ロシアといえばエネルギー資源が豊富な国として有名で、そのことが西側諸国の経済制裁が効いていないとも言われていた理由の一つでもあったのですが、そんなロシアがまさかの燃料に悩むことになってきています。其の事を、約20分の 映像解説 が丁寧に解説しています。知られているように、ロシアは、経済制裁による財源不足を補うため、価格を下げて中国、インドへ原油を輸出しているが、それを国内需要に振り向けようにも、ウクライナの攻撃で、主要なロシア国内原油精製施設のガソリンなどの精製品製造能力が減退しているのが実態で、今では、旧衛星国カザフスタンからガソリンを購入しているとされる。
映像では、ロシア領内の施設への攻撃が、西側兵器で行われているように述べられているが、2023年末位からの攻撃では、ウクライナが改造し、長距離攻撃が可能になったウクライナ産ドローンや長距離ミ
サイル、ロケットがロシア領内、最大で1800キロまで離れた施設を攻撃している。少なくても、ウクライナから1600キロのロシア領内の石油、ガス精製施設、軍事基地はウクライナの攻撃圏に入ったと言われ、今後さらに射程距離は伸びるだろうと言われている。また、一部ウクライナドローンはＧＰＳを使用しないでの航行で、ロシアの電波妨害も効かないと言われている。映像の説明通り、ロシア産原油は、サウジアラビアなど中近東の産油国にも輸出されているが、これは、産油国が質の悪いロシア産原油を精製燃料の原料に回し、良質な原油を日本などへの輸出に回している結果だ。また、ロシア産原油から出来た航空機燃料は英国などへ輸出されていると言う。過去ブログ：2024年7月露はウクライナ支援国へ報復止めないと英軍トップと拡大する無人機攻撃圏：参照記事
左上図の2024年4月5日の説明には「ウクライナの新型無人機は、戦略爆撃機のあるオレニャ飛行場を含むムルマンスク地方の軍事基地を攻撃できるようになる"」と述べられていたが、その後、7月27日、1800キロ離れたオレニャOlenya軍用飛行場は、ウクライナのドローンで攻撃された：右図。ここには、攻撃を避けた長距離大型爆撃機が集まっていた。2024/8/2映像戦況報告：チェチェン司令官「ロシア軍は6か月以内に敗北します」ロシアテレビで暴露：2024/8/3映像戦況報告：燃えるロシア 各地で大炎上中：過去ブログ：2024年7月余りの損失の多さにロシア国内に高まるプーチン非難：
