
イギリス政府は6日、X(旧ツイッター)の所有者であるマスク(Elon Musk)氏が移民排斥を訴える極右を支持し、同国を揺るがす暴力的な抗議デモを煽っているとして、責任ある行動を取るよう呼びかけた。アレクサンダー
(Heidi Alexander)法相:右 はマスク氏が「イギリスで内戦は避けられない」と投稿したことを受け、声明を発表しが、マスク氏はその後、イギリスの刑事司法制度は極右よりイスラム教徒を寛大に扱っていると主張。英当局の取り締まりを旧ソ連になぞらえた。アレクサンダー氏はタイムズの取材に対し、「内戦という言葉は決して許されるものでない」と述べ、マスク氏を批判した。また同氏は全国各地の暴動によって警察官が重傷を負ったり、略奪や放火が相次いでいると述べ、「いかなる理由があろうと、そのような暴挙は許されず、関与した者は法に基づき処罰されるだろう」と強調した。
この暴動はイングランド北西部サウスポートSouthportの住宅地で発生し、3人が死亡した殺傷事件に端を発する(上記過去ブログ参照)。移民排斥を訴える極右デモは北アイルランドからインドランド南海岸の都市や町に拡大。反移民やイスラム嫌悪のスローガンを掲げる極右と警察が衝突する事態となった。
スターマー(Keir Starmer)首相は6日、閣僚と警察幹部による緊急閣議を開き、「このような暴力に関与した者は全員処罰される」と表明した。それによると、20以上の都市や町で暴動が発生し、これまでに400人以上が逮捕され、うち約100人が起訴されたという。
8月4日にイングランド北部ボルトンBoltonでパトカーを壊したとして起訴された18歳の男James Nelson, 18は、この騒乱で最初に実刑判決を受けた容疑者となった。BBCなどによると、マンチェスター地裁は6日、器物損壊罪で男に懲役2カ月を言い渡したという。、、Xやフェイスブックなどではサウスポートの事件後、容疑者:左 の偽の氏名が拡散。さらに容疑者が最近到着した移民であるという偽情報も広まった。ロンドン警視庁はこの事態を受け、容疑者の氏名を公表。容疑者の両親はルワンダ出身であったが、移民ではなかった。参照記事 英文記事 英文記事
ところで、18才の男は“一応”キリスト教徒では。ルワンダの90%はキリスト教。恐らく、イギリスのぼんさんが広めた。