FireShot Webpage Screenshot #1050 - 'NewsX Iロシアの情報機関は「イギリスとヨーロッパの街中で持続的な騒乱mayhem」を引き起こすことを使命にしている――。英情報局保安部(MI5:エム‐アイ‐ファイブ・Military Intelligence 5)のトップが2024年10月8日、そう警告を発した。

MI5のケン・マカラムKen McCallum長官は、イギリスの安全保障上の脅威に関して年次報告をし、その中で、イギリスがウクライナを支援するようになって以降、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の工作員らがイギリスで「放火、破壊工作、無謀さを増した危険行為」を行ってきたとした。また、MI5はイランが支援する計画についても、2022年以降に20件対処してきたと説明。その大部分はそれ以前と同様、イスラム過激派や極右テロリズムに関係したものだったとした。長官はさらに、テロ関連の脅威と諸国家からの脅威が複雑に絡み合っている状況によって、MI5は「とんでもなく大きな仕事を抱えている」とし、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS、IS)と国際テロ組織アルカイダが「復活」して英国を脅かしているとの見方を示した。

長官は年次報告で、以下の点を明らかにした。

FireShot Webpage Screenshot #1052 - 'MI5 spy ch若者がオンラインの過激主義にいっそう引き込まれている。テロ関与の疑いで捜査された人の13%が18歳未満だった

イギリスで「集団殺害」を行うことを目的とした、銃器や爆発物が絡んだ後期段階の計画が、2017年以降に計43件阻止された

国家による脅威に関するMI5の調査件数が48%増加した

テロ対策は「75%がイスラム過激派、25%が極右テロ」に二分された

FireShot Webpage Screenshot #1051 - 'MI5 spy chief warns of長官はまた、「私たちは現在、ヨーロッパでの大規模な地上戦を背景に、それら(テロ)の脅威と、国家が支援する暗殺や破壊工作の策略に直面している」と説明。イギリスがウクライナ支援で「主導的役割」を果たしていることから、「プーチン政権の熱狂的な想像力におけるイギリスの存在は大きくなっている」とし、イギリス国内での敵対行為が今後も予想されると警告した。イギリスの現在のテロ脅威レベルは「相当(SUBSTANTIAL)」で、攻撃が起こる可能性が高いとされている。

マカラム長官によると、ロシアがウクライナを侵攻して以来、ヨーロッパではロシアの外交官750人以上が追放された。「その大多数」はスパイで、この対応がロシア情報機関の能力に影響を与えているという。また、ロシア当局は民間の工作員や犯罪者らに「汚れ仕事」をさせるようになったが、活動の質が落ち、失敗しやすくなったという。同長官がこれほどはっきりロシアを非難したのは初めて。、、、キア・スターマーKeir Starmer首相は、マカラム長官が説明した「冷静な調査結果」は重要だとした一方、「この国の治安サービスは世界トップクラスであり、安全を守るために必要なことはすべて行う」ことについて、国民は安心していいと述べた。参照記事 英文記事:Russia on mission to cause mayhem on UK streets, warns MI5:、、、、当然だが、同じ脅威は欧州全域で起きる可能性が在り、日本でも中、露、北朝鮮等によって行われていると見ていいだろう。すでに相手が不明なサイバーテロが日本でも起きている。 過去ブログ:2024年10月フィンランドから、今年夏の英国の騒乱を煽った悪ガキ;イギリスがようやく国家安全保障法を成立させたのは2023年のことだ。これによって英政府は、外国による干渉やその他の活動に対処するための新たな権限を得た。遅きに失したという批判もある。日本にはまだ、スパイ防止法すら無い。 参考:中国スパイ活動の脅威は拡大中、しかし西側は追いつけていない:過去ブログ:2024年6月中国吉林省の公園で米国人大学講師4人が何者かに刺される:2021年3月中国に利用されまくる日本の大学、研究機関と日本政府の腑抜け:1月44人の日本人研究者が中国の「千人計画」に関与



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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