https _public.flouris日本時間2024年8月10日午前1時50分時点の主なウクライナ状況
ロシア軍とウクライナ軍は、ロシア領南西部クルスク地方 southwestern Russia’s Kursk region(Kursk oblast)の共通国境付近で4日間にわたり激しい戦闘を繰り広げた。ロシア政府は、複数回の爆撃を実施しながら、さらに多くの兵力と重火器を同地域に派遣したと述べた。現地9日時点でクルスク州内のウクライナ軍は北へ進撃し、ロシア国防省は9日、ウクライナの越境攻撃に対抗するため、戦車、装甲車、大砲、ロケットシステムなどをクルスク州に向かわせていると明らかにしていた。左下拡大図のピンク色がウクライナ軍の進撃状況で、KM表示の数字は、赤丸地点から点線先の地域までの距離数を示している。ウクライナ軍のベルゴロド州Belgorodへの進撃も言われるが、まだはっきりしない。 映像:HIMARSによるクルスク州への砲爆クルスクで破壊されたロシア軍トラックウクライナの進撃

GUfmaVwWoAAKA7E クルチャトフ市の原子力発電所 a nuclear power plant in the town of Kurchatovや欧州に輸出するガスポンプ所から数キロ~数十キロ離れた場所で戦闘が発生したとみられるため、ロシアはクルスクで連邦非常事態を宣言した。原子力発電所のあるクルチャトフ市は、左図で青丸。映像記事:ウクライナ進撃と原発
米国のミラー国務省報道官は7日、ロシア領クルスク州情勢にコメントした際に、ウクライナは軍事行動に関して自分で決定を下していると発言し、欧州連合(EU)のスタノ報道官は7日、クルスク情勢につき、国際法に従えば、ウクライナには侵略国の領土を攻撃することを含む合法的な自衛権があると発言している参照記事 

FireShot Webpage Screenshot #1033 - '_1FireShot Webpage Screenshot #1034 - ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領Ukrainian President Volodymyr Zelenskyy は、ドネツク東部コスティニウカのスーパーマーケット a supermarket in Kostiantynivka in the eastern region of Donetsk 襲撃で少なくとも12人が死亡、数十人が負傷したことを受け、「ロシアは責任を負う」と明言した。英文記事と映像 14人死亡、43人負傷との記事がある。英文記事 

7926d9a5-slipetsk-airbase-warehouse-storage-depot ウクライナは、ウクライナ国境から300キロ(190マイル)離れたリペツクLipetsk 300km (190 miles) from the Ukrainian border. のロシア飛行場に対し、無人機の群れを使った「大規模な」攻撃を開始した。地元当局者によると、数人が負傷し、数百戸が避難した。英文参照記事 ウクライナ国防軍は8月9日夜、ロシア軍飛行場「リペツク2“Lipetsk-2 airfield” 」を攻撃することに成功し、爆発と火災を引き起こし、700発以上の誘導爆弾を破壊した可能性がある。英文記事 記録映像 記録映像cae29cd7 参照記事 過去ブログ:2024年8月ウクライナ軍がロシア領クルスク州への侵攻の意味は?:8月なぜ、ロシア軍はもう長くは戦えないのか?まさかの燃料が枯渇:7月:露はウクライナ支援国へ報復止めないと英軍トップと拡大する無人機攻撃圏弾薬庫の爆発、炎上にロシアはウクライナ都市部への空爆で反撃
935fb68a、、、今のクルスク方面の進撃には、7月7日のモスクワ南部のボロネジ(Voronezh:ヴォロネジ)の弾薬庫破壊、7月末までの空軍基地への空爆成功などが大きく影響しているように思う。これらの事で、ロシア軍のロシア西部の制空権と攻撃力が大きく後退したと思えるからだ。更に、ウクライナへF-16戦闘機が実戦配備され、ウクライナの攻撃力は格段に強力なった。参考映像:ロシアはどう動く?「F-16の実戦配備により、戦争はどう変わるのか?」ウクライナ軍によるロシア連邦クルスク州進撃作戦 クレムリンは連邦レベルの非常事態を宣言:2024/8/9映像戦況報告:ウ軍前進!破竹の勢い【ロシア緊急事態】ロシア領内1000平方キロ侵攻!アメリカお墨付き
index hgf、、、これだけのウクライナの大作戦が漏れないわけが無いと思っていると、ゲラシモフ参謀総長辺りは、越境攻撃の2週間前に情報を入手していたにもかかわらずクレムリンに報告せず、プーチンが激怒したとのうわさ話も出てきている。しかしこの事は、情報のプロであるプーチンの失態とも言えるだろう。
FireShot Webpage Screenshot #1498 - 'Ukrainそれより気になるのは、越境したウクライナ軍に、覆面をした兵士団がいたと言う事で、もしかしたら、投降したロシア兵が参加していたのではと想像している。最近ウクライナ各地のロシア兵が反乱を起こし、ザポリッジャ州Zaporizhzhiaでは、激戦地への転戦を嫌ったロシア兵約800人が逃亡したとも言われている。 参照記事 参照映像記事 

