 - 'Watch dramatic moment 'ウクライナが2024年11月20日、イギリスから供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」Storm Shadow missilesをロシア国内の標的に向けて初めて発射したことが、BBCの取材でわかった。

戦争で荒廃したウクライナはこれまで、他国から供与された長距離ミサイルの使用を自国内に限定されていた。この攻撃の前日には、ウクライナは米製長距離ミサイルを初めてロシア国内に撃ち込んだ。アメリカのジョー・バイデン大統領は先に、ウクライナが米製ミサイルを使ってロシアを攻撃することを許可していた。右は、ウクライナが持つ各ミサイルの射程圏とロシアの軍用飛行場と占領地域(斜線)の分布。

FireShot Webpage Screenshot #1748 - 'Now Ukraine fieb955fb4-fcec-4df5-a86c-11369985479eイギリス政府関係者は、ジョン・ヒーリー国防相 Defence Secretary John Healeyが11月19日夜にウクライナ側と話をしていたことを認めたが、閣僚たちはロシアの反応を懸念し、この動きがイギリスが主導したものと受け止められないよう、報道対応に慎重になっている可能性が高い。

ウクライナのルステム・ウメロフ国防相も、同国がロシア国内に対してストームシャドウを使用したのか明言を避けたが、「我が国を防衛するためにあらゆる手段を使っている」と述べた。アメリカ国務省のマシュー・ミラー報道官は、英供与のミサイルの使用についてウクライナがアメリカに相談や報告をしているのかとBBCが尋ねると、「他国の武器の使用について公に話すことはない」と答えた。

FireShot Webpage Screenshot #1747 - 'MILITARY方針を転換:ストームシャドウは強固な塹壕や弾薬庫を貫通するのに理想的な兵器と考えられている。ロシアもウクライナとの戦争でこうした兵器を使用している。米英はこれまで、自国が供与した兵器でロシア国内を攻撃することをウクライナに認めてこなかった。戦争をこれ以上エスカレートさせたくないためだと指摘されていたが、11月17日、バイデン氏は自国が供与した陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS)を使用してロシアを攻撃することをウクライナに許可し、ウクライナは19日、同国と国境を接するロシア・ブリャンスク州への攻撃にATACMSを使用した。アメリカは20日、ロシア部隊の動きを減速させるための試みとして、ウクライナへの地雷供与を許可したことも発表した。

「ウクライナが必要とする限り確保」:ブラジル・リオデジャネイロで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で19日、イギリスのキア・スターマー首相は、同国は「ウクライナが必要とするものを、必要とする限り確保する」つもりだと述べた。

pmstormgraphicfinalストームシャドウはイギリスとフランスが共同開発した長距離巡航ミサイルで、最大射程は約250キロメートル。フランスでは「スカルプ」という名で呼ばれている。航空機から発射されたミサイルは、音速に近い速度で地形に沿って飛行する。落下すると弾頭が爆発する仕組みだ。

メッセージアプリ「テレグラム」には、ロシア西部クルスク州village of Marine, Kurskで撮影されたストームシャドウの破片が写っているとされる画像が浮上した。FireShot Webpage Screenshot #174BBCヴェリファイ(検証チーム)はこの画像を兵器の専門家に見せた。参照記事 英語記事:Ukraine fires UK-supplied Storm Shadow missiles at Russia for first time英文記事英文記事:過去ブログ:2024年11月:バイデン氏、米製長距離ミサイルでのロシア攻撃をウクライナに許可

、、、西側は、攻撃対象をロシアの軍事施設と限定しながら、戦況打開に長距離ミサイル使用に踏み切った。今も居住地への無差別攻撃を止めないプーチンが、戦術核兵器に手を出すのではと懸念されている。そこに手を出せば、経済同盟上海協力機構SCOやBRICSに参加している中国、インド、イラン辺りから異論や離脱が起きるのでは?過去ブログ:2024年10月BBCがBRICS首脳会議後のプーチンにインタビュー:2023年7月プーチン氏、SCO首脳会議で制裁への抵抗を宣言とインド: すでに孤立し、経済悪化のロシアは春までに武器弾薬が枯渇すると言われる中、西側は賭けに出たのか、、。ロシアは東部で攻勢に出て、一部で優勢とも言われるが、ロシア側死傷者は毎日2千人前後と激増してる。

FireShot Webpage Screenshot #1751 - 'Caspian-se2024年11月21日:ウクライナ空軍は21日、ロシアが午前中に、カスピ海に隣接するロシアの南部アストラハン州 Russia’s Astrakhan region, which borders the Caspian Sea.から核弾頭搭載も可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM: intercontinental ballistic missile)を発射したと発表した。ウクライナ戦争でロシアがこうした強力な長距離ミサイルを発射したのは初めて。

152343252344t_largeウクライナ空軍によると、ロシアの大陸間弾道ミサイル1発が他のミサイル8発とともにウクライナ中東部の都市ドニプロDnipro(ドニエプル)の企業と重要インフラを標的にし、ウクライナ軍がそのうち6発を撃墜したと発表した。写真はイメージ・

地元の州知事は、産業施設や住宅が被害を受け、火災が発生するなどして、2人がけがをしたとSNSで明らかにした。ウクライナ軍は今週、米国製と英国製の長距離ミサイルでロシア領内を攻撃していた。ウクライナ軍はロシアが発射した巡航ミサイル「Kh-101」6発を撃墜したことも明らかにしていた。参照記事 映像記事 英文記事 過去ブログ:2024年11月バイデン氏、米製長距離ミサイルでのロシア攻撃をウクライナに許可

