イエメン沖の紅海Red Seaを航行していた船舶がイエメンの親イラン武装組織フーシ派Yemen Houthi rebelの攻撃を受けたとみられる。英国海運貿易オペレーション(UKMTO)が2024年10月28日、明らかにした。それによると、この船舶はアラビア半島と東アフリカを隔てるバブ・エル・マンデブ海峡Bab el-Mandeb Straitを通過中に攻撃を受けたという。
フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。フーシ派は昨2023年10月以来、この海域の80隻以上の船舶にミサイルやドローン攻撃を仕掛け、計4人の船員を殺害。1隻を拿捕し、2隻を撃沈した。現地メディアによると、フーシ派による船舶攻撃が確認されたのは18日ぶり。
UKMTOは声明で、「船舶と乗組員は全員無事である」と述べた。民間警備会社Ambreyも攻撃を確認したと報告。「船舶の近くで2回爆発があった」と説明している。その時、この船舶は位置情報を送信しておらず、民間の警備員が乗船していたという。フーシ派はこの攻撃に関する声明を出していないが、攻撃を認めるまで数時間から数日かかることもある。参照記事 英文記事 、、、、紅海の先にはスエズ運河が在り、日本の貨物輸送にも影響の出る可能性がある。