FireShot Webpage Screenshot #1525 - 'ウクライナ越2024年8月11日:ウクライナ軍による大規模な越境攻撃が続く中、ロシアは10日、国境地域から住民7万6000人以上を避難させ、「対テロ作戦」を開始したと発表した。ロシア国営タス通信(TASS)は、戦闘地域に近い自治体の関係者による10日の記者会見での発言を引用し、「7万6000人以上が一時的に安全な場所に避難した」と報じた。国境地域には緊急援助が搬入され、避難者のために首都モスクワ行きの列車が追加で運行されている。
1405009そうした中、ロシア国営原子力大手ロスアトム(Rosatom)は10日、戦闘地域から50キロ未満の距離にあるクルスク原子力発電所Kursk nuclear power plant:左(クルチャトフ市 Kurchatov近郊)への「直接的な脅威」について警告を発した。参照記事 英文記事 
 
ILMGv-the-kursk-front1.153204ウクライナによるロシアのクルスク地域への侵攻は、当初、単なる国境を越えた攻撃であると考えられていた。現在、それは主要な目的を持った本格的な軍事作戦であるようだ。この奇襲攻撃は戦車や装甲車両に乗った1,000人以上のウクライナ兵によって始まり、特殊部隊や防空部隊の支援を受け、それ以来規模は拡大した。8月6日火曜日以来、彼らはロシア領土内に9マイル以上進軍し、(ロシアのガスをヨーロッパに送り出す)スジャSudzha・ガス計量所を制圧し、数十人のロシア人捕虜を捕らえた。
ウクライナはロシア国内に新たな戦線を開くことで、クレムリンに注意と資源を最前線からそらすよう強いている。キエフKyivがロシア国内わずか8マイルにあるスジャ・ガス計量所を管理下にしたことにより、ウクライナはロシアの輸出天然ガスを自由に止めたり入れたりできる権限を得た。また、ウクライナ軍がクルスク原子力発電所Kursk nuclear power plantを占領・保持できれば、ロシア占領下にあり停止中のウクライナのザポリージャ原子力発電所Zaporizhzhia nuclear power plant との交換材料にされる可能性がある。同時に、ウクライナ軍が今後の進撃で確保するロシア領土は、今後の交渉において強力な交渉材料となる可能性もある。英文記事 

