中国の王毅外交部長はこのほど、米国、ウクライナ、ロシアの外相とそれぞれ会見した。写真は右から、2024年4月、2月、4月の物。
中国外交部の林剣報道官が2024年7月29日の定例記者会見で、「中国はロシア・ウクライナ戦争の調停役を務めるのか」との記者の質問に答え、「ウクライナ危機について、中国は一貫して早期に停戦して戦争を終結させ、政治的解決を模索することが各方面の共通の利益に合致すると考えている。中国は一貫して対話交渉がウクライナ危機を解決する唯一の実行可能な活路であると主張し、終始客観的で公正な立場を堅持し、和解を呼びかけ、話し合いを促すことに力を注いでいる。中国は引き続き平和と対話の側に立ち、国際社会がより多くの共通認識を結集して、危機を政治的に解決する実行可能な道を共に模索していくことを支持する」と述べた。参照記事 参照記事
、、、言っている事が余りに白々しくて、あっけに取られるほどだ。調停役どころか、ウクライナ戦争の戦火に油を注いでいるのが中国で、その横から、弾薬と言う焚き木をくべているのが北朝鮮だろう。王毅(ワン・イー Wáng Yì )共産党政治局員兼外相のしている事は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と対西側対策を練り、ウクライナのクレバ( Dmytro Kuleba)外相、ブリンケン米国務長官へ接近しては、国際戦争犯罪人の身で渡航できないプーチンと、外交、経済音痴な習近平国家主席に代わり、時間稼ぎと情報収集に懸命なだけだ。過去ブログ:2024年4月中国が親露政策への米の批判や圧力に反発 泥船に乗った?:狙いは、如何にして中国が損をしないかに尽きるだろう。ロシア経済は深刻で、最近の映像記事では、2024/7/30:中央銀行にハッカー参上!ロシア全銀行大混乱で業務停止に追い込む!国民生活石器時代に:とまで報道されている。
中国としては、深入りしすぎて、引くに引けないと言う状態で、ここでも習近平は失策を犯した。恐らくプーチンの言う事を信じて、短期に終わる紛争位に見ていたのだろう。右の写真は、2023年5月、ロシア・サンクトペテルブルクで行われた
軍事パレードで、ウクライナに対する全面戦争で専用の装甲車両を補充できる以上のペースでどんどん失っているロシアは、失った1万5000両にのぼる装甲車両の補充に四苦八苦し、1世紀前に葬り去られ、博物館に在った様な装甲軍用バイクでの攻撃、弾薬、兵員搬送という
アイデアを復活させることになった。最近は、中国製オフロードバイクが使用されている。西側の記事は、この状況を、映画「マッドマックス」:左 に例えている。 参照記事 映像:攻撃されるバイク:無人機攻撃の餌になるバイク部隊:電動キックボードで移動のロシア兵:2024/8/1映像戦況報告:F-16ウクライナに登場 ロシアは敗退に次ぐ敗退で大損害 ガスプロム大赤字!破産一直線 ロシア人材不足極まる!移民消えスーパーは空っぽ: