2024年10月21日  その他の 動植物 ネコ
SWA-Teams-up-with-Greater-Good-Charities-2024年の9月~10月にかけて、アメリカ南部は「ヘレン」と「ミルトン」という2つのハリケーンの直撃を受け、各地で洪水や竜巻による被害が発生した。テキサス州ダラスを本拠とする航空会社、サウスウエスト航空は、被災地のシェルターにいた動物たちを移送するため、同社の航空機を提供した。145匹以上の犬や猫がこの飛行機で安全な場所まで運ばれることに。そして当日の機長を務めたパイロットが、「乗客」の1匹だった小さな子猫に一目惚れ。正式に家族の一員として迎えることにしたそうだ。記録映像 
Shelter-Pets-Departing-Myr2024年10月12日、動物たちを乗せてサウスカロライナ州のマートルビーチ空港を離陸した飛行機は、無事にウィスコンシン州ミルウォーキーのジェネラル・ミッチェル空港に到着した。フロリダ州とテネシー州の動物保護施設で保護されていた動物たちは、被害の大きかった南部から移送され、中西部の各地にある8カ所のシェルターに分散して受け入れられる予定だという。彼らを移送したことで被災地のシェルターには余裕ができ、ハリケーンで飼い主と別れ別れになったり、ケガをしたりして保護されたペットたちを収容する余地が生まれたのだ。このミッションは、 Greater Good CharitiesLucky Dog Animal Rescueの2つの動物保護団体、そしてサウスウエスト航空の協力によって実現した。

Southwest-Airlines-Captain-Matthew-P20241018_044932-4_eこの飛行機を操縦していた機長のマシュー・プレビッシュCaptain Mattさんは、「乗客」のひとり、子猫のエイヴリーに夢中になってしまった。機内から奥さんに電話をかけて、エイヴリーを連れて帰ってもいいかどうか、お伺いを立て、奥さんからのGOサインが出たため、マシューさんは正式にエイヴリーを引き取りたいと申し出た。この申し出を受けたスタッフにも、もちろん異論はなかった。早速機内で手続きが行われ、エイヴリーは晴れてマシューさんの飼い猫に。

サウスウエスト航空では、このフライトに先立ち、被災地へ約2.7tの支援物資を届けるミッションも行っていた。物資にはシャンプーや衛生用品、毛布や着替え、シーツなどが含まれていたという。実はこの航空会社は、2012年に発生したハリケーン「サンディ」、そして2017年のハリケーン「ハービー」襲来時にも、今回と同様のミッションをこなしていたそうだ。また、同航空はマクドナルドが運営する、「ロナルド・マクドナルド・ハウス(難病の子供とその家族のための宿泊施設。日本ではドナルド・マクドナルド・ハウス)」への支援も行っている日頃から困っている人や動物に手を差し伸べて来た実績と風土があったからこそ、今回のミッションもスムーズに遂行できたのだろう。以前に、カリフォルニア州のサンディエゴまで64匹の動物たちを運んだ時の様子:pic.twitter.com/3EzQ5SjGPB参照記事 、、、日本ではまだ、動物シェルターの必要性すら検討されていない。

nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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