FireShot Webpage Screenshot #1527 - 'ebdd8130-5705-11ef、、、以上の英文記事の解説が、筆者の想像に一番近いのだが、ゼレンシキー大統領は11日、ウクライナ軍の攻撃だと正式に認め、ロシア軍の兵力分散が目的だと語った。作戦的にもそれだけでないと思うが、全ては語らないだろう。
すでにベラルーシは国境へ軍を増強し、プーチンはクルスクへ増援部隊を送り込み、ロシア内の右派からは戦術核の使用をほのめかす発言が出ている。今回のウクライナの思い切った作戦が、全体の戦況にどんな変化をもたらすのか? 勝算が在ってした事とは思うが、、。
時期的には、ウクライナのサミSumy地域へのロシア軍の進攻準備を察知してこの時期に決行したとも、エネルギー不足の冬を前に決行したとも言われている。また、現在のウクライナは、F-16も到着し、砲弾も十分で、FireShot Webpage Screenshot #1526 - 'HIMARS Oblite兵器も装備もロシア軍より近代的だとも言われている。事実、進撃に際し、進化した大量のドローンで十分に監視し、その情報で相当な量の砲弾がHIMARSで正確にクルスクの標的に撃ち込まれ、ロシア西部のロシア空軍基地へは、ドローンが波状攻撃を重ね成果を上げている。映像:HIMARS Obliterates Russian Convoy In Kursk:2024/8/10映像戦況報告:プーチン軍全滅【クルスク戦況】ウ軍占領地急拡大!住民歓迎【ロシアにハイマース】兵士400人損失過去最大:映像:クルスクへ進撃のウクライナ軍、まとめ映像Compilation of the Ukrainian Kursk offensive in Russia.:映像中の捕虜はすべてロシア兵 別映像 
ukrainian-servicemen-ride-military-vehicle-9242717942024年8月12日英国紙THESunは12日、ウクライナ高官はAFPに対し、ウクライナのロシアへの大胆な侵攻は、プーチン大統領の軍隊を可能な限り拡大し、さまざまな地域に薄く分散させ、混乱させることだと語った。同氏はまた、キエフが1,000人の軍隊を派遣したというロシアの主張がいかに重大な過小評価であるかを明らかにした。ロシア領土内での前例のない動きのさなか、今日ロシアがさらなる避難命令を余儀なくされたため、数万人が国境地帯から避難している。
ukrainian-servicemen-pose-picture-near-924627047戦車と航空機の支援を受けた約1万人のウクライナ軍は現在、ロシア国内を32キロ近く進軍し、クルスクとベルゴロドKursk,Belgorodの地域を攻撃している。ロシアが第二次世界大戦以来侵略されるのは初めてであり、核保有国に侵略されるのも初めてである。
また、この侵攻は、ウクライナの士気を高める大きな勝利として機能するだけでなく、キエフの基本計画における第二の重要な目的も持っている。軍事アナリストのフランツ・ステファン・ガディ氏はワシントン・ポスト紙に対し、「これは間違いなく、西側諸国やウクライナの同盟国やパートナーに対する、ウクライナが依然として攻撃作戦を開始する能力があるというシグナルであるという考えが一つの考慮事項である」と語った。
FireShot Webpage Screenshot #1531 - kjhウクライナ軍兵士らは新たな前線に沿って塹壕を掘っており、クルスクでの長期占領を試みる計画を固めているようだ。クルスク侵攻は、第二次世界大戦後、ロシアに対する外国軍による最も重大な攻撃で、ロシアを不安定化させることを目的としたウクライナは、クレムリンの不意を突くことに成功した。FireShot Webpage Screenshot #1533 - '1ロシア軍は、国境地帯でのウクライナの成功を打ち砕くために、国境地帯への兵力、戦車、航空、砲兵、無人機の予備確保を急いでいるが、ウクライナ軍は8月12日、東部ドネツク州Donetsk regionホルリウカHorlivka(ロシア語名:ゴルロフカ)にある重要な軍事施設、弾薬庫、兵器修理工場などを破壊したと公表している。英文記事 映像記事:スジャ市で包囲された!ロシア軍が罠に落ちた!ホルリウカの軍事施設への攻撃!ロシア軍の命綱を断つ

nappi11 at 08:08│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2024年08月10日 13:08
サヘル地域でワグネルをやっつけた。
現スーダン政権からいろんな情報を得ているのでは。ワグネルはクーデターで潰された前政権と繋がっていた。
2. Posted by 甲東   2024年08月10日 15:12
今年の2月末、ウクライナからスーダンに一発目の小麦が届いた。費用は全てドイツ持ちと。スーダンだけで無く、エジプト等々にも送られている様な。
あくまでも人道支援だが、ちょいおまけを付けてもらっていそうな。バイトも過ぎると批判されるよ。
3. Posted by ん   2024年08月11日 21:28
へー、ウクライナがそっちへ仕掛けたんだ。
南部が停滞しているので、別正面を作ったのですね。
ミリタリー的に、興味深い展開ですね。

コメントする

名前
メール
URL
絵文字