韓国軍は2024年10月15日、北朝鮮が現在封鎖されている南北間道路の北側の一部の爆破したと発表した。記録映像
合同参謀本部は声明で、北朝鮮が同日正午ごろ、南北間をつなぐ道路と鉄道の北朝鮮側の一部区間を爆破したと明らかにした。「韓国軍は監視と即応態勢を強化している」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
韓国統一省は「異常な措置だ」と爆破を非難。爆破は境界線から約10メートル地点で事前警告もなかったとして韓国軍関係者は「朝鮮戦争の休戦協定違反に当たる」とした。
北は10月3日と9日に平壌上空で韓国のドローンを検知したと主張。韓国を破壊することができるあらゆる攻撃手段を準備し、韓国のドローンが再び領空を侵犯した場合、警告なしに対応すると警告していた。
朝鮮中央通信(KCNA)は15日、金正恩(Kim Jong Un)党総書記の発言を引用し、韓国のドローン飛行疑惑を「敵の挑発行為」と表現。「即時の軍事行動」と国の主権を守るための「戦争抑止力」の運用に関する指針を軍指導部に提示したという。
キムは前日、ドローン問題を受け、安全保障会議を招集し、先週、特殊作戦部隊の基地を訪問した際、韓国が北の主権を侵害する武力行使に出た場合、核兵器を含む保有するすべての兵器を使って韓国を破壊すると警告。韓国政府は当初、韓国のドローンが北の領空を侵犯したという主張を否定していたが、その後、北の主張が事実かどうかは確認できないとして、対応を協議するとした。参照記事 参照記事
北の2023年の貿易額は74.6%増の27億7000万ドル。輸出は104.5%、輸入は71.3%、それぞれ増加し、韓国中銀によると、2023年貿易額のうち対中国が98.3%を占めた。参照記事 、、ウクライナ特需でロシアとの関係も深くなり、強気に出てきたのか?