2024年10月3日、韓国・JTBCは「韓国政府が誇ってきたポーランドへの兵器輸出、その中でも国産戦闘機FA‐50をめぐってトラブルが続いている」と伝えた。記事によると、韓国航空宇宙産業(KAI)は2022年9月、ポーランド政府と軽攻撃機FA‐50、48機の輸出契約を結んだ。このうち12機が昨2023年12月に引き渡され、2028年までに36機が納品される予定となっている。
しかし最近ポーランド側が、米国製空対空ミサイルを装着する約束を履行するよう求め、契約書の文言を根拠に不満を示している。2024年10月2日に国防次官が韓国国防部長官と会談した際も同問題に言及したとされている。一方、KAI側は「ポーランドが無理な要求をしている」との立場を示している。KAI関係者は「そもそも米国製空対空ミサイルの装着を約束した事実がない」と反論し、「契約書には『可能性を検討』程度の内容が含まれているだけで義務条項ではない」と説明した。
FA‐50の輸出をめぐっては、先に引き渡された12機のうち11機で「整備不良」問題も起きている。ポーランドとはFA‐50をはじめK9自走砲やK2戦車など40兆ウォン(約4兆3982億円)規模の兵器輸出契約を結んだ状態。防衛産業の主要顧客であるポーランドとの関係でトラブルが相次いでいることを受け、韓国大統領室は最近、関係者を呼び叱責したとされている。、、参照記事
、、、受注前後に韓国が、「検討したが無理だ」と言えばいいだけで、受注後も頻繁に意見交換は在ったはずで、売り手として不親切だ。それより、納入後の新品に「整備不良」とは信じがたい。韓国には売り手としての誠意も無いのか?もっとも、約束しても守らないのは韓国のお家芸だが、、。
ポーランドの国防省は2022年12月6日(現地時間)、北部のグディニャGdyniaにある海軍基地で韓国製の戦車K2と自走砲K9の初めての引き渡しを記念する式典を開いた。この日にポーランドに引き渡されたのは10台のK2戦車と24門のK9 155mm自走榴弾砲。両国が第1次の実行契約を締結した8月からわずか約4か月で引き渡しが行われたもので、
ポーランドの緊急要請を受けて迅速に進められた。ポーランドは韓国から計980台のK2、648門のK9、3編隊(計48機)の戦闘機FA50、288基の多連装ロケットシステム(MLRS)「天舞」を導入する計画と公表している。参照記事 右は、フィンランドに輸出された韓国のK-9自走砲Eteläkorealainen K9 Thunder- tela-alustainen panssarihaupitsi(英:K9 Thunder self-propelled howitzer:呼称はThunder/サンダー「雷鳴」) 過去ブログ:2024年4月ロシア見据え北欧、バルト、欧州諸国で徴兵、軍備見直し:3月EUに漂う欧州戦争への覚悟と用意 世界が不安定化:1月ロシアが韓国に武器輸出で警告とNATO諸国の軍備強化:2023年7月新世代戦車開発急ぐ韓国が豪州から129台受注と近代兵器:6月反露ポーランドの軍備増強と、その必然性:2019年3月韓国防衛産業の行き詰まりと日本、欧州各国の防衛開発:2017年3月フィンランドが自走砲48台を韓国から購入: