イスラエル軍が2024年9月6日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区West Bankの3つの難民キャンプから部隊を撤退させた。イスラエル軍は先週、ヨルダン川西岸一帯で大規模な軍事攻撃を開始し、50人近くのパレスチナ人を殺害した。
現地メディアによると、イスラエル軍の部隊は主要道路のひとつに設置された検問所からジェニンJenin難民キャンプを出たという:映像。トゥルカレムTulkarmの部隊も6日朝までに撤退したようだ。
ヨルダン川西岸では昨2023年10月にガザ紛争が始まって以来、暴力事件が急増し、今回の取り締まりは過去11カ月で最も激しいものとなった。この作戦の間、イスラエル軍は3つの難民キャンプに拠点を置く過激派を標的にし、撤退に際しイスラエル軍は声明で、「治安部隊は対テロ作戦の目的を達成するために行動し続けている...」と、作戦はまだ終わっていないことを示唆した。イスラエル軍の取り締まりは主にジェニンとトゥルカレム難民キャンプに集中している。専門家によると、今回の取り締まりは2000年代初頭の第2次インティファーダ(反イスラエル闘争)以来、最も激しかったという。写真右下:スラエル軍の軍事作戦のさなかに難民キャンプから立ち上る煙=2024年8月28日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニン
パレスチナ保健省によると、ヨルダン川西岸地区では昨2023年10月以来、イスラエル当局による取り締まりと入植者による暴力で700人近くのパレスチナ人が殺害されたという。参照記事 参照記事 過去ブログ:2024年8月イスラエル軍、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区へ攻撃: