
しかし、アメリカやロシアなど大国が不参加により国際連盟は失敗。第二次世界大戦が発生。その国際連盟の反省によって生まれたのが現在の(日本語呼称)国際連合。
「1945年、終戦とともに国際連合は国際法のひとつである国連憲章を取り決め、同年に国際司法裁判所を設立。第二次世界大戦前には合法だった戦争を違法化し、国連が必要と判断した場合のみ平和的解決の手段として経済制裁や武力行使ができるようになりました。」参照記事
日本で国連と略される国際連合「 the United Nations」(連合国)という言葉が初めて用いられたのは、第二次世界大戦中、日独伊の枢軸国と対戦していた26か国が、アメリカ合衆国のワシントンD.C.に集まり、1942年1月1日、枢軸国への対決を明らかにした「連合国共同宣言(ワシントン宣言)」においてである。
つまり、第二次大戦の連合国=前大戦戦勝国が結束したのが国連なのだ。その国際連合憲章(以下「憲章」)では、日本など「第二次世界大戦中に連合国の敵国であった国」(枢軸国)に対する敵国条項: Enemy Clauses、独: Feindstaatenklausel、または旧敵国条項 )で規定した第53条および第107条と第77条の一部文言は今も削除されることなく有効であり、常任理事国は戦勝国から選ばれ、議会運営に於いてこれらの国は「拒否権」などの特権を保有している。
以上、事実関係と流れを書いたが、筆者が問題としたいのは、国際法は明らかに存在するが、「 the United Nations」(連合国、或は連合国家群)を国際連合=国連と訳されたのは天下の誤訳ではないのかと言う事。其の英語名のどこにも「国際」なる意味は全くないのだ。上記の太文字で表記した部分を、連合国、または戦勝国と読み替えると、日本語の国際連合=国連の陳腐さが分かる。
また、このことで「国際法は国際連合(通称 国連)が決めているもの」と思っている人が多いが、「国際法を決めているのは国連ではありません。じゃあ、誰が作っているの?というと、誰でもありません。」というのが現実で、極端に言えば、国連は、インターナショナルでグローバルな国際機関では無いとも言える。特定の国が作ったのではなく戦争参加国のみんなで作ったのが国連であり、国連憲章で在ると言う解釈も出来るが、ならば、差別的な敵国条項は削除すべきなのだ。日本は世界3位の分担金支出国だ。
コメント
日本の極悪性犯罪者も糾弾してくれたし・・・でも、あれどうなったのだろう。マスコミも興味が無くなったか。得意技。
さて、非自公民政権✕トランプ政権は、日本経済には最悪の組み合わせとなる。日本のトランスフォーメーションは進まないまま、世界のトランスフォーメーションが進む。
“日本でどのような経緯で国際連合と言われるようになったかについてはよく分からない。ただ、国際という文字が付くことにより、「日本を敵国としていた連合国の組織」というイメージは日本国民の中に無くなったことは確かだ。そこに巧まざる意図があったのかも知れない。”
頭の良いお役人の仕業かな。お客様は神様、の国だもの。