アフガニスタンを統治するタリバン暫定政権は2024年10月24日、シャリア(イスラム法)や同国の価値観に反するとして、400冊の書物の発行・販売を禁じたと明らかにした。現地メディアによると、タリバン当局は本屋や出版社を捜索し、発禁となった本を回収したという。
勧善懲悪省は声明で、「この国の思想、信仰、統一、文化を破壊する敵の邪悪な計画に従って書かれた本は回収の対象になる」と述べた。また同省は「本屋の空きスペースにはコーラン(イスラム教の聖典)を含む宗教書物が並べられる」とした。タリバンは発禁リストを公表していない。
南部ヘルマンド州の勧善懲悪省は同日、全てのメディアに対し、生き物の映像を放映しないよう命じ、さらに生き物の撮影もやめるよう命じた。この決定は、人間や動物の放送や写真撮影を取り締まる最も新しい州であるヘルマンド州の情報省当局者によって発表された。参照記事 カンダハル州、タカール州、マイダン・ワルダク州の国営メディアは、タリバンの厳しい道徳規則が生み出されているとの警告から数カ月後、「魂のあるもの、つまり人間や動物の画像を放送したり放映しないよう」勧告されたとアラブニュースが伝えた。英文記事
イランやサウジアラビアを含め、イスラム教徒が多数派を占める国で同様の制限を課している国はない。 1990年代後半の以前の統治時代、タリバンはほとんどのテレビ、ラジオ、新聞を完全に禁止していた。英文記事
、、、、毎度、自分たちがイスラムを代表するかの様な思い込みのタリバンには辟易(へきえき)する。タリバン自体が、人類の持つ基本的人権という価値観に反する存在なのだが、それでも付き合う中露も、思い込みの偏った異端児と言うしかない。異端児は国際社会への出禁(できん)でも仕方ない。他国へ向かってまでも、自分らの民族、部族主義、反社会的カルトを振り回すほど、失礼で馬鹿げた行いは無い。