5a91812fea5563777191e306d64a5bd52024年11月22日:ロシアのプーチン大統領は21日、ビデオ演説し、侵攻するウクライナ東部ドニプロに向けて新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク"Орешник"」a Hypersonic Oreshnik(中距離弾道ミサイル:IRBM intermediate-range ballistic missile,)を初めてテスト使用したと発表した。ウクライナ空軍は先に大陸間弾道ミサイル(ICBM)攻撃を受けたと主張。ロイター通信によると、米当局者は中距離弾道ミサイルという見方を示していた。

プーチン氏は非核極超音速弾頭搭載弾道ミサイルだと述べ、さらに、同ミサイルに対抗できる手段は存在しないとし、そのミサイルは10マッハの速度(1万2250キロ強毎時、秒速2.5~3km)で目標を攻撃するものだと主張した。AFP通信はオレシニクの射程距離を3000ー5500キロと推定した。その後ゼレンシキー氏は、同ミサイル攻撃につき、「速度、高度といった全ての特徴は、ICBMだ。今、調査が続いている」と指摘していた。参照記事 参照記事 参照記事 

FireShot Webpage Screenshot #1756 - 'トランプ米重要なのは、米国がINF条約(中距離核戦力全廃条約)から離脱した直後からロシアが中・短距離ミサイルの開発に着手していたことをプーチン大統領が明確にしたことだ。つまり、それぞれ500~1000キロメートルと1000~5500キロメートルという「非戦略的」距離の目標を攻撃できるミサイル兵器をロシアが出現させた責任は、まさにこの基本条約からの一方的な離脱こそが米国が非難すべきものである。ドナルド・トランプ米大統領は2018年10月20日、米国が1987年に旧ソ連と結んだ中距離核戦力(INF)全廃条約から離脱すると明らかにし、ロシアの条約違反を理由にしていたが、ロシアは条約違反のミサイル開発を否定していた。条約は2019年に失効した。参照記事 英文記事 参考:2024年6月 ロシア、短・中距離核ミサイルの生産再開へ プーチン氏が表明 米国への対抗と主張:映像記事:ICBMの正体判明!ロシアがウクライナに使用したのは極超音速ミサイル『オレシュニク』

破棄決定後の動き;2019年6月28日に行われたアメリカとロシアの首脳会談では、「21世紀の軍備管理モデル」の検討を開始することで一致。新たな核軍縮の枠組みの模索が始まった。アメリカ側は、中国も加わる3カ国の条約を結ぶ意向を示していると伝えられたが、中国側は報道官のコメントを通じ「協議に参加する前提も基礎的条件もない」として事実上拒否する姿勢を示した2019年8月19日、アメリカは、条約により禁じられていた地上発射型巡航ミサイルの、また12月12日には中距離弾道ミサイルの発射実験を行なった。これに対してロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンも、国防省他に対し“脅威の分析と然るべき対抗措置の準備”を指示した。、、、この説明では、米露の核軍縮の流れに、横紙破りで反発した中国に警戒した米国が実験を再開したと読める。ウクライナはすでに自前のミサイルを開発製造しているとも言われ、今後戦況が熾烈さを極め、ミサイルが飛び交う可能性がある。プーチンにすれば、条約が破棄され、米国が開発するなら、ロシアがして何が悪いとの言い分だろうが、テストなら自国でやれ!

FireShot Capture 281 - Xユー2024年11月23日スウェーデンは22日金曜日、ウクライナの長距離ミサイルとドローンの大量生産のための重要な資金を割り当てる計画を発表した。この決定は、ストックホルムのカールバーグ城でウクライナ国防相のRustem Umerovとの会談で、スウェーデンのPal Jonson国防相によって明らかにされ、ウクライナの長距離ミサイルと長距離ドローンを大量生産でき13b34fcfるようにするために、かなりの資金を提供する。軍事大国スウェーデンの支援は画期的で、スウェーデンから小型戦闘機の提供もあり得ると言われ、すでにウクライナ兵士が訓練を受けているとの報道が以前に有った。スウェーデンは国産の高性能戦闘機「グリペン」や、艦船や静かなエンジンを搭載した潜水艦などを含め、機動性のある艦隊を有しており、現状でもフィンランドとスウェーデンがバルト海の幅広い沿岸部を監視していることから、e8f311edこの2カ国がNATO加盟となり、NATOがバルト海において主導的な位置に立つことができる。ちなみに、ノルウェーとデンマークはすでにNATOに加盟している。 英文記事 映像:ロシアが最も警戒し世界屈指の軍事大国「スウェーデン」 ウクライナに武器供与など支援表明、、、日本が部品製造等や生産協力で乗ってもおかしくない話だ。参考映像記事:ウクライナ、起死回生の法改正を発表!国産ドローン輸出開始で欧米支援依存からの脱却を目指す: 過去ブログ:2024年7月ウクライナで活躍するスウェーデン製兵器と新型兵器の開発:2月スウェーデンNATO加盟決定と周辺のカリーニングラードやモルドバ:2023年8月ウクライナ軍の南部での戦況とウクライナのEEZとF16:2022年5月フィンランド首相初来日 “ロシアにきぜんと対応継続”で一致:2021年12月フィンランドが米F35A戦闘機64機発注と日本のF35B:2014年5月平和中立スウェーデンの武器販売



nappi11 at 00:02│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2024年11月22日 08:12
やっとネタに逮捕状。
チンドンやっと観念。引退後の講演が気になりだしたか。
ショルツは何と言っているだろう。それどころでは無いか・・・

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