

ウクライナ軍関係者によると、撤退は数週間前に行われた。軍は2023年秋に大規模な渡河作戦を実施し、クリンキを制圧した。2023年6月に南部ザポリージャ州Zaporizhiaなどで始めた反転攻勢が停滞したため、ヘルソン州Khersonで戦局を打開する狙いがあったとみられるが、露軍の防衛線を突破できなかった。逆に露軍の攻勢を受け、多くの兵士が犠牲になっているとの指摘も出ていた。




ウクライナ軍のドローン(無人機)操縦士、コールサイン「Kriegsforscher(クリークスフォルシャー)」によれば、ロシア軍はノボミハイリウカ方面でも車両をおよそ300両失ったという。アウジーウカでの損害から類推すれば、死傷者も1万3000人程度にのぼったのかもしれない。映像:ドローンの直撃受けるロシア戦車:塹壕を攻撃のウクライナアゾフ大隊:
ノボミハイリウカを占領してから数カ月間、ロシア軍はその北、西、南で攻撃を続けてきた。しかし、米国の支援が再開し、米国製の弾薬が前線のウクライナ軍部隊に届くようになるにつれて、攻撃の成功率は下がり、ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)の作戦状況評価によると、ウクライナ軍は7月2日にもノボミハイリウカの南でロシア軍の攻撃を撃退している。参照記事

ウクライナは最近、西側が供与した兵器によるロシアへの越境攻撃を許可された。ただこれらの標的は北東部ハルキウ州Kharkiv近くの軍事施設で、ロシアによるウクライナ攻撃を支援しているケースに限定されている。それ以外のロシア領内深くに対するあらゆる攻撃は、ウクライナが自国で開発した兵器によって遂行しなくてはならない。ドローンはそうした戦略の大部分を占め、ウクライナ製大型ドローンの到達距離は1250kmを越え、従来の小型ドローンも、より大きな爆弾を搭載できるように改良が成されている。
当初、無人機システムは国境に近いエンゲルス空軍基地など、ロシアの軍事施設を攻撃するために使用された。最近では、モスクワの金融センターを含む施設等への無人機による攻撃があり、これはウクライナ軍か、あるいはロシア国内の親ウクライナ団体のいずれかによって実行された可能性がある。
軍事面でのロシア領内での影響は限定的で、これまでのところ攻撃による死者はおらず、被害も最小限にとどまっているようだ。しかし彼らは、ロシアの政権、国民、企業に対し、戦争が再びロシアに起こる可能性があるというシグナルを送っており、ロシアの防空体制は、これを防ぎきれないという現実が浮上した。ラトビアの国防長官は、2025年2月までに100万機のドローンをウクライナに届ける計画が、同盟
国からの拠出が積み重なることで前進していると語った。参照記事 英文記事 英文記事 英文記事 英文記事 映像:ドローンでの地上攻撃:ドローンによる海上攻撃:、、、ウクライナで起きている全てが、今後の世界の、日本の防衛戦略の多きな指針となっている。世界第2位の軍事大国ロシアは、戦車の保有数が圧倒的世界一で、「戦車大国」と呼ばれていたが、、、映像:なぜ、ロシアはウクライナ侵攻最大の戦車戦で敗けたのか?:参考:無人機の戦争~拡散する新たな“兵器”:
、、19世紀半ばのロシアはウクライナ戦争で英仏トルコ連合に敗れ南下に失敗、その後極東で南下を計るも日露戦争でバルチック艦隊は日本にボロボロにされ、内戦、革命を経てソビエト、そしてロシアになった。しかし大国にのし上がった途端に、懲りも無くプーチンは、今度はウクライナ、黒海へ侵略を仕掛けたが、今は自由主義世界を相手にロシア存亡の危機を招いている。
2024/7/20映像戦況報告:ロシア原発事故で戦争不能へ【ロストフ原発事故放置】故障が放射能漏れに発展!チェルノブイリ×10倍の惨事が目前 映像の14分10秒ころ解説:ロシア側は、ロストフ原発:Rostov NPP:Rostov nuclear power plantの変電所の故障で、7月21日には復旧すると述べているが、詳細は不明。右下図は、ウクライナとロストフ原発の位置と、映像解説の放射能汚染された気流の流れ。英文記事 映像:ウクライナのドローン攻撃: